淋しくて隠れ家日記

前向きに生きたい!!

読 「亀と観覧車」 樋口 有介

2018-03-22 07:48:24 | 棚の上の本

今回はワザと樋口さんのイメージとは違うごたる表紙の本ば選んだとです。
いつもとは違うとばってん流石に読ませますなぁ
最初からはまってしもうたとです(笑)。

物語は
ホテルの清掃員ばしながら夜間高校に通う16才の涼子が住むアパートには
父親が無職で部屋にこもってネット中毒、鬱病でパチンコ中毒の母親は
家事の全部ば娘の涼子に押し付けとる3人家族が暮らしておるとです。
勿論、生活保護ば受けとります。

毎日の両親の世話から抜け出せない涼子やったばってん
ある日、小説家の南馬と出会うとです。
その出会いが涼子の人生ば変えて行くとです・・・・・・
少女から大人の世界へと・・・・・・・。

読み終えて、涼子のその後が気になったとです、よか本やったと思ったとです。

ここだけの話ばってん
オイオイ! そっそれは無かろうもん!の場面に
すんません不謹慎ばってんオイ笑ってしもうたとです。
そいに文中に時々流し込んだ風刺も面白かったです。

これ以上詳しく書いたらこれから読む人に悪かけんこの位にしときます"(-""-)"

ばってん、ひとつだけ
表紙の亀は涼子が道端で拾った亀です・・・・。