運転手は君だ 車掌は僕だ あとの四人が電車のお客
お乗りはお早く 動きます ちんちん~
運転手が交代してから既に半年余、しかし
“日に増しおかずのまずいにつけて 元の主人を思い出す”
昨今である。
確かに元の主人とは献立も変わり
“ついておいでよこの提灯に けしてくろうはさせやせぬ”
を信じた俺だが、
“酒の肴に新聞出され 見れば世間のアラばかり”
で、釈然としない。
勿論、運転手も
“井戸の蛙が空うち眺め 四角なものだと議論する”
日々が続くが、
あの日から我が家でも 晩酌までが
“運転手に託したおい等の暮らし 仕分けされつつ日が暮れる”
こととなる。
また、懸案の5月末問題を聞くにつけても
“旅行ファッションなんでも出来て お約束だけが出来ぬ人”
は
“軒に吊られたわしゃ風鈴よ なるも鳴らぬも風次第”
の構え、なんとも心もとない。
“今更苦労で痩せたと言えぬ 命までもと言った口”
は どうなったのだろうか?・・・
一方、車掌の方は、
“面の憎さよあのきりぎりす おもい切れ切れ切れとなく”
のである。
“咲いた桜になぜ駒繋ぐ 駒が勇めば花が散る”
の 道理は 乗客全員の感ずるところであろう。
よってこの電車の遅延は
“こうしてこうすりゃこうなるものと 知りつつこうしてこうなった”
次第ある。
こんなん電車に 乗客は
“諦めましたよどう諦めた 諦めきれぬと諦めた”
の 今日この頃である。
お乗りはお早く 動きます ちんちん~
運転手が交代してから既に半年余、しかし
“日に増しおかずのまずいにつけて 元の主人を思い出す”
昨今である。
確かに元の主人とは献立も変わり
“ついておいでよこの提灯に けしてくろうはさせやせぬ”
を信じた俺だが、
“酒の肴に新聞出され 見れば世間のアラばかり”
で、釈然としない。
勿論、運転手も
“井戸の蛙が空うち眺め 四角なものだと議論する”
日々が続くが、
あの日から我が家でも 晩酌までが
“運転手に託したおい等の暮らし 仕分けされつつ日が暮れる”
こととなる。
また、懸案の5月末問題を聞くにつけても
“旅行ファッションなんでも出来て お約束だけが出来ぬ人”
は
“軒に吊られたわしゃ風鈴よ なるも鳴らぬも風次第”
の構え、なんとも心もとない。
“今更苦労で痩せたと言えぬ 命までもと言った口”
は どうなったのだろうか?・・・
一方、車掌の方は、
“面の憎さよあのきりぎりす おもい切れ切れ切れとなく”
のである。
“咲いた桜になぜ駒繋ぐ 駒が勇めば花が散る”
の 道理は 乗客全員の感ずるところであろう。
よってこの電車の遅延は
“こうしてこうすりゃこうなるものと 知りつつこうしてこうなった”
次第ある。
こんなん電車に 乗客は
“諦めましたよどう諦めた 諦めきれぬと諦めた”
の 今日この頃である。