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勉強しなさい、と言うよりも

何となく、テレビを見ていたり、ゲームをしている子を見ると、つい

「勉強しなくていいの?」

と声を変えてしまう場合があるでしょう。

でも、実際、何をするのか、子どもたちがわかっていないケースが案外多いのではないかと思うのです。

自分で勉強の計画を立て、自分でそれを実行できる子はあまりいません。したがって塾の先生が宿題を出し、あるいは課題を出してそれを期限までにやる、とか、テストがあるから、それまでの覚えるとか、まあ、そういうことの意識はあるかもしれませんが、勉強の計画をしっかり持っている子どもは少ないと思うのです。

私はよく、勉強を教えなくてもいいから、子どもの勉強を管理してくださいとお話します。

子どもたちは、できるようになりたい、合格したいと思ってはいても、勉強を計画的に進めたり、弱点を補強したり、あるいは学校別の対策を立てようなどとはあまり考えません。「やりなさい」といわれたことをやる子がほとんどなので、「何をやるか」を具体的に決めていくことが本当は大事なのですが、それが実際に自分で決められる子は少ないのです。

だから、お父さん、お母さんが関わってあげる必要があります。

「塾に行っているから、大丈夫。」

と思ってはいけません。塾はもちろん課題を出したり宿題を出したりしますが、子ども一人一人の家庭学習の計画を作って管理してくれるようなところは、あまりないでしょう。

また塾の先生が作ったものが本当にいいかどうか、はこれもまたわからない。

この点は人任せにしてはいけないことだと、私は思います。

それぞれに志望校があり、得手不得手があるわけだから、10人いれば10通りの家庭学習があり得るわけで、それを本人任せにしていると、なかなか力はつかないのです。

親が関わって一番効果を上げるのはここです。

勉強を教える必要はないが、子どもの勉強を管理して、計画を作っていくアドバイスがあるのとないのとでは、結果は全然違います。

春休み中に次の1学期の計画をぜひ考えてください。

計画が出来れば、それができているかを確認すればいいのです。子どもの勉強の進捗状況はぜひつかんでください。

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