sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

3Dモデリング キャブレターとルマンコブラ用ダンロップホイール

2017-01-10 13:24:28 | 3Dモデリング

ここのところ時間があるときに進めている3Dモデリング。こんな小物パーツも製作です。
ウェーバーのキャブレター、ファンネルは長いタイプですが、短いタイプも作れますね。
これはツノありタイプですが、ツノ無しに変更予定。

制作過程はこちら。

円筒形の縦断面の半分をイラストレーターで作図して、svgデータで123Dにインポート。中心線を描いて指定し、くるっと回すと片側の円筒が出来上がります。断面状態で途中のへこみも含めて作図しておくのが味噌です。
作図に関しては、手持ちの1/24のキャブレターを4方向から写真を撮って、イラレ上に寸法を合わせて配置したのをトレースします。イラストレーターはフリーソフトのインクスケープでも代用出来ます。
インポートする前にイラレの寸法を35.2%で縮小しておくと、123D上で寸法が正しく表示されます。
円筒をコピーして横移動し、中の直方体を作って間に差し込みます。立体はそれぞれ一体化せずにおくと後でいくらでも微調整が出来ます。


つぎに、マニフォールド接続の出っ張りをイラレで描いて、厚みを付けてから奥と手前に2枚貼付けます。


上の四角い箱は上から見た状態でイラレで作図して、高さを付けのせます。

段差の部分は別に作図したものを上に乗せてから角をフィレットで丸めていきます。



後はそれぞれ、小物を作図してレイアウトして行きます。



ファンネルも断面を写真をトレースして描いてくるっと回して作って差し込みました。

手数はかかりますが、1-2時間で完成出来ます。


そして、こちらはコブラ用のダンロップホイール。レベルの60年代の32スロットボディから、ルマンハードトップ付きのモデルを製作します。

イラレで写真から断面を読み取ります。


くるっと回してから、穴形状に高さを付けます。


こちらはスピンナーのフィンです。


フィンを二つの立体の交差部分でくり抜いて、スピンナーに合体させます。スピンナーは別パーツとなります。


段面形状が気にいらず、イラレに戻って断面を描き直して修正しました。左が直した方です。



ちょっと雰囲気の段差を付けて、エアバルブも挿入してみました。

このあたりもDMMに出力依頼をしてみましょう。



コメント (1)
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