はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

青春18きっぷな旅・その1

2013-03-25 20:57:44 | 京都・旅行記

これまで、夜行バス利用ばかりでしたが、春休み前後ということで青春18きっぷの時期。
京都まで、往復普通列車の旅にでました。
東京駅から京都駅まで、乗り換えは行きは5回くらい。
時間は9時間前後。
体力に自信がないとできませんなぁ・・・・
早朝、朝6時半頃に沼津行きの東海道線に乗り、沼津、浜松、豊橋、大垣、米原で乗り換え、14時半頃に京都に着きました。
途中、海や浜名湖、琵琶湖が見えて天気も良い。
でも意外に混んでいる・・・
お手洗いが無い列車もあったので大変。
京都に着いて、荷物を京都駅のコインロッカーに入れ、JRで太秦へ。
久しぶりに広隆寺の弥勒菩薩を見たくなった。
弥勒さんを見て、境内の早咲きの桜を見る。 

  

夕方に友人と合流、友人オススメの犬や猫と触れ合えるカフェに行きました。
猫部屋と犬部屋があり、猫部屋を選択。
猫数匹と小部屋に軟禁されるかのような感じ。
他のお客様たちと一緒になるそこらへんの猫カフェよりも、猫たちとお客さんに距離が近い。
猫に肩に乗られる、頭に乗られる、髪の毛食べられる、高い所に登る時に踏み台にされる。
向こうから構ってくるから、あっという間に時間が過ぎてしまう。
猫の写真を撮る余裕もなかった〜。

晩御飯を食べて、友人宅へ。
翌朝は、友人オススメの宮川町の町家カフェ「ろじうさぎ」さんへ朝ごはん。 

 

とても気さくなオーナーさん。
お庭も素敵。
町家カフェは若い人が好きなイメージがあったけど、意外に近所?のおばちゃん達も来てました。
バタートーストもサラダもハムエッグも美味しかった。
朝ごはんを食べて帰る途中、お肉屋さんの大橋亭さんで、揚げたての近江牛のコロッケを買う。
ホクホクで美味しい。 

途中、さらにあじき路地に寄り、タカトモハンコさんで猫のハンコを購入。
ゆるくて味があって、好きだなぁ、こういうの。
あじき路地は、最近良くメディアに取り上げられている、大正期に建てられた町家長屋で、ものづくりを頑張る若者が入居して様々なお店を開いています。
がま口を売るお店、焼き菓子を売るお店などいろいろあって、以前から行ってみたいと思ってました。 

一度戻り、身支度をし直して、今回のメインイベント「大石忌」が開かれる祇園の一力亭へ。
大石忌については別の記事「大石忌」をご覧下さい。

一力亭の後は、祇園の喫茶店、宮川町のカフェなどをハシゴ、夜は、トンテキ食べて、スペイン料理店でサングリア飲んでエスカルゴ食べて満喫しました。

 


秋の京都2011

2011-11-19 01:09:16 | 京都・旅行記

伊右衛門のお茶会の抽選に当たり、夜行バスにて京都入り。
女性専用バスなので気楽だ~。
早朝に京都について、友人宅で朝風呂をいただいたり一休み。
友人宅のウサギと遊んだりしてから、遅めの朝食兼昼食?をいただきにイノダコーヒの本店へ。
ゆっくり食事をして、お店で飼われているインコ達に話しかけたりしてから、六角通高倉東入ルにある大極殿本舗で琥珀流しをいただきました。
このお店は随分前に来た事がある。
琥珀流しは、知る人ぞ知る京都スイーツらしいですなぁ。
前に来たときは普通に和菓子を食べたのだったかな?

  

大極殿本舗を後にして、次は織成舘で上七軒の衣装展を見学。
祇園甲部、宮川町と続いて今度は上七軒。
上七軒は西陣にも近く、衣装の質は京都五花街でも群を抜くといいますが、独特な色合いの物が多いと聞きます。
渋めの色が多いイメージがあります。
いくつかの置屋のうち、中里、大文字、市さんなどから出品されていて、着物の柄の名称や所蔵の置屋名などが紹介されていました。

   

   

山水描いたお着物、以前テレビに出演していた中里さんの舞妓さんが着ていましたが、他の置屋からも同じような柄の物があり、祇園甲部や他の花街の舞妓さんも山水を描いたお着物を着ておられたのを見たことがあります。
秋には割とポピュラーな柄らしいです。
衣装を手に取ることは出来ませんでしたが、私は和裁を経験したことがあるので、引き着を間近にみて仕立て方など勉強になりました。


    

   

伊右衛門のお茶会は祇園の歌舞練場のお隣の建物。
普段は都をどりの時に、お茶席付の券で入る時の建物ですね。
芸妓さんのお出迎え、伊右衛門のお茶の葉の紹介コーナーがあり、茶葉を触ったり口にしたりして、お茶の良い香りに包まれます。
雨は降ったりやんだりだったので、残念ながら舞妓さんは室内のみでお庭での記念撮影は出来ず。
記念撮影を楽しんだ後、上の階の大広間に移り、氷出し碾茶をいただきます。
碾茶は初めていだきましたが、濃厚で初めてのお味。
氷出しであそこまで濃くなるのが不思議。
碾茶の後は、祇園甲部の芸舞妓による京舞鑑賞。
大ベテランのまめ晃さんによる「猩々」は、温習会のような緊張感、大きいお姉さんの舞はなかなか見られる機会がないので魅入ってしまいました。
灯火に照らされた舞台は舞手が変わる度に、黒子さんが登場して後ろの屏風を入れ替えてセッティングしなおすという細かさ。
三人の芸妓さん、三人の舞妓さんによる「東山名所」は、手拭いや扇を使う舞。
舞妓さん5人による「祇園小唄」、今まで三人舞までしか見たことがなかったので、5人の時はどういう振り付けになるのか楽しみでした。

   


舞を見た後は、都をどりの時にお抹茶をいただく広間に移ります。
地毛で結った島田髷、赤い襟を出した黒紋付の正装の芸妓さんがお茶を点てます。
お茶席の控えは舞妓さん二人が担当。
昔の都をどりの写真を見ると、控えの舞妓さんが二人だった時代があり、最近は舞妓さんが多くなったのでたまに二人の日もあるようですが、控え二人の席は私は初めて。
都をどりでは、正客以外はお運び専門のスタッフさんが運びますが、この会では8人の芸舞妓さんが全てのお客様にお茶を運ばれていました。
お菓子は、オリジナルの秋らしい色合いのお菓子で美味しかったです。
舞とお点前の時は撮影禁止のため写真が撮れなくて残念ですが、お茶席が終わった後に断ってお茶席の写真を撮らせていただきました。

   

 

芸舞妓さんのお見送り、お土産をいただき、祇園町を後にしました。
今日は肉!という日でしたので、木屋町で焼肉を食べまくり、食後は青蓮院のライトアップに行きました。
青蓮院のライトアップはまったりとしていて好きです。
お抹茶をいただいたりお庭を歩いたり。
以前、青蓮院のお向かいに旅館があったのがなくなっていて、大変にお高そうなマンションになっていてなんかショック。
帰りは知恩院の前を通りかかると、ライトアップされた三門の上に満月に近いお月様。
宮川筋を通って友人宅へ。
銭湯帰りの、すっぴんの芸妓さんとすれ違ったり。
舞妓さんのお店出しがあったのか、玄関に目録が貼られていました。
祇園甲部などでは目録は玄関の中に貼りますが宮川町は玄関の外、お店出しから三日間しか貼られないのでなかなかお目にかかれないのですよね。
翌朝通りかかったらもう無かったので、この日が店だし三日目だったのでしょう。
美味しいワインをいただいて、疲れが出たのか早めに沈没・・・・

    

 二日目はお天気。
友人が仕事に行き、私は家でウサギと遊んだりダラダラテレビを見ながら身支度。
晴れた宮川筋を通ると、路地から舞妓さんが。
と、思ったら変身さん。
宮川町には、昔からあるお茶屋さんが経営している変身処と業者さんのお店が二軒あり、その二軒とも午前中から変身さんが散策されていました。
拵えは・・・・色々と残念かな。。。

タクシー、バス等を乗り継いで高雄の神護寺へ。
途中、焼き栗や銀杏を売っている露店があり、友人へのお土産に柚子と山椒の実を購入。
素朴な山の幸ですね。
神護寺周辺の河原には、お天気が良いので河原にシートを引いてお弁当を食べている家族連れもいました。
神護寺はこの日は京都で一番紅葉が進んでいたようで、参拝客も多かったです。
約10年ちょっと前、友人と6人で神護寺を参拝した記憶があります。
が、この階段は記憶無い・・・・
もう登山レベル・・・・
大勢でワイワイやっていたし、今よりもずっと若かったから印象に残っていなかったのかな~。

   


あの時は良く登ったものだ。
その時の旅行では、貴船から鞍馬寺へ山道を登ったし、なんだかんだと元気だったんだなぁ。
あまりの疲労の為、ろくに写真も撮らず・・・
とりあえずかわらけ投げはやりました。
昔来た時は、3回くらいかわらけを買って投げたけど全然飛ばなかったっけ。
今回も、うまく飛びませんでした。
かわらけ投げは厄除けとして、谷底に素焼きのお皿を投げます。


   

神護寺を後にして、祇園の進々堂さんで友人と待ち合わせ。
サンドイッチを食べて、のんびりとしてから安井金比羅宮へ。
縁切り縁結び碑をくぐってきました。
お尻が引っかからなくて良かったわ~。
しかしまぁ、夕方なのに次から次へと参拝客が。
結構人気スポットなのね。

祇園に戻って、権兵衛さんで夕食。
店の付近に漂うお出汁の匂いに惹かれました。
今回は「木の葉丼」を食べてみました。
関東ではお目にかからない、鶏肉の代わりにかまぼことしいたけを卵で閉じた親子丼のような丼です。
店内のお手洗いで、芸妓さんらしい凄く綺麗なお姉さんと遭遇しました。
いやぁ、綺麗でした~。
友人宅に戻って、頂き物のケーキを食べて、ウサギと遊んで京都駅へ。
帰りも女性専用バスに乗って帰りました。
今回は新宿発着のJRバスでしたが、新宿のバス乗り場が最近代々木側に移転して、代々木駅はバリアフリーではないので荷物を持って階段を上がるのはきついし、新宿駅まで延々と高島屋のデッキを歩くのもきついなぁ、と思っていたのですが、降りるのは新宿駅東口、アルタの近くの場所でしたので助かりました。
前のバス乗り場の方が良かったのになぁ。

友人には今回は色々お世話になり、感謝感謝感謝でございました。
今度は、祇園で飲んだくれましょう(笑)

 

 画像はすべて携帯にて撮影


水無月の京都

2010-06-26 22:25:19 | 京都・旅行記
久しぶりの京都です。
突然思い立って旅立ちました。
梅雨の京都にはずっと行きたいと思っていました。六月に京都に行くのは初めてでした。
夜行バスで早朝に京都に着いた時は曇り空でしたが、京都の友人宅で仮眠させて貰っている間に雨が降り出しました。
友人から、その日の午後から祇園で舞妓さんのお店出しがあると教えて貰ったので、午後から祇園に出掛ける事にしました。
お店出しとは、新しい舞妓さんのお披露目の事です。
黒紋付の正装、鼈甲の簪を挿してお茶屋さんへ挨拶回りをします。
雨なのでカメラマンは少なめでしたが、祇園町で行事がある時は大変な人出だそうです。
お店出しは以前別の花街で見ましたが、祇園町では初めて。男衆さんが付き添ってお茶屋さんに紹介するのです。
六月は本来はまだ夏の絽の衣装を着る時期ではないのですが、もうかなり暑いですから絽の黒紋付、絽の帯を身につけておられました。
舞妓さんのお店出しを見てから八坂神社にお参りして、石塀小路や二寧坂・産寧坂へ。
大雨でかなり濡れてしまいました。カフェでお茶をしたりお土産を買ったり。
ハバネロを使用しているという、「舞妓はんひぃ~ひぃ~ラー油」を見つけたので買いました。
東京でも期間限定で売っているところを知っていましたが、売り切れで買えなかったのですよね。
どんな辛さなのか早く試してみたい。
夜は友人の家で手料理をご馳走になり泊めていただきました。
二日目は晴れて暑い日でした。
花園の法金剛院と妙心寺・東林院に行きました。法金剛院では花菖蒲と紫陽花が綺麗でした。
こちらは春は桜、夏は蓮が美しいです。
初夏の花も良いですね。
東林院では長いこと、沙羅双樹の花を見たいと思っていたので、今回やっと見ることが出来ました。
白い清楚なお花です。ぽとっと緑色の苔の上に落ちて、そのコントラストが綺麗でした。
こちらではお抹茶と、沙羅双樹をイメージしたというお菓子をいただきました。
また祇園町へ行き、舞妓さんの舞を鑑賞できるお店へ行って舞を観て、三条大橋の側にあるスターバックスで遅めのお昼です。
こちらは川床の席があって、運良く座ることができました。
曇り空でしたが風が気持ちよかったです。
夜の川床で美味しいお料理というのも良いですが、蚊とか虫が多そう・・・・そうそう、三条大橋近くに、幕末に新撰組を有名にした池田屋事件の現場である池田屋跡に、以前はパチンコ屋だったのが居酒屋になっていてびっくりしました。
夕方に友人と待ち合わせをして中華料理を食べました。東山の夜景が一望できるお店でした。
帰りも夜行バスで時間つぶしに、ネットで知った情報を頼りに、祇園白川へ蛍を探しに行きました。
蛍いないね~と話ながら歩いていると、よく見たら白川の側の茂みに蛍の光が。
巽橋周辺に、僅かですが蛍が本当に居ました。
白川はライトアップされているので、ライトアップが終わる深夜にはもっと見られたかもしれません。
たまたま、昼間に舞を見せてくださった舞妓さんが通りかかり声を掛けられました。
このあたりに蛍がいるのをご存知なかったみたいです。
ちょうど蛍が休憩中だったのかさっぱり光らず、彼女に見せてあげられなくて残念でした。
蛍はうまく写真が撮れませんでした(^^;)
でも京都で蛍を見ることが出来て本当に良かった。
友人も、近くに住んでいるのに初めて聞いた、初めて見たと言っておりました。
タクシーの運転手さんも昔なら見られたけど、今時どこに蛍がいるの?って逆に聞かれてしまいました(^^;)

帰りの夜行バスは初めて乗るタイプのバスで、二階は女性専用席で各席がカーテンで仕切る事が出来るのです。
最近はこういうタイプのバスが増えてきたみたいです。
人の目がないと落ち着きますね~。
行きの夜行バスよりは寝られたのですが、風邪を引いてかなりしんどい目に遭ってしまいました。
また暫く、京都はお預けです。

秋の祭と宇治

2008-10-11 03:14:45 | 京都・旅行記

夜行バスで到着後、朝マックして漫画喫茶で洗顔、歯磨き、化粧を済ませ、簡単にネットしてから京都駅の観光案内所へ。
そこで色々なパンフレットを貰い、博物館や特別拝観の情報をチェック。
これ基本。

  

 

  


竹田の方で大骨董市があるとのこと、地下鉄で行ってみることにしました。
鼈甲の櫛や笄や珊瑚の簪と着物が見たかったので。
定期的に開催しているイベントらしく、お客様の年齢層は還暦クラスが殆ど。
私浮いてる…お店の人に遠慮なく値切ってくださいと言われました(^^:)



好みの物が無かったので結局何も買わず京都駅へ戻り、今度は奈良線で宇治へ。
相変わらず本数ないし。
宇治では抹茶のスイーツを食べ、平等院を拝観。
大勢の修学旅行生がいました。
修学旅行生へのガイドさんの説明をちゃっかり聞く。
宇治川を渡り、宇治上神社を拝観。
ここは確か友人の某さんが挙式し、衣装のレンタル先の相談を受けたのを思い出した。
源氏物語ミュージアムを見学して館内で上映している映画を見た。
前も思ったけど、なんかなぁ…微妙な作品・・・。
平等院の雲中供養菩薩は本当に美しくうっとり。
某美大の教授が幾ら払ったら譲ってくれるか?と血迷ってしまったのは理解出来るかもです。
前に拝観した時に平等院の職員さんが苦笑しながら話してくれました。
暑い一日でしたが、宇治川の水の匂いと金木犀の匂いが漂い、秋の気配がしました。

  

 

  


時間がないので急いで京阪の宇治駅へ。
宇治から三条京阪へ行き、タクシーで上七軒へ。
なんとかお神輿通過に間に合いました。
お神輿の他に、牛車や馬車、鉾なども行列に加わっています。
稚児や八乙女という子供さんが綺麗にお化粧をし衣装を着けて可愛らしい。
普段は静かな上七軒、今日はお茶屋さんもお祭りの設えで舞妓さんもお神輿をお出迎えします。
カメラマン、観光客、ご近所の人々と入り混じって凄い事に。
ここでもやはりカメラマンの傍若無人に、同類のカメラマンが怒鳴りつけ、何も知らない観光客やご近所の皆さんが凍り付いてた。
割り込み横入りなんでもあり、今回は女性カメラマンもかなり多く、他人が持参した脚立に無断で上がろうと注意される外国人女性カメラマンまでいました。
牛車に繋がれた牛が暴れ、途中から牛車と切り離していました。
牛くんも長時間歩いて疲れてご機嫌斜めだった模様です。

  

 



北野天満宮に到着したお神輿を見届け、御霊を神社に戻す神事わ非公開なので一般は社殿から追い出されたので、ふらふらと上七軒を歩いてバス停へ。
本日のお泊まりは三条なので三条京阪でバスで向かいました。
ホテルに着いて、シャワーを浴びて休憩してから夜の祇園へ。

友人が出前で取ったたこ焼きが美味しいというので、たこ焼きで締めようと思ったけど、たこ焼き屋さんが混んでたので諦めて帰って寝ました。

二日目は祇園の温習会を見ました。
舞妓さんの可憐な舞と、ベテランの芸妓さんの凛とした舞、若手芸妓さん達のねずみ年にちなんだコミカルでユーモラスな舞を堪能しました。
この日は一日雨で、帰りは土砂降りでした。
友人と河原町で秋の味覚をたっぷり食べ、友人とは途中で別れて京都駅へ。
帰りも夜行バスでもうヘトヘト。
隣の席の男性のマナーが悪くてつらかったです。
もう女性専用車以外は乗らない・・・・

  



5月の京都にて

2008-05-23 20:47:22 | 京都・旅行記

5月中旬に京都に行きました。
今回の目的は鴨川をどりと三船祭の見物です。
大田神社の杜若も見たかったのですが、時間の関係で断念。
お天気にも恵まれ、5月の爽やかな風でした。でも激しい日焼けが・・・・

今回は数年ぶりに飛行機に乗ってみることにしました。いつもは夜行バスですが、最近体調が悪かったのと、特割のチケットなら安いので。
新幹線にしても時間も料金もあまりかわりません。でも空を見たくて・・・・
席は翼が近かったですが窓際の席。富士山もばっちり見えました。まだ随分冠雪していて白いです。

 

伊丹空港から京都へバスで向かうはずでしたが、渋滞しているようで遅れているとのこと。一旦大阪駅へ向かって、そこから新快速で京都入りすることにしました。
大阪駅行きのバスは私一人。バスを降りる時に、大阪駅から近い堂島という所に美味しいロールケーキがあると教えていただきました。
むむ、これは是非買いに行ってみるか!とその気になり、教えていただいた道順で歩いてみるとすぐわかりました。大行列があるので(^^)
一時間近く並んでケーキを買い、タクシーで大阪駅へ向かって新快速に乗り京都へ。
ケーキは有料の保冷バッグを買うと、しゃれたバッグに入れてくれるのです。
苦労して買ったケーキですが、お土産にあげてしまったので自分では食べられず・・・・
でも凄い喜ばれたのでうれしいです。今関西では大人気だそうですし。今度大阪に行ったらまた買ってこよう。
差し上げた方は大家族なので一人当たり何センチにカットされたのかが気になります。

京都の友人に迎えに来てもらい、ケーキと荷物を預けた後に私は先斗町の鴨川をどりへ。
電話で予約ができなかったのでチケットが帰るかどうか不安でしたが、何とかチケットも取れ、開演ギリギリに席へ付きました。
席は二階正面の桟敷席。舞台に齧り付くように見られる席です。
鴨川をどりを見るのは初めてです。歌舞伎のようにせりふがあり、後半は芸妓さん舞妓さんの踊りがあります。色々な踊り、衣装で目で楽しめる他、お囃子も杓文字や木魚などを使って様々な音を出し、耳でも楽しめます。
七人ほど出演していた舞妓さんはお揃いの衣装で、中心で踊っていた舞妓さんは「先笄」という舞妓さんが芸妓さんになる直前に結う特別な髪型をされていました。
おそらく、この鴨川をどりの開催が終わった後に芸妓さんになられるのでしょう。
来年は芸妓さんとして出演されるのでしょうね。

 

お茶席には時間がなくて寄れなかったので、一回目の舞台を見た後にお茶席に行くことにしました。
先斗町歌舞練場のお茶席は4階にあり、エレベーターであがります。
お茶席は撮影禁止なので写真は撮れませんでしたが、綺麗な芸妓さんと可愛い舞妓さんが黒紋付の正装でお茶を振舞われていました。
お茶席の外の廊下の窓からは鴨川が見えました。川のせせらぎが聞こえてなかなかの風情。
歌舞練場を後にして、先斗町をぶらつきながら祇園方面へ向かい、友人がお茶のお稽古に行くというので見学させていただきました。
鴨川をどりのお茶席でもお抹茶をいただきましたが、この日は計4杯もお抹茶をいただくことになりました。お菓子もたくさん(^^)

夕方は二条城前の京都国際ホテルのイベントへ行きました。
舞妓さんの記念撮影と踊りがあるのです。国際ホテルは何度か泊まったことがあったので前々から知っていました。
今回は宿泊者ではないのですが(^^;)
ちなみに私は京都国際ホテルは朝食のパンと最上階のバーが好きです。展望が最高です。
お庭には池があり、舞台があって、そこで舞妓さんが踊ります。流れるような動きが素敵。

夜は祇園に飲みに行って、なぜかお祝い事にも仲間入りすることになり、ケーキとシャンパンで乾杯。
宮川町の美味しいお好み焼き屋さんでたこ焼きを買い、友人宅へ帰りました。
たこ焼き美味しかった。

翌朝はのんびり支度してお昼過ぎに友人宅を出、京都駅のコインロッカーへ荷物を入れてから、JR線で嵐山へ。
嵐山では三船祭が開催されていました。川に沢山の船を浮かべて、今様や雅楽などの奉納、扇流しがあるのです。

  

ボートに乗ろうか、という話になり、友人は漕ぐ気満々でしたが、全然進まない・・・・どうするよ~、と途方にくれていたところ、一人のおじいさんがこっちへおいでと呼びかけます。なんと、代わりにボートを漕いで下さるというのです。
おじいさんが漕ぐとすいすいと進みます。海軍仕込みや!とのことでさすが。
ボートから見る景色は格別でした。龍頭船や鷁首船、お稚児さんや三味線を弾く人々の他に、舞妓さんが乗っている船もありました。
擦れ違うと扇を手渡してくれる船や、お酒を飲ませてくれる船もあり、本当に楽しい船遊びでした。

  

  

      

船を漕いで下さったおじいさんにお礼をいい、私たちは嵐山でカキ氷を食べて、またJRで京都駅へ戻りました。
嵯峨嵐山駅の隣にSLが展示してありました。デゴイチというタイプのものだそうです。資料館のようなところもありましたがそちらはもう閉まっていたようで見られませんでした。

 

4月と続けて京都に行ったので、当分は京都旅行はお預けです。
またがんばってお金を貯めて行こう!