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日本語文法文章論 ウィーン・フィルの友 日本

2014-10-22 | 日本語文法文章論
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ウィーン・フィルの友 日本 とある。副題に、
「アジアの故郷」17年務めた楽団長が振り返る とある。エッセイである。日本経済新聞の文化面、20141022付けである。執筆者は、 クレメンス・ヘルスベルク氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。

冒頭の文は、次である。

>わがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団にとって、日本はアジアの故郷だ。1956年以来30回以上訪日し、深い関係を築いてきた。

末尾の文は、次である。

>孫たちをシェーンブルン動物園に連れて行くのも、ひとまずの大仕事である。

書き出しの文段は、次のようである。

> わがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団にとって、日本はアジアの故郷だ。1956年以来30回以上訪日し、深い関係を築いてきた。

末尾の文段は、次のようである。

>これからは一奏者として働きつつ、家族との時間も持ちたい。孫たちをシェーンブルン動物園に連れて行くのも、ひとまずの大仕事である。

段落は、見出しのもと、次のようである。

> 楽員による自主運営
 ウィーン国立歌劇場管弦楽団を母体とするウィーン・フィルは、楽員による自主運営組織だ。3年に一度の選挙によって楽団長と事務局長が選ばれる。ほかの主なオーケストラと違って、音楽監督や芸術監督は置かないため、楽団長の業務は多岐にわたる。

> 被災地でもコンサート
 前任のヴェルナー・レーゼル楽団長が任期の途中で勇退する時に「後任に」という話が持ち上がり、97年に楽団長に選ばれる。直後の大きな仕事は、サントリーホールとの契約交渉だった。サントリーの当時の会長、佐治敬三さんがウィーンに来られ、詳細を詰めた。

> 一奏者として発展願う
 私が楽団長を務めた17年の間に、ウィーン・フィルは大きく変わった。初の女性奏者が生まれ、世代交代が進んでいる。伝統の継承は単に過去をなぞることではない。常に発展することなのだ。




2014/10/22付
日本経済新聞 
<訂正> 22日付1面の春秋で「責任を追う」とあったのは「責任を負う」の誤りでした。(2014/10/23 2:13)

 10月20日の誕生日に発表される皇后陛下の所感にいつも考えさせられる。ことしはA級戦犯に対する東京裁判の判決をラジオで聞いた中学生の日を振り返られた箇所があった。「(そのときの)強い恐怖を忘れることが出来ません」。そう書いたあと、続けられている。

 「戦争から敗戦に至る事情や経緯につき知るところは少なく、従ってその時の感情は、戦犯個人個人への憎しみ等であろう筈(はず)はなく、恐らくは国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場があるということに対する、身の震うような怖(おそ)れであったのだと思います」。考えたのは次のような幾つかのことである。

 靖国神社参拝という今日の政治問題につながりかねない東京裁判について触れる勇気。66年前の少女のころの感情にまっすぐ向き合う誠実さ。その感情を的確に言葉で表す力。「国と国民という、個人を越えた所のものに責任を負う立場」への怖れとは、自身に対しても持ち続けられてきた感情かもしれぬ、と思いもした。

 皇太子妃時代にはあった誕生日に際しての記者会見が、「皇后の誕生日会見は前例がない」という理由で、平成に入るとなくなった。そのことに納得はしていない。しかし、担当記者たちがつくる質問に答える形の文書に、とくに最近、質問が望む以上の内容があると感じる。伝えるべきことを持つ表現者の覚悟を感じる。

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