文節は国語文法の単位である。
それでは外国語としての文節とは何か。
日本語文法で文節をとらえるとどうか、というようなことになりそうであるが、そうでもない。文節を分節とすれば外国語にある分節をまず知ることであるが、これは英語の文章で表記するスペースを見ることでわかる。すなわち単語となって文での発音よりは語としての切り方になる。
そうすると日本語のスペース空けの表記は限られているので、この表記法で幼児の絵本の言葉を進めて童話などを書くスタイルは、国語で言う文節のわかち書きになる。編集によることではあるが、このスペースに気づくと、文節単位は語単位相当であることがわかる。
単純な比較で、英語文章の分かち書きに日本語文章の分かち書きスタイルを見て、語と文節の機能に一致するを見ることができて、まさに、a part of speechiになるのである。日本語教育の教科書も、実は、この分かち書きを採用して初級段階で分節ならぬ語意識をそろえることになる。
ここまでで、すでにお分かりの通り、英語文章の分かち書きでは、前置詞、冠詞が独立しているように見えるので、日本語とは異なるということがある。それはその分け方では比較にならないということでもあるが、品詞分けには有用な切り方である。
では、いっそ、英語文章を文節に分けるとどうか。文節は英語文法に照らすと、文節の英語、clauseとなることはその通りであるから、文法で a clause また a phrase 《in a Japanese sentence》 とあるのを、日本語からの応用で見ると。そのような実験サイトがある。
便宜、ステップを踏むための解説であるから、わかりよいところを引用する。
https://re.hakase-jyuku.net/HowToTranslation/entry16.html
英文和訳(1)英文を文節で区切る
>意味のまとまりごとにスラッシュ(/)を入れていく。
スラッシュ・リーディング
Misato / always / gets up / at seven / in the evening /in her boyfriend's bed.
I / played / with my friends / in Yokohama / yesterday.
スラッシュリーディングのより詳しい解説と方法は次にみえる。
https://knowledge-plus.com/english/802/
英語の長文読解のコツ!スラッシュリーディングのルールと8つの方法
国語文法の文節と分節、英語表記の分かち書きと文節読みにするとらえかた、より語のまとまりにする方法は、文法単位体のちがいがあって、日本語英語に共有できるものでもないが、日本語文章の句となる分節の捉え方、それを文節に見る相互の関係構成がまとまりとしてわかる。