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ていねいさの源

子どもたちが問題を解いている様子を見ていると、やはり個性が出てきます。

例えば「こちらで○つけをするので、できたら持ってきてください。」という場合。

「できた!!」と勇んで走ってくる子がいます。

こういう子は大抵合っていない。こちらが○つけをする、ということはそんなにたくさんの子どもたちが並んでもらっては困るので、もうその段階で難しいわけです。

したがって×をつけると、また一目散で机に帰り、「あ、ここだ、ここ」と言ってまた持ってきて×、「え、そんな!」とふてくされてる。

まあ、ていねいさの微塵も感じません。

一方で、いろいろ考えた挙句、多分これでいいのではないか、と思いつつ、恐る恐る持ってくるというようなタイプの子もいます。

こういう子は逆に持ってきたときは大抵○である。ただし、そんなに早くはない。いろいろ考えていますし、慎重に考えているから、時間はかかる。しかし、持ってくるときはほぼ○。

そう、こういう子が合格するのです。

入試とは人が間違えない問題は間違えてはいけない。人が間違える問題ができると、さらに良い、ということですから、慎重な子の方が合格しやすい。

そろそろ、そういうことを走ってくる男の子には伝えたい、と思う時期になりました。

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