「隠蔽捜査」シリーズで一躍有名になった今野敏先生。
キャリア官僚を描いたこの「隠蔽捜査」シリーズは後で紹介したいと思いますが、今回は「同期」。
読む前に本の帯を見ると・・・
刑事、公安、組対……。それぞれの思惑が交錯する大きな事案を追いつつ、願いはただ同期を救うことだけ。
圧倒的なスピード感で、あっと驚く展開の連続を駆け抜ける大興奮の700枚。
(表)
懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。
「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」
男たちの前に立ちはだかる最も高い壁――組織の論理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。
現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場!
(裏)
帯ほどではありませんが、面白かったです。
本を開けたら最後、ぐいぐいと読者を引っ張って一気に読ませます。
バリバリの男くさい「警察小説」ですね。
主人公は、宇田川亮太という警視庁刑事部捜査一課の刑事。32歳。
で、公安部公安総務課に所属する蘇我和彦という警察官がいて、この二人が入庁の同期だというところが、ドラマのミソ。
捜査一課は自ずと知れた「殺人捜査」するところでしょう。で、公安はまぁ、「情報機関」といったところでしょうか。
で、宇田川がある暴力団がらみの捜査中、逃走した組員から拳銃で撃たれます。
ところが、公安の蘇我から体当りされて助けられたわけ。
蘇我は「偶然近所で昼食をとっていた」というんですが・・
宇田川とコンビを組むベテランの植松警部はぐうぜんのはずがない主張。
そして、数日後、蘇我が突然懲戒解雇になったという。解雇の理由は不明。しかも、蘇我は行方不明に・・・・
刑事部と公安部、組織犯罪対策部など警察内部の部署内の確執。
そして、おなじみのキャリアと現場の対立などが描かれ、事件の真相が明るみになっていきます。
別な事件で、宇田川がパートナーを組むことになった所轄署の土岐警部補とかね、上司の班長、課長とか味のある刑事(デカ)か登場していいですね。
同期を思いやる宇田川が、人間として成長していく過程も丁寧に描かれ、そして何よりもラストの、爽やかな読後感はどうでしょう。
小生も、今野敏先生の本はそれほど多く読んでいるわけではありませんが、どれも安心して読んでいられる印象を受けます。
しかも、この先生、「ガンプラファン」だというではありませんか。
キャリア官僚を描いたこの「隠蔽捜査」シリーズは後で紹介したいと思いますが、今回は「同期」。
読む前に本の帯を見ると・・・
刑事、公安、組対……。それぞれの思惑が交錯する大きな事案を追いつつ、願いはただ同期を救うことだけ。
圧倒的なスピード感で、あっと驚く展開の連続を駆け抜ける大興奮の700枚。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/29/251912bdb219392e73e5c2a62b9adb7c.jpg)
懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。
「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」
男たちの前に立ちはだかる最も高い壁――組織の論理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。
現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/14/35eaea995526585cab4b3a75ab7d96c0.jpg)
帯ほどではありませんが、面白かったです。
本を開けたら最後、ぐいぐいと読者を引っ張って一気に読ませます。
バリバリの男くさい「警察小説」ですね。
主人公は、宇田川亮太という警視庁刑事部捜査一課の刑事。32歳。
で、公安部公安総務課に所属する蘇我和彦という警察官がいて、この二人が入庁の同期だというところが、ドラマのミソ。
捜査一課は自ずと知れた「殺人捜査」するところでしょう。で、公安はまぁ、「情報機関」といったところでしょうか。
で、宇田川がある暴力団がらみの捜査中、逃走した組員から拳銃で撃たれます。
ところが、公安の蘇我から体当りされて助けられたわけ。
蘇我は「偶然近所で昼食をとっていた」というんですが・・
宇田川とコンビを組むベテランの植松警部はぐうぜんのはずがない主張。
そして、数日後、蘇我が突然懲戒解雇になったという。解雇の理由は不明。しかも、蘇我は行方不明に・・・・
刑事部と公安部、組織犯罪対策部など警察内部の部署内の確執。
そして、おなじみのキャリアと現場の対立などが描かれ、事件の真相が明るみになっていきます。
別な事件で、宇田川がパートナーを組むことになった所轄署の土岐警部補とかね、上司の班長、課長とか味のある刑事(デカ)か登場していいですね。
同期を思いやる宇田川が、人間として成長していく過程も丁寧に描かれ、そして何よりもラストの、爽やかな読後感はどうでしょう。
小生も、今野敏先生の本はそれほど多く読んでいるわけではありませんが、どれも安心して読んでいられる印象を受けます。
しかも、この先生、「ガンプラファン」だというではありませんか。