ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ブクログの副産物?

2005年05月20日 | 読書
昨日登録したブクログの整理をまだやってます。時間かかりますねえ・・・(汗)
指輪関連、ファンタジー関連の持ってる本をざっと登録した後、好きな作家ということでトーマス・マンとガルシア=マルケスの本を登録するために、amazonで検索してました。
そしたらなんと!! 「ファウストゥス博士」が岩波文庫から出てるではないですか!!!
・・・一人で興奮していても誰もあまりわかってくれないと思いますが(汗)この作品、昔大学の図書館で全集に載っているのを読んでいる途中で卒業してしまい(笑)その後読もうと思ったらその全集は絶版で売ってないし、他に読める邦訳本全然ない・・・というので一時期幻の作品だったんですよ。
やっと世界文学全集だかの一部になっているハードカバーを買ったのですが、なんだか読む暇がないまま挫折して今日に至っているのですが(汗)文庫なら最後まで読めそうな予感です!
いやでも、いつの間に出てたんだろう・・・いつも池袋のブックスリブロのドイツ文学の棚はチェックしてたんですが、岩波文庫は盲点でした・・・(笑)
盲点と言えば、ガルシア=マルケスも文庫で(アンソロジーだけど)まだ読んでない短編が出ていることがわかりました。こりゃこんど本屋行ったら買いあさりかも(笑)
そうそう、トーマス・マンのミュンヘンでの生活?を辿った紀行本???が出ていることも判明。んー、残念ながら今回はミュンヘンは行けないんですが・・・
いやー、読みたい本がたくさんあるのは嬉しいんですが、私読むの遅いからなあ・・・なんか人生損してるような気がしますね・・・(汗)
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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語 続き?(ちょっびりネタバレ?)

2005年05月20日 | 映画
昨日書き忘れたのですが、一緒に見ていた友達が「なんで親戚じゃなくて両親の仲間のところにばっかり回されるの? あの銀行家が実は裏で糸ひいてるんじゃ?」なーんて言ってたのです。
「それはないでしょー」とか言ってたのですが、なんだかそれもありな気がして来た・・・(汗)
それから、「続編はなさそう」とか書いたのですが、続編の話もあるらしいです。
でもいつになるかわからないし、どうせ子役は変わってしまうだろうしなあ・・・ということで、図書館で原作を借りて来てしまいました(笑)映画の続きの4巻なんですが。(4巻しかなかった)
さて、原作はどんな感じなんでしょうか。読んだら読書カテゴリーに感想書くと思います。
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ホビットに優しい人々

2005年05月20日 | 指輪物語&トールキン
指輪サイトに「ホビットに優しい人名鑑」というコンテンツがあるのですが、今度ちゃんと名鑑と呼べるようなものにしようと計画中です。
と言ってもなかなかホビットに優しい人一人一人について書くのは大変なので、とりあえずは一人一人の「ホビットに優しい名台詞」を名前の後につけられたらなあ、と思って、下調べを始めているところです。
実は以前、原作を読みながら気に入った台詞やフレーズを書き留めるという気が長い作業をやってまして(笑)その時の書き抜きを見ながら色々考えていました。
ホビットに一番優しい人、と言ったら、ホビットとの付き合いの年季を考えてもガンダルフかな、と思っていたのですが、名台詞?を読み返してみると、意外にガンダルフのホビットに優しい発言は少ないことに気がつきました。いや少なくはないんですが、思ったよりは言ってないなあと。
ガンダルフはもちろんホビットに優しいのですが、「中つ国の執政」として、全ての生きとし生けるものに対しての視点もあって、どこか上から見下ろしているようなところもあるなあと。見下ろしているというよりは、見守っている、かな。ホビットのことを誰よりも理解して認めていながらも、わが子のように愛している、というよりはもうちょっと高みにいるような気がします。
一方、「この人ホビットにメロメロでは・・・」と思ったのがアラゴルンです(笑)なんだか思っていた以上にアラゴルンの「ホビットに優しい名言」が多かったです。もちろん一番多かったですし。
アラゴルンは、87年生きているとは言え、ガンダルフに比べたらまだまだ人間できてない?というか、ゴクリのことを「二度と一緒に旅したくない」とか「なにしろ臭いですからな」とか言い切ってしまうような面もあります。そういう意味でも、アラゴルンには指輪を棄てる使命は達成できなかったでしょうね。
でもそんなアラゴルンのホビットに対する発言を読んでいて、この人はとても愛情深い人だなあと思いました。
ブリー村でフロドたちと出会った時、「わたしは自分自身のためにもあなた方にわたしを好きになってもらいたかったのだ」というくだりにはちょっとじーんとしてしまいます。過酷な旅をさすらう野伏にとって、ホビットの友情を得ることはとても安らぐことだったのでしょう。既にビルボとの親交で充分にホビットと付き合うことについては知っていたでしょうし。
ああ、アラゴルンの名台詞どれを選ぶか、かなり悩みそうです(笑)
前にも書いたと思うのですが、私が惹かれた「ホビットに優しい大きい人たち」って、ただ単に優しいというだけでなく、ホビットの存在に心を動かされ、ホビットの素晴らしさを理解し、敬意を払っている人たち、なんだということに最近気がつきました。
そう思うと、映画のおかげでホビットに優しい人筆頭と思われているボロミアは、実はただ単に自分より弱いものに優しいだけで、真の意味での「ホビットに優しい人」ではないなあと思ったりします。あ、もしかしてギムリもそうか?(笑)
それを考えると、映画のボロミアって結構いいかなあと思ったりも。映画ではボロミアは旅の仲間には「ミナス・ティリスに帰るついでに参加した」のではなく、自ら自発的に参加するのですが、ボロミアが名乗り出た理由には、フロドが名乗り出る姿に驚き、不信の思いがありつつも感銘を受けたからなのではないかと思えるからです。
メリーとピピンを助けたことで救われたというのも、映画の方がわかりやすいかもしれませんね。
と、なんだか話がそれたんですが(汗)あと原作でホビットに優しいなあ~と思ったのは木の鬚ですね。
セオデンも優しいと思ってましたが、木の鬚の比ではないですねえ。
セオデンはメリーに心を和まされてはいたけれど、メリーがいなくてもセオデンの選択は変わらなかったでしょう。
でも、木の鬚はメリピピに「変えられた」のですよね。ゆっくりと滅び行く太古の種族が、若いホビットたちと出会ったことで快活になって少し「若返った」のですよね。
原作でのメリーとピピンは一見何もしていないようですが、実はメリーとピピンの存在だけでエントを動かす大きな力になっていたことがわかりますね。別に映画みたいに説得しなくても・・・(汗)
木の鬚も、ホビットに優しい名台詞はどれを選ぼうか悩んでしまいます。とりあえず今とても気になっているこの台詞を引用してみたりして。
「・・・わしらはごく短い間に友達になったもんじゃから、わしはわれながらたしかにせっかちになってきたものと思っとるんじゃ-ことによるとだんだん若い時にもどっとるのかもしれんな。・・・」
んー、やっぱり原作は面白いです。今ちょっと原作読書中断中なのですが、またじっくり味わって読みたいですね。
コメント (2)
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