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個別を増やしていいのか?

成績があまりふるわない、組み分けテストの成績が伸びない。

というので、塾の先生と相談をしてみた。結局はわからない問題が解決していない、ということになって

「では、個別をとってみてはどうですか?」

という話になることが最近は多いようです。

確かに、わからないところだけ教えてもらう、ということは良さそうな気もするのですが、しかし、効果がない場合もあります。つまり、自分で考えていなければ、いくら教えてもらったところで、わからない。

つまり、どこがわからないか、わからないからです。

だから解き方を教えてもらって、そうか、と思わない。

しかし、自分でやり直してみて、どうして、こうなるのか、わからない、ということが明確であると、これは教えてもらうとすぐ、わかる。

つまり、やはり自分でやる時間がないと、個別を増やしても効果がないことが多いのです。

また、基礎をやり直す、ということで授業でやったことをもう一度、個別で教えてもらう、ということも良く勧められる方法ですが、これもインプットが多すぎて、自分で解きなおす時間がないと、同じように効果が現れません。

本来は、やるべきことをしぼって、自分で勉強し直す、ということがどうしても必要なのです。

ところが個別を増やしてしまうと、さらに時間が無くなるので、実はさらにわからなくなる、という事態が起きる場合があります。

塾もビジネスですから、そういう対応が多くなるので、本当に必要なのか、考えてみなければいけない。

親はつい、親が面倒見切れない、と思うから個別指導を頼んでしまうが、本当は子ども自身が考える時間を作れば、案外解決することが多いものなのです。

むしろやるべきことを絞り、自分で勉強させてみる時間を増やし、結果が出るのを多少辛抱して待つ、ということも大事なことだと思います。


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