孫娘は小耳症

孫娘(2021年4月生まれ)は左耳小耳症で両耳難聴です。
頼りない娘を支えつつ孫娘の成長を見守ります。

タブー意識を乗り越えて

2024-02-13 19:54:15 | 2歳半から

世に「転勤族」と呼ばれる人たちは少なからず存在します。

そういう人たち(と家族)は、子どもの就学問題が持ち上がると、ある方策を用いて事態を解決するようです。

「単身赴任」という方策です。

 

ざっと見まわしただけでも、身近でいくつもの例をあげられます。

あの家もこの家も。

あの人もこの人も。

 

「でもうちの場合、その方策は使えないのよね」と、寂しくあきらめるわたしでした。

娘一家のなかで、婿さんの存在感が大きすぎるのです。

良き夫・良きパパとして、家庭内を太陽のように照らす婿さん。

その明るさ暖かさに包まれて、のびのびぬくぬくと暮らす娘とマメ。

 

その婿さんが単身赴任で不在?

太陽の温もりをうばわれた娘の家庭は、たちまち、冷え冷えとした「ツンドラ地帯」になってしまう。

マメの就学問題はたしかに大事だけど、マメがパパと別れて暮らすダメージのほうがこわい。

 

こんな感じで、いつもこの辺で思考ストップしていたわたしです。

「単身赴任」は、うちでは解決策にならないのよね...と。

 

でも今回、危機感と悲しさがタブー意識を乗り越えました。

<単身赴任、フツーに「あり」なんじゃない?>

<婿さんがいなくても、娘とマメの生活はツンドラ地帯にはならないんじゃない?>

<だって、我が家でわたしたちといっしょに暮らせばいいんだもの>

<婿さんの勤務場所が近くになった時は、婿さんもうちに同居すればいいわね>

 

次回の転勤を見すえて、心の中でアレコレ計画を練り始めます。

お金の計算、間取りの工夫、マメの就学、娘の就業、などなど、考えることがたくさんあります。

 

そして...。

考えているうちに、気持ちが落ち着いたのです。

 

わたしが勝手に心の中で考えているだけのプランです。

娘一家(とくに婿さん)からノー!を突きつけられたら、もちろん引き下がるしかない。

でも、「こういうふうにできるかも」「できたらいいな」という希望が、わたしの不安を鎮めてくれました。

夜も、わりあい眠れるようになりました。

良かった...。

 

ところで、もしそのプランが実現するとして、

老夫婦ふたりの気楽な生活をあきらめていいの?

新たな家族を2〜3人迎え入れるって、かなりのストレスじゃない?

大丈夫?

 

ご心配される向きも多いかと思いますが...。

大丈夫です。

<娘とマメのために、できることは何でもする>

その覚悟はとっくにできています。