今回も百貨店関連の本やったとです。
ばってん前回のファンタジーの「百貨の魔法」とはまるで違うとです。
当然です、あの「殺人鬼フジコ」の真梨幸子さんが作者やけん"(-""-)"。
お話は
殺人以外なら「ゆりかご」から「お墓」までお客さまの優越感と
売り上げの為にお客さまのあらゆる願いば身ば呈してお世話ばする
「万両百貨店」外商部の凄腕と言われる「大塚佐恵子」と部下たちの物語とです。
たくさんの女性たちが出てきて戸惑うとばってん
どなたも真梨幸子作品ならではの不気味で怪しくタクマシイ個性の持ち主ばっかしです。
ばってん、真梨幸子作品にしてはいつものグロさはあんまし無かったとです
むしろ笑ってしまったとこが多かったとです。
おばちゃんばっかしの熱海乙女歌劇団員(海野もくず)の
やっぱしおばちゃんばっかしの私設ファンクラブの熱狂ぶり
マネキンと呼ばれる(販売店員)の駄目さと図太さと足の引っ張り
可愛いフリルの制服ば無理やり着せられた新人おばちゃんマネキンの悲哀と正体には
これから売り場ば見る目が変わって来る気がしたとです(笑)。
ばってん真梨幸子さんの人間ば観る観察眼には参ってしまうとです。
例えば、野球選手の頭の中は「金と女と車と焼肉の事だけ・・・」
これ怒られるですよね?
ばってん、オイはやっぱ笑ってしもうたとです"(-""-)"。