ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

プロデューサーズ

2006年05月03日 | 映画
トニー賞獲ってるし、一度見とかないとなあ・・・と思いつつ来日公演も日本版も見なかったので、映画は・・・と思って観に行きました。
やりすぎでベタなアメリカン・ギャグもあまり好きじゃないし、ミュージカルでも古きよきブロードウェイミュージカル的なものは好きじゃないし・・・というわけで、あまり好きにはなれないような気がしていたのですが、まあだいたい予想どおりでした(汗)
うーん、お馬鹿ギャグは嫌いではないんだけど、なんかやりすぎなんだよなあ・・・このあたり好みの違いだとは思いますが。
なんか口なおしに「銀河ヒッチハイクガイド」が見たくなってしまった(笑)あれは好きなんだよなあ。
あれ、舞台で見ると違和感なく楽しめるのかもしれませんねえ。
でも、風刺とかではなく、ただひたすらにお馬鹿だったのは、そういう意味のいやらしさみたいなものがなくて偉かったような気もします。
あ、ボール紙のベルトはなんかウケてしまった・・・(笑)私以外誰も笑ってなかったけど(汗)
でも、ミュージカルシーンはアホらしさ爆発でなかなか楽しかったです(笑)レオの妄想のシーンとか、これでもかこれでもか、と派手にやってるのがおかしかった。
お婆ちゃん大集合の場面も。歩行器の使い方とかなんか・・・(笑)
そして、「春の日のヒトラー」の舞台もすごかった(笑)頭にソーセージつけてるのとかすごかったし。人間ハーケンクロイツが一番ウケたなあ(笑)ここも私以外笑ってなかったけど・・・私の笑いのツボ変なのか(汗)
あ、ドイツ将校役?の人がカッコ良かったなあ・・・(笑)
なんだか、古きよきブロードウェイミュージカルナンバーのアホらしさを風刺しているように思えたんですが、多分ちがうんだと思います(汗)でも私にはそういう意味でおかしかったです。
結末は知らなかったのですが、最後はほんわかハッピーエンド?でなかなか良かったのではないかなーと思います。
演出家カップルの二人もなかなか良かったような。彼らの頑張り?のおかげで面白いショーになったわけですし、彼らも夢を掴んだわけですよね。
ユマ・サーマンもかわいかったです。
エンドロールで皆が出てきたのがちょっと嬉しかったりして、結構キャラクターにも愛着湧いて来ていたようです。
そう言えばエンドロールで珍しく誰も立たないなあと思ったら・・・皆最後まで映像があるの知ってたのかな。
あ、エンドロールで「グーテンターク・クロップ・クロップ」の歌を真面目に(!?)レコーディングしなおしていたのも結構ウケた・・・(笑)
舞台の話を聞いた時、マシュー・ブロデリック歌えんのか・・・と思ったけど結構しっかり歌ってましたねえ。びっくりでした。
しかし、昔のまんまとっつぁんぼうやになったような感じでしたねえ・・・昔一瞬好きだったんだけど(笑)

というわけで今年見た映画の順位。
1.ナルニア国物語第一章ライオンと魔女/2.ロード・オブ・ウォー / 3.スタンドアップ / 4. ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス /5.キングコング / 6.ハリーポッターと炎のゴブレット / 7.DOOM / 8.プロデューサーズ / 9.PROMISE / 10.フライトプラン
DOOMより下かい!(笑)まあ好みの違いですから・・・あ、PROMISEの順位下げました(汗)
ハリポタはDVD見てから改めて順位を考えたいと思います・・・早くも忘れかけておりますので(汗)
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LotRシンフォニーの思い出?

2006年05月03日 | 指輪物語&トールキン
トールキンアンサンブルの4枚組みは無事出荷されたらしいですが、10日~15日くらい到着までかかるそうです。ちゃんと着くかちょっとドキドキですが・・・
ちょっと英amazonを覗いてみたら、イギリスでは5/8発売になってるらしいです??? しかも珍しくイギリスの方が安いような。
日本のamazonでもそのうち普通に取り扱うようになるんでしょうか。というか、なんでいきなりマーケットプレイスで取り扱いがあったのかも不明・・・うーむ。
ま、手に入りさえすればそれでいいのですが(笑)

さて、音楽つながりというか、で、LotRシンフォニーのことでも書いてみようかと思います。
前にも同じようなことは書いてますが、確かクリーブランド行ってからは書いてないと思うんで。
あ、クリーブランドのコンサートのレポートも、トロントの指輪ミュージカルのレポートもサイトの方にupする予定がちっとも進んでおりません(汗)連休中にミュージカルの方だけでもなんとかupできるといいなあ・・・(汗)

今までLotRシンフォニーのコンサートは13回行っています。不吉な数ですな(笑)
実際にはロンドン、ピッツバーグ、東京2回、ドイツ、クリーヴランドの6箇所で聴いていることになります。
この中でどれが一番良かったかというと・・・総合力でロンドン、と言いたいところなのですが、ロイヤル・フェスティバルホールの音響が良くなくて、ベストとは言えなかったんですよね。演奏は文句なしだったんですが。コーラスは素晴らしかったし、打楽器がサントラどおりなのは本当にロンドンフィルだけなのですが(バウランとか鉄板が素晴らしい!)、シセルの声がマイクに乗ったらどうも今ひとつだったりもしたし・・・
じゃあベストはどこかというと、ついこの間行ってきたクリーヴランドかな・・・
実はコーラスにはちょっと不満もあるのですが、(ロンドンとドイツのコーラスが素晴らしかったので・・・)まあ許容範囲かなと。
とにかくクリーヴランド管弦楽団はオケが上手かった! トランペットのトップの人が素晴らしかったし、ホルンも良かったし、木管も明るめの音でしたがとても丁寧に演奏してくれてとっても良かったのです。
ティンホイッスルが専門の奏者ではなくて第三フルートの人だったのですが、公演を重ねるにつれてどんどん良くなって行って、ホント素晴らしい演奏を聞かせてくれました。
打楽器も、ロンドンフィル以外ではベストでした。オリジナルのロンドンフィルと同じようには行きませんでしたが、なんというか上手い人たちなんでしょうね、鉄板もログドラムもとても良かったです。ただ、ティンパニが1セットしかなくてちょっと迫力不足だったのが残念だったんですが。
ソリストのKaitlyn Luskもとても良くて。クラシック畑の人らしいのでどうかと思ったらInto the Westが良かったのでびっくりでした。
ホールの音響もなかなか、でしたし。3階席だとあまり響かなかったのですが・・・

次に良かったのは、というと、ピッツバーグかロンドンか、ですね。
ピッツバーグはホールの音響が今まで聴いた中ではベストでした。演奏も良くて、特に弦楽器が素晴らしかったなあ。
コンサートマスターのヴァイオリンソロがとても素晴らしくて、これは全てのコンサートで一番でした。
木管楽器の音がちょっと明るめだったのが、LotRには合わないかなあと思ったのですが、それでも上手かったですし。
ホールの音響がいいので、シセルの歌声も堪能できて良かったなあ。
ただ、コーラスがちょっと・・・でしたね。クリーヴランドもそうですが、あの程度の規模の都市の中でのことなので、そんなにすごいレベルのコーラスを期待してはいけないのでしょうね。
でもそれを思うと、あの規模の都市であれだけのレベルのオーケストラがあるのはすごいことだなあと思いますが。

で、ロンドンですが、演奏は本当にサントラそのままで、もっと感動しても良かったはずなのですが・・・最初のコンサートだったので、逆にそのありがたみがわかってなかったかも(汗)今こそもう一度聴いてみたいです・・・
特殊楽器も、サーランギーを使っていたのはロンドンだけでしたし、サントラのオリジナル奏者が集まっていて良かったですね。
打楽器が特に素晴らしく、ファンゴルンの場面などログドラムがものすごい音量で大迫力でした。鉄板も2枚使っていたのはロンドンだけで、迫力でしたね。そしてバウラン(アイリッシュフレームドラム)がサントラそのままで良かったし。
あと、コーラスは文句なしで一番良かったです。音響悪いにもかからわず、すごい迫力で圧倒されました。第二楽章の裂け谷のテーマで始まるところなんて、コーラスで感動してしまいましたもの。
そして忘れてならないのが少年合唱&ソロ。文句なしに素晴らしかったです。他のコンサートでは少年合唱にかなり不安があったので、レベルが違うなあ、という感じでした。ソロのベン・デル・マエストロくんなんて、3楽章以降もソロやればいいのにと思ってしまいました(笑)
ただ、前にも書いたように、音響が今ひとつだったのが残念だったのでした。音響は重要だなあと思います・・・

残るはドイツと東京なんですが、どちらもホールがちょっと・・・だったんですよね。
ドイツのノイミュンスターは、なんと会場が体育館みたいなアリーナ(汗)そこそこ響きはしたのですが、集音マイクは設置されていて、それでもまだ音量不足な部分はありました。特に弦楽器が・・・
オーケストラは北ドイツ放送ポップスオーケストラで、演奏は上手かったと思うんですが、何分音響が・・・(汗)
しかし、コーラスは素晴らしかったです。欧州の方がコーラスのレベルは高いんでしょうか。大人のコーラスは文句なしに素晴らしかったです。第二楽章のアルトのソロと、第六楽章のバスのソロも上手かったし。
そして、ソリストがサントラのレコーディングにもLondon Voicesで参加していたというAnn de Renaisだったのですが、この人がまた素晴らしかったです。Into the Westだけはちょっと・・・でしたが、後は文句なしの素晴らしさで、ゴラムの歌は泣けてしまうくらい素晴らしかったです。
テリー・エドワーズ氏の指揮にはあまり馴染めなかったのですが(汗)そういえば2月のリヨンのコンサートで指揮している最中に倒れたそうですが、その後回復されたんでしょうか・・・

で、残る東京なのですが・・・
2回の公演とも国際フォーラムのホールAという、クラシックの演奏には大きすぎる会場で、マイク使用だったのがかなりマイナスでしたね・・・
しかも8月はオーケストラもコーラスもひどくて(汗)シセルだけが救いでした(汗)
ジョン・マウチェリーの指揮も、ショアと比べるとメリハリがゆるやかで、オーケストラをひっぱって行くという感じではなかったので、余計に・・・だったかもしれません。
あ、でも日本人のティンホイッスル奏者の人は良かったなあ。
12月は指揮もショアで、オーケストラもショア直々の推薦らしいロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団(NPOR)+日本のエキストラ少々、という感じで、演奏はかなり良かったです。
NPORの暗めの音は、むしろロンドンフィルよりもLotRに合っているような気さえしました。
ソリストのケイティ・ヌーナンも、声は細かったですが、マイクに乗せるのなら問題なし、という感じ。特にゴラムの歌がすばらしかったなあ・・・
でもとにかく、あのホールの音響はいただけなかったです・・・

私は幸いにして東京の8月とドイツ以外は全てショア本人の指揮で見たのですが、やっぱりショアの指揮が一番いいです。
メリハリの利いた感情たっぷりの指揮で、オーケストラにもショアの感情が乗り移るような感じがありますね。
そして、最近はちょっとおとなしくなってしまったとはいえ、ショアの指揮ぶりは面白い!(笑)「カザド=ドゥムの橋」のあたりなど、ジャンプしながら振ってたりと、熱血指揮ぶりが観ているだけでも楽しかったです(笑)

というわけでたらたらと書いて見ましたが、この夏はもしかしたらサンディエゴで聴くことになるかもしれないんですが、正直なところ、オーケストラのレベルは8月の東京よりはマシかもだけど、今まで聴いたオケよりはかなり劣ると思われますし、会場は国際フォーラムホールAよりひどいかも・・・という感じではないかと(汗)指揮もショアではないですし。
それで、行くの二の足踏んでしまうんですよねえ。
グラスゴーが1ヶ月後だったら即決だったのになあ。
さてどうするか、連休明けには決めたいと思いますが・・・
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