はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

舞妓さんの装飾品

2016-02-18 20:49:09 | 舞妓の衣装・装飾品

舞妓さんはぽっちりという帯留めを付けていますが、中には家一軒買えるくらいのお値段がする物もあるという話を聞いたことがあります。
今時はなかなか作ることのできない、贅を尽くしたお品が多いと聞きます。
象牙や珊瑚、翡翠、真珠、瑪瑙にルビー、エメラルド・・・・様々な宝石が使われているので材料の入手が難しいこともありますが、職人さんも減っているからとか。
下の画像のぽっちりの一部は、既に喪われたものもあるとのことです。

また、小さい舞妓さんが結う、割れしのぶという髷を飾る鹿の子留めも、ぽっちりと同じく素晴らしい細工です。
やはり宝石がついていたり銀や鼈甲などで作られていたり。

私たちに夢を見せてくれる美しい舞妓さんの装飾品。
これらの装飾品だけでなく、櫛や簪の製作、また、日本髪に必要なお道具を作る職人さんもいなくなって、いつか舞妓さんの姿形が変わってしまうかもしれません。
そんな日が来ないことを願います。

※2018年10月28日画像追加

鹿の子留め

 

ぽっちり