漢語和語そして外来語と、その表記を書き分けてきた。漢字語、仮名書き語、となると、ローマ字語である。語彙の借用には、ローマ語とはならない、ローマ字語は表記だけのことになる。それは英語における人名地名を表記する際のこと、それが、日本語の固有名の、英文中に出てくる場合のこととなる。英語教育が推奨する書き方があった。そこには統一表記のためであると断る。すると、日本語がローマ字語になる、その現象はローマ字スタイルの表記に、日本語として、やはりある。出稼ぎ、デカセギ、となるような、日本語が、dekasegi、となれば、語彙の借用関係が起こっている。ローマ字語である、といってよい。そこで、いま、考えようとしたのは、日本語の漢字仮名交じりに、ローマ字表記の語が入ってくる、そういう現象であることに立ち戻って、AIIBすなわち、Asian Infrastructure Investment Bank、となって、アジアインフラ投資銀行とアジア開発銀行の、ADBすなわち、Asian Development Bank 、とのかかわりに、ローマ字表記の略語をあらためて、とらえてみるようなことである。 . . .
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