立ち食いそば

先日の昼食は、立ち食いそば屋さんでの出来事です。

正午まえ30分前を指す時間だったので、店内はまだ空いていた。

「いらっさいませぇ～」と、独特な甲高い南国系の女性が元気良く、私を迎えてくれる。
　　　　　　　　　　　　　　　（ 最近、耳が遠くなったおばあちゃんだったらどうだったでしょうか？）
私は、天ぷらそばを食券を渡し、そばをつるつるとすすり上げていた。
　　　　　　　　　　　　　　
そろそろ、店内は混んできて、店が活気に満ちてくる。

すると、50過ぎの男性が、その女性に「盛りそば」の食券を渡した。

お盆に、ざるに茹でたての大盛りのそばが盛られているのだが、その男が怪訝そうに

「たれ、たれ」と、お盆をを指す。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　普通「つゆ」だよね。

「カレーでぇすかぁ、カレーセェット？」と、その女性が聞き返す。　　　　　　「たれ」「カレー」同じに聞こえる

「たれ、たれ」と、怒り気味に、少し舌足らずに、言う　　　　　　　　　　　　　　めがねのブリッジ一指し指であげて

「お客さん、カレーセェットじゃないよ」　と、その女性も反論する。　　　　　 少し切れ気味でした

ここで、並んでいる列が渋滞してきたので、事態に気づいた店主が、女性に「そばのつゆ」を促し、事なきを得たのです。

私は、このやり取りを、間近に聞いたことと、その男性が、前の会社の大先輩だったこともあり、笑いをこられえるのも必死で、挨拶もせず店を後にしたのです。