2021年から始まる、日経記事オピニオンから、周期説をもとにすると、--
論説フェロー 芹川洋一氏による。
>日本の近現代史でも、しばしばある種の循環が指摘される。代表的なのが「15年周期説」である
と、1931年軍国主義にさかのぼる、1946年戦後民主主義、1961年高度経済成長、1976年低成長、1991年経済停滞、2006年再生循環のように、芹川氏は項目に分ける。25年単位説というのがあるので、それを対照している。1920年経済恐慌と戦争、1945年復興と成長、1970年豊かさと安定、1995年衰退と不安、というふうに、表では吉見俊哉「大予言」を並べる。東大大学院情報学環の吉見俊哉教授の25年単位説では、戦後の経済復興の動きが読み取れるようである。親子世代の平均的な時間距離とする25年に見る。と、わかってくると、さて何がわかるのか、そのからくりのようにも見えて、歴史の妙である。
つまりは地域ごとにもその世代継承に循環が現れることになる。いまを生きるわたしに、いや、あなたにも、それはどのように自分にとって表れているかを見てみるといい。
ふむ、25年前は50台になってのこと、それをさかのぼって20台半ばになると、もう少しとなると、生を受けるまえにもなって、その5年はまさに日本の戦争の時代になってしまう。わたしたちに宿命的な世代、団塊の運命である。
https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20210104&ng=DGKKZO67782960Y0A221C2TCR000
核心 2021年から始まる日本
>時間の軸をちょっと長めにとれば、けっこうはっきり見えてくるものがある。
敗戦の1945年を起点とした場合、75年たった時点が昨年、そして76年たつのが今年だ。逆に1945年から75年さかのぼったところは1870年。五箇条の御誓文が発表され、年号が明治に変わったのがその2年前の68年だ。明治維新である。
くしくも戦後国家と戦前の明治国家は同じぐらいのときを経たことになる。やはり歴史の転機なのだろう。
>もうひとつはコンドラチェフの波である。資本主義経済では25年の上昇局面と25年の下降局面を持つ50年周期がそこにかぶさってきて、長期波動と世代間隔の共振作用がおこるとみる。
その節目が2020年だとすれば、25年単位説に従っても日本は20年から45年に向けた次なる段階に入っていることになる。
>ではこれからの15年、25年はどうなるかが問題だ。吉見教授は「今の仕組みが根本的にダメなのだから平成の失われた30年はまだ20年つづく。このままでは先がないと思った時に初めて構造転換がおこり社会が変わる。コロナは黒船だと思ったらよい」と厳しい見方を示す。
明治国家は大日本帝国憲法が公布されたのが1889年で、国のかたちが整うまで明治改元の1868年から20年かかった。
それを思えば、2021年は新しい時代を切り開いていくための20年の始まりと考えておきたい。
https://solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/activity/activity_backnumber.html
斎藤 尚生『有翼日輪の謎 ― 太陽磁気圏と古代日食』(中公新書、一九八二)、面白いですよ。
周期説とURLと、違っているのですね。
>コンドラチェフ波動
景気循環(サイクル)に関する学説のひとつで、景気が約50年周期で循環するという考え方。 ロシアの経済学者コンドラチェフ
この関係性は、どうでしょう。
> 太陽活動第24周期は、太陽全面で見ると2008年12月の極小 (2.21) から始まって2014年に極大 (95.56) を迎え、その後は減少を続けて2019年12月の極小 (1.52) で終了しました。