感染者の減少を喜ぶべき、歓ぶことであるかどうかは、言い難いにもかかわらず、普通の日常に戻ること、その生活を待つ気持ちである。新聞の見出しに、その訳は、人出減、ワクチン加速、長雨、不織布徹底と並べる。これが専門家の分析というのだろう。グラフが示されて明らかに傾向が見て取れる。グラフの解説は、次のようである。
https://www.chunichi.co.jp/article/330821?rct=corona_news
>グラフの説明 通信大手ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」がスマートフォンの位置情報を基に集計した今年4月以降のJR名古屋駅周辺の日ごとの滞在人口(人出)と、愛知県が発表する1日当たりの新規感染者数の関係を調べた。ともに直近の7日間平均の値で分析。流行の第4波(3〜7月)では、緊急事態宣言が出された5月12日以降、人出は減り始め、遅れて新規感染者数も緩やかに減った。一方、第5波(7月〜)では7月下旬以降、人出は減少傾向だったにもかかわらず、感染力が強いデルタ株の影響で新規感染者数は急増。8月中は増加の一途をたどった。緊急事態宣言中の今月1日にピ-クを迎えると一転、急激な現象が始まった。人出は6日以降は増加が続く。
緊急事態宣言との相関を見て取ることができるが、記事の解説に見えるデルタ株の感染力が強く、対応ができないことを書いている。大方の観測はそういうことだろう。
これは、しかし、その強さに見合うことを言えば、これはこれでグラフに現れた通りである。メディアは人為的な努力を推移に入れても政治力を評価しない。
感染急減、その訳は 愛知の状況、専門家分析
2021年9月16日 05時00分
> 新型コロナウイルスの流行「第五波」は、デルタ株の猛威による新規感染者数の拡大局面から一転、急激な減少が全国的に続く。理由は何か。緊急事態宣言が発令中の愛知県の状況を基に専門家に分析してもらうと、人出の減少に加え、ワクチン接種の広がりや人々の行動の変化など、複合的な要因が浮かび上がってきた。