難聴がテーマの本を2冊読みました。
まず、清川妙「ひとりになってからの生きがい」です。
このかたは万葉集や徒然草などの古典文学に造詣が深く、たくさんの著書を出されるかたわら、講演会・カルチャー講座などで活躍された女性です。(もう亡くなられました。)
初めてのお子さん(男児)が先天聾でしたが、もちまえのパワーと聡明さとでそのお子さんを立派に育て上げました。
息子さんの教育のため、聾教育のエリート校である教育大附属(現筑波大附属)聾学校の近くに一家をあげて転居します。
息子さんはその学校でスクスクと成長され、高等部卒業後は早稲田大学に進学します。
その後東京都の教員試験に合格して、都立聾学校の教員になります。
また、健聴女生と結婚してしあわせな家庭生活をおくります。
す、す、すごいお母さんだなあ。
わたしの娘にはとてもとてもこんな風な子育てはできませんが、わたしが手伝えばある程度は...。
前向きな勇気をもらった感じがしました。