語彙に文字をみる、漢字語彙となるか、漢字語また漢語、捉え方では字音語となる。文字を漢字仮名とみると、ひらがな、カタカナの別がある。そしてこれは日本語表記のこととなると、語彙学習の文字使用で、読むこと、書くこと、その練習が日本語では必要である。発音を学習して音節文字に写すこと、つまり仮名文字を習得するのは、どの場合にも表記の規則、正書法のことがらとなる。それはまた数種類の文字を混ぜて書く、文字を言葉にする日本語では書き手の表記法になるので、書き方の教育は必須である。しかし、基礎のことであっても、その困難さにおいて、仮名文字を現代仮名の用法で読み書きできれば、きめられた音韻に拠ってローマ字読みをすることができるようになる。そして、学習に役立つワードプロセサーを用いてタイプ練習が可能となった。そこで常用漢字の発音習得に方法を編み出すと、書くことの漢字習得については、日本語学習の文字習得として、ステップが示されるようになってきている。
学習漢字は、おおよそ1000文字で、日常の文字遣いとして応用範囲が広い。プラスして、およそ1000文字の習得は、日常生活のメディアの文字を覆う言葉である。約2000文字による常用漢字語彙と常用語彙辞書が学習者にとって必要なものである。