1006 噴石ほぼ即死
19人は頭部に噴石ほぼ即死 御嶽山 検視医師ら推測 中日新聞トップ記事、見出しである。20141006
リードには、
戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、死亡が確認された五十一人のうち、少なくとも十九人は頭や首に噴石が当たり、致命傷を負っていたことが五日、検視を担当した医師や警察官への取材で分かった、
とある。
>火山の専門家は、火口から飛び出した噴石は時速約三百キロで地面に落下したと推測しており、頭などに直撃を受けた人の多くは即死状態だったとみられる。
長野県警によると、五十一人のうち五十人の死因は噴石の直撃などによる「損傷死」で、一人は熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だった。検視した医師らによると、五十人のうち十六人は頭に噴石が当たり、脳挫傷などを引き起こし、三人が首に致命傷を負っていた。それ以外の人は、体のあちこちに噴石が当たったことによる「多発性外傷」の所見がみられた。
記事の中見出しに、土石流警戒、捜索できず とある。
トップ左の見出しに、台風18号、けさ最接近 JR東海 在来線 始発から運休 とある。20141006
記事には、大型で強い台風18号は五日、日本列島南海上を北北東に進み、中部地方でも朝から雨が降り始めた、とある。
典子さま千家さん結婚 出雲大社「ほっとしております」 20141006
>出雲大社での結婚式を終え、千家国麿さんと言葉を交わされる高円宮家の次女典子さま=5日、島根県出雲市で
高円宮家の次女典子さま(26)と出雲大社(島根県出雲市)の権宮司千家国麿(ごんぐうじせんげくにまろ)さん(41)の結婚式が五日、出雲大社で執り行われた。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月6日
東京の落語家の地位は前座、二つ目、そして最高身分の真打ちの三つである
一九七八年の落語協会分裂の発端は、真打ち昇進をめぐる論争で、芸に厳しい三遊亭円生さんは実力主義を主張した。「下手な者を真打ちにするのは噺(はなし)家の恥だ。第一、お客に失礼」。もっともである
これに異を唱えたのが、当時の柳家小さん会長。真打ちになれぬ人間があふれ、腐っている。「年功がきた者はとにかく真打ちにする」。年功序列とはいえ、真打ち昇進を契機に、精進して、花を咲かせる人間もいる。これも正論だろう
年功序列の見直しが話題になっている。安倍首相は最近、年功序列型賃金の見直しの必要性を強調した。日立製作所では管理職の給与を年功序列ではなく、成果主義に全面的に改めるそうだ。国際社会に年功序列はなく、世界共通の人事制度に合わせるという
円生さんの言い分が優勢の世の中か。それ自体に異論はない。年功序列の見直しに「よしっ」と若い人のやる気が出れば、結構なことだが、過度な成果主義が世間をぎすぎすさせないことを祈る。ぬるま湯かもしれないが、日本特有の横並びの出世が会社員の心を落ち着かせていたのも事実だろう
ある落語家は若い時、下手だったが、先代の父親のゴリ押しで真打ちになれたそうだ。その後、昭和の名人になった。年功序列を嫌った当の円生師匠である。
19人は頭部に噴石ほぼ即死 御嶽山 検視医師ら推測 中日新聞トップ記事、見出しである。20141006
リードには、
戦後最悪の火山災害となった長野、岐阜県境の御嶽(おんたけ)山(三、〇六七メートル)の噴火で、死亡が確認された五十一人のうち、少なくとも十九人は頭や首に噴石が当たり、致命傷を負っていたことが五日、検視を担当した医師や警察官への取材で分かった、
とある。
>火山の専門家は、火口から飛び出した噴石は時速約三百キロで地面に落下したと推測しており、頭などに直撃を受けた人の多くは即死状態だったとみられる。
長野県警によると、五十一人のうち五十人の死因は噴石の直撃などによる「損傷死」で、一人は熱風を吸い込んだことによる気道熱傷だった。検視した医師らによると、五十人のうち十六人は頭に噴石が当たり、脳挫傷などを引き起こし、三人が首に致命傷を負っていた。それ以外の人は、体のあちこちに噴石が当たったことによる「多発性外傷」の所見がみられた。
記事の中見出しに、土石流警戒、捜索できず とある。
トップ左の見出しに、台風18号、けさ最接近 JR東海 在来線 始発から運休 とある。20141006
記事には、大型で強い台風18号は五日、日本列島南海上を北北東に進み、中部地方でも朝から雨が降り始めた、とある。
典子さま千家さん結婚 出雲大社「ほっとしております」 20141006
>出雲大社での結婚式を終え、千家国麿さんと言葉を交わされる高円宮家の次女典子さま=5日、島根県出雲市で
高円宮家の次女典子さま(26)と出雲大社(島根県出雲市)の権宮司千家国麿(ごんぐうじせんげくにまろ)さん(41)の結婚式が五日、出雲大社で執り行われた。
中日春秋(朝刊コラム)
2014年10月6日
東京の落語家の地位は前座、二つ目、そして最高身分の真打ちの三つである
一九七八年の落語協会分裂の発端は、真打ち昇進をめぐる論争で、芸に厳しい三遊亭円生さんは実力主義を主張した。「下手な者を真打ちにするのは噺(はなし)家の恥だ。第一、お客に失礼」。もっともである
これに異を唱えたのが、当時の柳家小さん会長。真打ちになれぬ人間があふれ、腐っている。「年功がきた者はとにかく真打ちにする」。年功序列とはいえ、真打ち昇進を契機に、精進して、花を咲かせる人間もいる。これも正論だろう
年功序列の見直しが話題になっている。安倍首相は最近、年功序列型賃金の見直しの必要性を強調した。日立製作所では管理職の給与を年功序列ではなく、成果主義に全面的に改めるそうだ。国際社会に年功序列はなく、世界共通の人事制度に合わせるという
円生さんの言い分が優勢の世の中か。それ自体に異論はない。年功序列の見直しに「よしっ」と若い人のやる気が出れば、結構なことだが、過度な成果主義が世間をぎすぎすさせないことを祈る。ぬるま湯かもしれないが、日本特有の横並びの出世が会社員の心を落ち着かせていたのも事実だろう
ある落語家は若い時、下手だったが、先代の父親のゴリ押しで真打ちになれたそうだ。その後、昭和の名人になった。年功序列を嫌った当の円生師匠である。