ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

制作・ポストプロダクションチームのコメンタリー

2003年12月27日 | 旧指輪日記
昨日制作・ポストプロダクションチームのコメンタリーを観終わりました。
一番印象的だったのは、アルウェンが戦いに参加するという設定をやめるべきだとリヴ・タイラーが主張し、PJたちがアルウェンの設定を考え直すことになったという話でした。てことは、リヴ・タイラーが何も言わなかったら、アルウェンどーなってたんでしょうか・・・(汗)リヴ・タイラーありがとう、というのもありますが、なんだかちょっと考えてしまいました・・・
エオウィンのシチューの場面の話も出て、あの場面は賛否分かれたということですが、やはりあの場面のエオウィンに違和感を感じていた人がスタッフにもいんだなあと思ってちょっとホッとしました。
でも、ちょっと考えてしまったのですが、アルウェンにしろエオウィンにしろ、数少ない女性キャラクターということで、かなり改変の対象になってしまってたんだなあと・・・。他の話からもそれは随所に感じたのですが。
女性を目立たせたいという理由には、女性がいないと華がないという男性からの立場と、逆に女性が共感できないという女性からの立場と両方があるのだと思いますが、少なくとも女性側からは原作どおりのエオウィンやアルウェンで充分共感できるのにな・・・というあたりを、実際に演じたミランダ・オットーやリヴ・タイラーが主張してくれたのは嬉しいことだと思いました。
あと、サントラについては、エントの行進の場面の歌についてのショアのコメントが聴けて嬉しかったです。やはり「無垢な少年の声が中つ国の自然と深く結びついている」のだそうです。ただ、角笛城の場面でもこの曲が出て来た理由には触れてなくて残念でしたが・・・やっぱ使い回しなんでしょーか(汗)
そして、ショアの口から「三部作が終わって嬉しいだろうと聴かれるけれど、嬉しいはずがない」とか、「音楽家として日々楽しんでLotRの音楽を作っていた」という言葉が聞けて嬉しかったです!
そうそう、ショアにとってはTTTで印象的なのは「北欧を思わせるローハンの文化とゴラム」なのだそうで。確かにサントラを聴いているとショアがローハンとゴラムが気に入ったんだなーというのはわかりますね(笑)
「この物語の核はフロドとサムとゴラムの物語だ」なんてことも言っていて、ああそう思ってたんだ、とちょっと意外でした。いや、フロドルートの音楽あんまり気合入ってないような気がしてしまってたもんで・・・(汗)

コメント
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