孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

幼稚園選び、激動の5日間(3)

2025-01-25 21:48:37 | 3歳半から

三日目 23日木曜日

 

10時半の予約で、E幼稚園の見学に行きました。

広々の園庭には、魅力的な遊具がたくさん並んでいます。

「ワァ!楽しそう!」とマメ。

 

おとなたちも、期待が高まります。

 

C園D園と同規模の幼稚園です。(各学年ふたクラス。)

朝の会のようすを、各教室まわって見せてくれます。

 

ん?何か違和感。

何か感心しない。

 

まず、こどもたちが前向き何列かで着席しているのがイヤでした。

互いの顔が見えるように、円陣形に座らせるに決まってるじゃん。

 

先生たちはほぼ全員がマスク着用。

そして、いやにボソボソしゃべる。

これじゃ、マメちゃん(ほかの子だって)聞こえないよ。

 

こどもたちも、90%近くがマスクしている。

マメちゃん左耳が小さくてうまくマスクできないのに、これはつらいなあ。

 

まったく良いところのない園でした。

 

家に帰って、マメにユーチューブを見させておいて、すぐ3人で二階に上がって会議を始めます。

3人の意見はもちろん、完全一致です。

E園はありえない、C園にしよう。

 

さっそくC園に電話します。

ドキドキします。

「定員に達しました」だったらどうしよう。

スピーカーホンにして園長と話します。

 

良かった!

受け入れてもらえました。

とてもとてもフレンドリーでした。

娘も婿さんもホッとした表情。

 

「うちを選んだ決め手は何ですか?」と聞かれました。

E園との対比で、すぐに答えられました。

*朝の会で、円陣に並んだこどもたちの前で、担任の先生たちが大きな声で明快な話し方をしていたこと

*先生たちが自信を持って、こどもたちを掌握していたこと

 

来週29日(水)が、面接と入園手続きです。

マメの幼稚園、ようやく決まりました。

(つづきます。)


幼稚園選び、激動の5日間(2)

2025-01-25 21:17:50 | 3歳半から

二日目 22日水曜日

 

D幼稚園がダメとなると、C幼稚園が第一候補となります。

E幼稚園と比較検討して、良い方を選ぶことになります。

でももし...。

 

この辺で冷たい恐怖が胸中に湧き上がってきます。

C幼稚園からも「定員に達しました」と言われたらどうしよう?

マメは行くところがなくなってしまう。

 

不安の中、B園に電話をかけました。

まだ空きがあるか確認するためです。

「ハイハイ、まだ大丈夫ですよ」

と、フレンドリーな応答が返ってきてホッとしました。

良かった、これでキープがかけられた。

 

夕方、娘一家がやってきます。

翌日午前中のE幼稚園見学にそなえて。

ふたりとも格別ガックリしたようすもなく、ふつうの笑顔です。

わたしの判断ミスを責めたりもせず、「定員に達したなら仕方ない」とあっさりしています。

 

胸がよじれるほど苦しいのはわたしだけ?

けっきょく、統括本部長だからつらいのよね。

誰かの指示の下で動くだけなら、どんなに気楽だろう。

 

それでも、状況をいっしょに担えるひとたちがそばにきて、気持ちが楽になりました。

さあ、明日のE園見学、どんな感じかな。

期待と不安で、変な夢をたくさん見ました。

(つづきます。)


幼稚園選び、激動の5日間(1)

2025-01-25 20:18:24 | 3歳半から

1月21日(火)から今日25日(土)までの5日間。

辛く苦しい日々でした。

 

21日(火)の午前中、まずE幼稚園に見学依頼の電話をしました。

この幼稚園の持つ意外な魅力に今さらながら気づいたためでした。

 

それまでに見学したA〜D4園のうち、第一希望はほぼほぼD園に決まっていました。

だから、E園見学はあくまで「念のため」でした。

あとで見落としの後悔が出ないための。

 

E園のつぎに、本命D園に電話しました。

気になる点を2〜3質問するため、またできれば、もう一度(わたしだけでも)見学させてもらうため。

ところが、電話口に出た園長が言うには、

「もう定員に達したので募集はしめきりました」。

 

な、な、何ですと!

 

電話口でどんなに懇願してもダメでした。

ショックで胸がバクバクします。

すぐに娘夫婦に連絡します。

娘夫婦も「えーっ」と気落ちしています。

この幼稚園は、マメも気に入っていたのでした。

「マメちゃん、D幼稚園に行くー」と。

 

家にじっとしていられず、近くの大きな公園に行きました。

陽だまりの暖かいベンチに座って、状況を分析します。

 

「なめていた」ことが敗因でした。

少子化だから、今の時期、どの幼稚園も定員割れしているに決まってる。

急ぐことはない、こちらのペースでゆっくり選べば良い。

 

自分のそういう判断ミスを、責めて、責めて、責めて...。

ああマメちゃんゴメンね。

許してね。

 

苦しい一日が終わりかけるころに、ようやく

「ダメ元で、もう少しプッシュしてみよう」という前向きな気持ちが湧いてきました。

 

「明日、直接行ってお願いしよう」

「何か手みやげを持っていく?」

「いや、それはまずいか」

「直接でなくとも、切々の気持ちを手紙で伝えては?」

「それなら、今日中に速達で出せばよかった」

 

けっきょく、次の日の朝D幼稚園まで行って、「切々の手紙」を入口ポストに投函してきました。

が、一日待っても、(予想していたことではありますが)何の連絡もありませんでした。

(つづきます。)