自主性を主体性に比べてみると、それを説明するのを、その辞書義に照らし、大辞林は自主性と主体性を載せるが、自分判断で行動しようとするということでは異なるところがない。日本人の自主性はその主体を問うことから始めるようである。
大辞林 第三版の解説
じしゅせい【自主性】
自分の判断で行動する態度。 「 -に欠ける」 「 -を生かす」
主体性
自分の意志・判断で行動しようとする態度。「主体性のない人」「主体性をもって仕事に取り組む」
デジタル大辞泉
主体性
自分の意志・判断によって,みずから責任をもって行動する態度や性質。 「 -をもって行動する」
大辞林 第三版
世界大百科事典 第2版の解説
しゅたいせい【主体性 subjectivity】
主体性ということばは,通常,自主性,個性,アイデンティティ,自己実現,自己決定,本来性authenticityなどとほぼ同義に用いられている。これらのことばに共通する含意は,個人あるいは集団が,外的・内的諸条件によって,当然〈あるべき自己〉であることを妨げられている状態を克服して,認識のレベルでも行動のレベルでも,本来的な〈自己になる〉ということである。したがって,このような解放的認識関心に根ざすこのことばが,人間解放運動とのかかわりのなかで用いられてきているのも不思議ではない。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
主体性
しゅたいせい
Subjektivittドイツ語
主観ないし主体と訳されるSubjektのもつ性格の意味。サブジェクトはもともと「下に置かれたもの」、すなわち性質や働きの担い手を意味していた。その点で、現在用いられている客体や基体と同義であった。その意味が逆転したのは、中世風の他律的なものから解放され、認識や道徳の原理が人間知性のなかに存するとした近世的人間の自主性の自覚から始まったと解せられる。
http://u-note.me/note/47485918
「主体性」と「自主性」の違い、わかりますか? バイトを最高のスタッフに育てるディズニーの教え方
>自主性とは
自主性とは、他人からの干渉や保護を受けず、独立してことを行うこと。もう少し噛み砕いて説明すると、自主性は単純に「やるべきこと」は明確になっていて、 その行動人に言われる前に率先して自らやることである。
よく仕事をしていると言われる「自主的に動け」という言葉。これは言い換えてしまうと「同じやるなら、やれといわれてからやるのでなく、自分でやろうと思ってやれ」ということになる。
具体的な例を出すと、仕事場で挨拶をする際に、自主的な人は上司や周囲から言われなくても、率先して元気よく挨拶することができる。
「主体性」とは?
主体性とは、様々な状況下においても自分の意志や判断で行動するということ。つまり「主体性」は、何をやるかは決まっていない状況でも自分で考えて、判断し行動するということになる。主体的な人とは「目的は何かを徹底して明確にし、それを満たすために何をするかを自分で考え、 リスクを承知で行動すること」ができる人。
主体的な人は、挨拶をする際に、まず目的を考える。そして、その目的が「職場環境をよくすること」であると定義したら、挨拶以外に朝礼をしようと企画して実行することができる。
「主体性をもって行動する」ということは、自分で状況を判断して、自らの責任で最も効果的な行動をとるということである。
「自主性」と「主体性」、2つの言葉の違い
「自主性」と「主体性」違いを説明する。「主体性」は、やるべきことをやるだけにとどまらず、場合によっては、今までやってきたことが効果的では無いからやめると判断することも出来る。「自主性」は、やるべき事をいかに人に言われる前にやるかということなので、自分で物事を考える習慣が付かない。反射的に行動をしてしまいがちになる。
この2つの言葉の大きな違いは自分の頭で物事を考えるか、考えないかにある。「自主性」は自分の頭で考えないが「主体性」は自分の頭で考えなければならない。また「主体性」は、とった行動の結果について、自分が責任を負うという要素が含まれる。
日本の企業では「自主性」を育てることに注力してしまっている。上司に会った際は、必ず自分から挨拶をするように指示される。また「仕事を待っているのではなく、仕事を自分から探せ」など言われだけである。しかし、一つの仕事に関して責任を負うことはない。
日本の企業では「主体性」が身に付いてこない。それは責任を負わせるということを日本の企業はしてこなかったのである。
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大辞林 第三版の解説
じしゅせい【自主性】
自分の判断で行動する態度。 「 -に欠ける」 「 -を生かす」
主体性
自分の意志・判断で行動しようとする態度。「主体性のない人」「主体性をもって仕事に取り組む」
デジタル大辞泉
主体性
自分の意志・判断によって,みずから責任をもって行動する態度や性質。 「 -をもって行動する」
大辞林 第三版
世界大百科事典 第2版の解説
しゅたいせい【主体性 subjectivity】
主体性ということばは,通常,自主性,個性,アイデンティティ,自己実現,自己決定,本来性authenticityなどとほぼ同義に用いられている。これらのことばに共通する含意は,個人あるいは集団が,外的・内的諸条件によって,当然〈あるべき自己〉であることを妨げられている状態を克服して,認識のレベルでも行動のレベルでも,本来的な〈自己になる〉ということである。したがって,このような解放的認識関心に根ざすこのことばが,人間解放運動とのかかわりのなかで用いられてきているのも不思議ではない。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説
主体性
しゅたいせい
Subjektivittドイツ語
主観ないし主体と訳されるSubjektのもつ性格の意味。サブジェクトはもともと「下に置かれたもの」、すなわち性質や働きの担い手を意味していた。その点で、現在用いられている客体や基体と同義であった。その意味が逆転したのは、中世風の他律的なものから解放され、認識や道徳の原理が人間知性のなかに存するとした近世的人間の自主性の自覚から始まったと解せられる。
http://u-note.me/note/47485918
「主体性」と「自主性」の違い、わかりますか? バイトを最高のスタッフに育てるディズニーの教え方
>自主性とは
自主性とは、他人からの干渉や保護を受けず、独立してことを行うこと。もう少し噛み砕いて説明すると、自主性は単純に「やるべきこと」は明確になっていて、 その行動人に言われる前に率先して自らやることである。
よく仕事をしていると言われる「自主的に動け」という言葉。これは言い換えてしまうと「同じやるなら、やれといわれてからやるのでなく、自分でやろうと思ってやれ」ということになる。
具体的な例を出すと、仕事場で挨拶をする際に、自主的な人は上司や周囲から言われなくても、率先して元気よく挨拶することができる。
「主体性」とは?
主体性とは、様々な状況下においても自分の意志や判断で行動するということ。つまり「主体性」は、何をやるかは決まっていない状況でも自分で考えて、判断し行動するということになる。主体的な人とは「目的は何かを徹底して明確にし、それを満たすために何をするかを自分で考え、 リスクを承知で行動すること」ができる人。
主体的な人は、挨拶をする際に、まず目的を考える。そして、その目的が「職場環境をよくすること」であると定義したら、挨拶以外に朝礼をしようと企画して実行することができる。
「主体性をもって行動する」ということは、自分で状況を判断して、自らの責任で最も効果的な行動をとるということである。
「自主性」と「主体性」、2つの言葉の違い
「自主性」と「主体性」違いを説明する。「主体性」は、やるべきことをやるだけにとどまらず、場合によっては、今までやってきたことが効果的では無いからやめると判断することも出来る。「自主性」は、やるべき事をいかに人に言われる前にやるかということなので、自分で物事を考える習慣が付かない。反射的に行動をしてしまいがちになる。
この2つの言葉の大きな違いは自分の頭で物事を考えるか、考えないかにある。「自主性」は自分の頭で考えないが「主体性」は自分の頭で考えなければならない。また「主体性」は、とった行動の結果について、自分が責任を負うという要素が含まれる。
日本の企業では「自主性」を育てることに注力してしまっている。上司に会った際は、必ず自分から挨拶をするように指示される。また「仕事を待っているのではなく、仕事を自分から探せ」など言われだけである。しかし、一つの仕事に関して責任を負うことはない。
日本の企業では「主体性」が身に付いてこない。それは責任を負わせるということを日本の企業はしてこなかったのである。
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