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東大の推薦入試

2016年の東大の後期入試はすべて推薦入試になりました。

平成28年度東京大学推薦入試実施要項

100名の枠は最初はすべて同じで、前期課程2年間の学修を経て後期の専門課程が決定されます。で、まあ推薦についてはいろいろな条件があり、かつセンター試験の結果も問われるわけで、試験実施要項を見ているとこれはなかなか大変だと思われますが、ひとつ目を引いたのが
「各校2名まで」
という推薦枠。しかも男女となっているから、男子校、女子校の場合は1人になります。

というので、まあ、全体としては100名だから、それほど来年の合格実績に響かないかもしれませんが、少なくとも推薦枠では同じ学校から2名までしか入らないということです。

で、この流れは今後の2020年の入試にも充分に反映されるだろうと思います。

これまで東大の合格者の多くは私立中高一貫校生が占めており、その同一性が問題視されていたわけだから、今後の入試改革に於いてこういうことは条件として加わってくる可能性はあるわけです。

そういう意味ではこれからたくさんの東大入学者を出す学校が、これまでの顔ぶれと同じではない、ということを意味するのであって、今回の入試はそのひとつのステップなのかもしれません。

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比と割合の問題
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英語入試の可能性
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集中する子


子どもたちの様子を見ていると、やはり何かに集中するというタイミングがあります。

ゲームをやっているとき、本を読んでいるとき、野球の練習をしているとき、動物の世話をしているとき、まあ、本当にいろいろなときに「え、そんなに集中できるんだ」と思うぐらいに気合いが入っているというか、がんばっている。

つまり子どもたちにはもともと頑張る力は備わっているのです。

ただし、それがどの方面に発揮されるかはまだ確定しているわけではない。これが受験勉強になってくれれば、それはそれなりにいいわけですが、しかし、そうなかなか上手くいかない。

例えば、模擬試験の成績が良ければ自信をつけて頑張るか、と思へば安心して違うことに頭が行く可能性もあるし、悪ければ悪いで自信を無くして頑張らない、ということだって当然あるわけで、同じ結果であっても対応はいろいろ出てくる。

だから、そこをうまく引き出す方法が必要で、そういう機会に恵まれると短期間でも力がついてくるのです。

引き出すコツとして大事なことは3つ。

1つは、やはり子どもをよく見ていること。悪いことについ目がいきがちですが、何かいいことはなかったか、変化はなかったかをしっかり観察する。

2つ目は、その変化をやはり褒めること。悪いことをいうよりも、いいことを教えてあげることから始めるべきです。

そして3つ目は具体的にやることを絞ること。

勉強しなさい、ぐらいいい加減な指示はないのです。何をどのくらい、どうやれば結果が出るのか、一緒に考えてあげないと先に進まない。時には「やらなくていい」ということを決めなければいけないこともあるのです。

そうやって具体的なことが決まってくるうちに、だんだん子どもたちの集中力が発揮されてくると、少しずつ自信が生まれてくるでしょう。

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ウチの子、がんばってます
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8月10日の問題
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面倒見

そろそろ塾もお盆休みに入る頃でしょう。

まあ、この時ぐらい、何も言わないでもらいたい、と思うこともあるかもしれませんが、すでにお盆休みの課題が一杯あるところの方が多いかもしれません。

何をしなければならないか、わからないよりは、それが明確にあった方が面倒見が良い塾である、という見方は一般的かもしれませんね。

しかし、本当はそうではないかもしれません。

つまりその指示が本当に妥当なものであるか、だれも評価してはいないからです。

ところが上の子が受験をしていて、ある程度お父さん、お母さんも経験を積んだ場合だと、

「ここで、これをやってもあまり意味がない」みたいなことがわかってくる。

そうなると面倒見はむしろお節介でしかなくなる、というところがあるわけです。

何でも塾の言うとおり、先生の言うとおりにやればいいか、といえば多少なりとも違うところがあったりする部分もあるので、お盆休みぐらい、好きに勉強してみてもいいかもしれません。

でも、宿題のチェックがあるとそうも言ってられないので、先に話をつけておいた方が良いかもしれません。

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5年生以下は遊ばなきゃ!
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福翁自伝のすすめ
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ていねいさの源

子どもたちが問題を解いている様子を見ていると、やはり個性が出てきます。

例えば「こちらで○つけをするので、できたら持ってきてください。」という場合。

「できた!!」と勇んで走ってくる子がいます。

こういう子は大抵合っていない。こちらが○つけをする、ということはそんなにたくさんの子どもたちが並んでもらっては困るので、もうその段階で難しいわけです。

したがって×をつけると、また一目散で机に帰り、「あ、ここだ、ここ」と言ってまた持ってきて×、「え、そんな!」とふてくされてる。

まあ、ていねいさの微塵も感じません。

一方で、いろいろ考えた挙句、多分これでいいのではないか、と思いつつ、恐る恐る持ってくるというようなタイプの子もいます。

こういう子は逆に持ってきたときは大抵○である。ただし、そんなに早くはない。いろいろ考えていますし、慎重に考えているから、時間はかかる。しかし、持ってくるときはほぼ○。

そう、こういう子が合格するのです。

入試とは人が間違えない問題は間違えてはいけない。人が間違える問題ができると、さらに良い、ということですから、慎重な子の方が合格しやすい。

そろそろ、そういうことを走ってくる男の子には伝えたい、と思う時期になりました。

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気体の重さの問題
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8月8日の問題
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力になるのは10月を過ぎてから


夏休みに勉強して、たくさんのことを覚えていきます。

しかし、それが同じような形でテストにでるかどうかはわからない。だからすぐにできるようになるとは限りません。

整理には時間がかかるのです。

たくさんのことを覚えるから、むしろ選択肢が増えて、迷うことが多くなる。

それが問題演習をすることで、いろいろ経験して、間違うこともいろいろあって、それで本当に力になってくる。

夏休みに覚えたことが生きてくるのは、10月過ぎたころでしょう。だから9月の模擬試験が悪くても気にしない。

そこから段々と応用する力が整ってきて、力になってくるものなのです。そこを教えておいてあげないとたまに心が折れてしまう場合もあるもの。

まあ、確かに暑い中がんばったのに、と思う部分はあるでしょうが、しかし勉強とはそういうものなのです。

だからあきらめずに努力を続けていくのが一番大事なポイントです。

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電話帳を横断的に使う
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なぜ計算間違いが多いのか?
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受験生のイメージ

ここまで暑いと、本当に命に関わるというか、大変なことです。

受験生は冷房の中にはいるのだろうけれど、それでも塾に通うために外に出たり、ちょっと遊んだりすると、汗だくだくになってしまうでしょう。

だからしっかり休まないといけない。

これからお父さんも夏休みに入るご家庭が多いでしょうから、勉強や遊びが忙しくなるかもしれませんが、やはり体調には十分気をつけてください。結構大きくなっている、と親が過信してはいけません。

今は成長期だから新陳代謝も激しく、子どもたちは疲れやすい。そこへきて暑さもあるから、さらに一層疲れやすいのです。

疲れると、やる気が出なくなる。

当然、勉強のできも悪くなります。

それを「気合が入っていない」とか「合格する気がない」みたいな言われ方をする子もいて、立つ瀬がないというか・・・。

大人はどうしても受験生のイメージを高校受験や大学受験に求めがちですが、小学生はあんなことはできません。

そこを絶対に間違えないようにしてください。

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夏のスランプ
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8月6日の問題
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捨てるものを決める

これまでは塾のカリキュラムやテキストにしたがって、そのすべてを勉強してきました。

しかし、6年生はこの先、すべてをやる必要はありません。志望校に合わせて「志望校に出るもの」だけを勉強すればいい。

そのために学校別傾向を研究し、何が出ているのかをしっかりとらえる必要があるのです。

例えば、国語で文学史についての出題や、文法に関する出題がない、とすればその勉強はしなくていい、ということになるでしょう。

逆に、理科の計算問題は必ず出ている、ということであれば、そこはやらないといけない。浮力がわからなければ、それはしっかり勉強するしかない、わけです。

この過程はすなわち「捨てるものを決める」ということです。

何でもやる、どんな学校にも対応できる、というような勉強は甚だ効率が悪い。

行ける学校は1校しかないのだから、1番入りたい学校に入れるように勉強するのが一番効率が良い。

中学受験の勉強はある意味「余分」なものである以上、それは絶対に効率性を求めるべきです。

じゃんじゃん捨てて良い、というものではないが、やはり研究することによってかなり負担を減らすことはできるわけで、ぜひこの夏過去問の研究をがんばってください。

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第199回 あせらせてはいけない
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歴史年表
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これから一番役に立つこと

中学受験でいろいろ勉強して、いろいろな力が身についていくわけですが、最もこれから役に立つことは

「自分で考えること」

ではないか、と思うのです。あるいは自分で勉強する、と言ってもいいかもしれないが、問題を解く、考える、わからなければ調べる、勉強する、ということは一連の流れになる可能性があるので、まあ、その一連の過程を自分でできるようになる、ということが最も役に立つと思うのです。

例えば、150キロの剛速球を投げようと考えたとします。

まあ、ふつうは投げられるものではない。プロ野球選手の何人かが投げられるだけなのですが、しかし、それを投げようと思ったら、いろいろ考えられる。

例えばどうやってその筋力をつけるのか。

どの位の力をボールに与えると、そのスピードがでるのか。

リリースポイントはいったいどこになるのか。

今の選手たちは根性でそれを成し遂げているとは到底思えない。いろいろ考え、調べて、研究して150キロのボールに到達する。

そういう一連のことを今、子どもたちは身に着けようとしているわけです。

だから問題ひとつひとつを大事にする必要がある。

じっくり自分で考えて答えを出さないともったいない。なぜ、そうなるのか。どうしてそうなのか。

そういうことを考えられるようになることで、いろいろな課題に取り組める力、問題解決能力、というのが身につくのではないでしょうか。

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比と割合の問題
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8月4日の問題
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点数が悪くて平気な子

本来、点数が悪かったらいやなものでしょう。

せっかくがんばって勉強したのに、思うように点数がとれなければがっかりするに違いない。

で、問題はそういう経験をたくさんしてしまうと、「がっかりしない」ための方法論がが変わってきてしまうのです。

本来は「がっかりしない」ためには「しっかり勉強する」ということが最も効果的な方法であるはずなのですが、それでうまくいかないと

「勉強しなかったからできなくても仕方がない」という方法論があり得るわけです。

つまり、勉強しない。がんばらない。

がんばらないから、点数が取れない。でもそれは当たり前の話だから、仕方がない、とそういう風に変わってきてしまう。

これはとても悲しいことです。

だから、そうなる前に手を打つ必要がある。

私はいったん試験はやめにする、というのもひとつの方法だと思っています。

そっちの方がまだいい。

ただ、これは時間を稼ぐためにやる。ちゃんと結果が出そうになるまでは試験を受けさせない。そして、「そろそろいいかな」というところで結果を出す。

結果が出れば、子どもはうれしいから、またがんばるのです。

とにかく試験は受ければいいと考えては行けません。

「いい点数が出そうにないな」と思ったら、やめてしまうのも大事な方法です。その代わり次の手を考えないといけませんが・・・。

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宿題が多い塾
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やさしい問題は注意が必要
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教育とイノベーション

教育という分野は、イノベーションが難しいと言われてきました。

今をもってして、教室、黒板、生徒の机といす、という設備で十分に可能であり、多くの学校や塾がその形態で今も運営されているわけで、これはまったく変わっていない、と言ってもいいでしょう。

しかし、ここにきて動画配信、電子黒板、電子書籍、WEBによるテストシステムなどが出てきて、いろいろなイノベーションが持ち込まれています。

例えば模擬試験についていえば、すでに答案を運ぶことはなくなり、画像として処理をして試験後すぐに子どもたちの採点情報が送られすようになったり、マイページで自分の成績推移を確認できるようになっています。出席はIDカードで管理されるようになり、無断欠席はすぐに保護者の携帯に自動でメールが飛んだりしているわけで、その意味ではだいぶ様相が変わってきている。

そしてここにきて、ビッグデータの解析や成績データベースを再利用して「いかに勉強するのが一番効率が良いか」というルーティングや進捗管理のシステムが生まれています。

これまで先生が経験的に持っていた指導方法がシステム的に解析されて、その子の個性や勉強スタイルによって勉強する内容が推奨されるようになるわけです。

そうなると、本当に教室で勉強する必要はあるのか?という疑問も出てくるかもしれません。

これまで学校で集団で活動をする、ということが重要視されてきたわけですが、ライフスタイルが個を中心に考えられてくると、教育もまたその方向に進んでもいいのではないか、と考えられるようになってもおかしくはない。

その分、子どもの個性を生かして「得意なこと」「好きなこと」を思い切り伸ばす、ということにつながっていく可能性もあるでしょう。

ITが進んできて、ようやくここまで来たという感じはしますが、しかし、これから本当に大きな変化が生まれるのではないかと思います。

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これから進学塾はどうなるか?
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