太平は泰平であったか、天下泰平とは世の中がよく治まり平穏であることという辞書義なのだが、天下に意味の強きをおくらしい。しかし、国内から、ふと香港デモの様子をテレビ画面を通してみる限り、1960年代の紛争世代にはよそごとには見えない、つまり治安よく、おさまっていない、その現実、事実が目前なのである。アジアの緊張はこの行方をもって高まるような気がするから、学生たちの必至の思いには軍隊の出動という様相となる。自由と全体のはざまで奪われるは自己証明となる未来に99年の租借をあらわにしたようである。そこに、合同軍事演習をやめよと米韓に意見をする北朝鮮の目途は、ひりがえってGSOMIA破棄の援護のように聞こえてくる。日本海周辺には境界を越えての戦いが用意されているのだろうか、政府、与野党は国民にその実態を知らせているのか。 . . . 本文を読む