言志耋録五六から 六一まで
(道心と人心)
知らずして知る者は道心なり。
知って知らざる者は人心なり。
(青天白日は己内のもの)
「心静にして方に能く白日を知り、眼明かにして始めて青天を識るを会す」とは、此れ程伯氏の句なり。
青天白日は常に我に在り。
宜しく之を座右に掲げて以て警戒と為すべし。
(心をもって註脚とすべし)
「人の生くるやな直し」。
当に自らかえりみて吾が心を以て註脚と為すべし。
(有事と無事の時)
事有る時、此の心の寧静なるは難きに似て易く、事無き時、此の心の活発なるは易きに似て難し。
(一挙一動礼楽に適う)
気導いて体随い、心和して言順えば、挙手投足も礼楽に非ざるは無し。
(何ごとも未然に防げ)
善く身を養う者は、常に病を病無きに治め、善く心を養う者は、常に欲を欲無きに去る。
(道心と人心)
知らずして知る者は道心なり。
知って知らざる者は人心なり。
(青天白日は己内のもの)
「心静にして方に能く白日を知り、眼明かにして始めて青天を識るを会す」とは、此れ程伯氏の句なり。
青天白日は常に我に在り。
宜しく之を座右に掲げて以て警戒と為すべし。
(心をもって註脚とすべし)
「人の生くるやな直し」。
当に自らかえりみて吾が心を以て註脚と為すべし。
(有事と無事の時)
事有る時、此の心の寧静なるは難きに似て易く、事無き時、此の心の活発なるは易きに似て難し。
(一挙一動礼楽に適う)
気導いて体随い、心和して言順えば、挙手投足も礼楽に非ざるは無し。
(何ごとも未然に防げ)
善く身を養う者は、常に病を病無きに治め、善く心を養う者は、常に欲を欲無きに去る。