語の意味について 語は意味を持つ。語に意味がある、と思っている。語が意味を持ち、その一つ一つは説明として、それは辞書に書いてあるというのと同じだ。しかし、語に意味があるというのは、どういうことだろうか。語を用いるときに意味があって、語そのものには意味がないととらえてみるとどうだろう。語義としてのとらえ方と、語意すなわち語の意味としてのとらえ方に違いがあるのである。そもそも意味となにか。語について意味があるとすることを説明しようとすると、それは語の用法を説明することであると気づく。語の意味は用いられた言葉と言葉のあいだで語としての意味を表す。語の内容とし意味だと思っているものは、その語を用いた場面また文脈で現われたその語について表された意味内容である。だから、もともと意味があると思っていても、それは語のいわば基本的な語義であって用いられた場面では語はもと雄生き生きとふるまっている。秋晴れを見て感じて、日差しの高いさわやかな秋晴れだ、すみずみまですきとおったような秋晴れの空だ、ひんやりした風にすすきが靡く秋晴れだ、・・・いろいろな秋晴れの空が言葉の表現とともに現れる。
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