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短歌三一文字、俳句一七文字

2014-02-21 | 日本語あれこれ百科
11 短歌三一文字、俳句一七文字、いつ決まったか

片づけをしていたら、日本語あれこれ事典があった。20140211 日本語学の臨時増刊号である。出版年は、2002年11月、VOL.21 とある。日本語あれこれ百科をかんがえてみよう。

短歌は万葉集に、31文字のリズムがある。リズムは音数律である。韻律で、詩の技巧としてリズムを取る方法がある。日本語は母音で終わる、子音と母音を組み合わせた音を意識して仮名文字にあらわしてきたので、母音終わりの語が多く、韻律はその音でとることが単純となるため、文字数を意識したようである。つまり仮名文字を単位として5,7,5,7,7、というふうにリズムをとった、と説明されるが、実は、これは文字数を数えただけのことだから、リズムを考えるには31文字が連続するわけではなくて、休止があることがわかる。つまり、5、休止、7、休止、5、休止、7、休止、7、である。終わりは余韻を持たせれば休止がやはりある。日本語のリズムは、この、6、8、となっている。

俳句は、まずその名称から近代俳句をとらえると、正岡子規からとする。さきの短歌も実は、近代短歌をとらえれば、その取り決めがあるのかどうかということになる。この短歌も、したがって31文字をもってリズムとするのは近代になって唱えられるようなことであった。和歌の伝統は、みそひともじ、として、それを伝えてきたのである。

俳句の音数律、17音は同じく文字数による。俳句となる前は発句、それは連歌俳諧の最初の句であったので、それを決まりとすれば、俳諧の始まりの時期に発句をどう決めたかによる。



俳諧 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/俳諧‎
俳諧(はいかい)とは、主に江戸時代に栄えた日本文学の形式、また、その作品のこと。誹諧とも表記する。正しくは俳諧の連歌あるいは俳諧連歌と呼び、正統の連歌から分岐して、遊戯性を高めた集団文芸であり、発句や連句といった形式の総称である。

連歌 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/連歌‎
連歌(れんが)は鎌倉時代ごろから興り、南北朝時代から室町時代にかけて大成された、日本の伝統的な詩形の一種。多人数による連作形式を取りつつも、厳密なルール(式目)を基にして全体的な構造を持つ。和歌のつよい影響のもとに成立し、後に俳諧の連歌 ...
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