孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

「耳の聞こえない私が講演をする理由

2022-05-16 09:32:51 | 1歳から

「耳の聞こえない私が講演をする理由」(松橋英司)

 

1955年生まれの松橋さんは、生後3ヶ月で失聴します。(ストレプトマイシンの副作用。)

母親の夢中の奔走で、かれは、小学校から高校までを聴覚教育トップレベルの教育大(現筑波大)附属聾学校で学びます。

高校卒業後は、歯科技工士として安定した生活を送ります。

 

前回ご紹介した若い韓国女性は、周囲からの適切な援助がない中、自分の才覚だけをたよりに道を開いていきました。

いっぽう松橋さんには、お母さんや教師たちの手厚いサポートがつねに与えられます。

そのぶん、かれは「自分には障害があるからあれもこれもできない」といった消極的な思いにとらわれがちなようです。

自己憐憫感や自己卑下感もたっぷり味わいます。

 

40代のころ、母の影響で一種の宗教と出会い、ようやく心の平安を得られた松橋さん。

その感謝の思いを胸に、積極的に講演活動に乗り出します。

 

☆ふーむ。キム・スーリンさんのはっちゃけた人生を読んだ直後だったので、生真面目でやや陰気な(失礼!)松橋さんには、あまり親近感を感じられませんでした。

☆講演活動が宗教がらみなのもちょっと...。