結婚により、生まれて初めて親元を遠くはなれた娘。
心配で心配で、生きた心地もしなかったわたしです。
33年間わたしの完全庇護下にあって家事らしい家事など何もできない娘に、自分の家を切り盛りするなどということが果たしてできるのか?
気立ての良さそうな婿さんではあるけれど、一緒に暮らしてみたら、娘の無能力さに愛想をつかすのではないか?
車で3時間はなれた他県であっても、足繁くようすを見に行きました。(週に1~2回、大量のおかずを持って。)
やがてそれなりに新婚生活も軌道にのっていきました。婿さんに愛想づかしされることもなく。
この婿さんが娘に向ける寛容と愛情には、のちのち大きな感銘を受けることになります。