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覚えられない子

この時期、最後の追い込みで知識を覚えなければなりません。

塾では良く暗記テストをやって、合格点がとれるまで何度も追試をする、というような場合もあるようです。

私もやりましたが、しかし、見ていると覚えるのが得意な子とそうでない子に明らかに分かれます。

覚えるのが得意な子というのは、実際に覚える能力が高いのでしょう。そんなに長い時間やっていなくても、覚えている。

だからテストでは一発で合格して、涼しい顔をして帰っていきます。

だいたい、残るメンバーというのは同じ顔ぶれであり。

やはり得意でないのです。でも覚えなければいけないわけだから、覚えるまで繰り返す。

脳の研究者の話を聞くと、やはり「覚えられる力」というのは個人差が明確にあるようです。しかし、これはもう能力差なので、致し方がない。

走るのが速い、とか体がやわらかい、というのと同じでしょう。その優劣は明らかにあるわけで、簡単に覚えられる子を見ていると、

「なんで、僕は・・・」

とさみしい気持ちになるかもしれません。でも、こればかりは受け入れてしまうしかない。

時間がかかるのだったら、かければいいのです。最終的に覚えるか、覚えないか、それだけの話なのだから、覚えるまで繰り返す。

もちろん、涼しい顔をして帰って行った子どもたちは、その時間で他の勉強ができるかもしれません。でも、そんなことを気にかけても仕方がない。

やるべきことを、しっかりやればそれでいいのです。覚えるのにかかった時間を競っているのではありません。覚えた結果を競っているわけだから、入試のときに覚えていればいいのです。

親もそういう子どもの能力差というのは、受け入れてしまう。時間がかかるのだったら、時間がかかるで準備をするしかないのです。他のことができなくなっても、優先順位の高い順に勉強をしていくしかないのですから、ある意味切り捨ても必要なこと。

この時期すべての授業に出る必要はないと、よくお話していますが、子どもによって何をしなければならないかは違うのです。そこをしっかり見極めて勉強する時間もしっかり確保してあげてください。

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