英国の国民投票は離脱という結果になった。若者の投票行動と50代、60代世代の行動とがかけ離れたような報道である。そこに、離脱に投票したことを悔やむ声としてニュースは取り上げる。欧州連合からの離脱を問う国民投票で離脱派が勝利した英国で、離脱に票を投じた有権者から、結果を受けて思い直し、BritainとExitを組み合わせた造語、Brexitに続いて、ツイッターにはRegretとExitを組み合わせた、Regrexitなる造語が用いられているという。それを悔いるのは、やはり高齢者たちなのか。年齢別の投票 18~24歳の残留派:75% 25~49歳の残留派:56% 50~64歳の残留派:44% 65歳以上の残留派:39% . . . 本文を読む
国語文法、日本語文章と並べてみて、日本語文法と国語文章ではないかと思われる向きがあるかもしれない。日本語は言語のひとつであるから、その文法論に文を単位とする比較対照が適する。国語は伝統文法と呼ばれるうちに、文章の単位をすえてきている。国語教育で文法説明に、語、文、文章は解析されたかに見えるが、実は、もっぱら語の法に分析が行われて品詞論を作り上げ、対比して構文論を置いて文法論とする。語の分析は語構成に尽くされて、語の文法におよぶところもあるが、それは句法をもってそれより展開がないまま、国語の文法としている。句法に対しては語法とする中国語文法の分析は語と語との関係で明らかにされるところが大きい。日本語文法とするとき、それは日本教育のもと、日本語の文法解明にすすめて、形態文法を分析手法として明らかにするところがあった。国語文法の音韻での文節、それはまた分節として交差するものであるが、形態は統語へと進めて分析されるものである。 . . . 本文を読む