はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

下鴨神社・みたらし祭

2006-08-13 13:28:30 | 京都・神社仏閣

下鴨神社で毎年土用の丑の日の頃の数日間に行われる神事です。
土用の丑の日に境内にある御手洗池の中に足を浸すと穢れを祓い病気や安産などに効き目があるといわれています。池の水は湧き水だそうでとても冷たくて気持ちが良いです。平安時代の禊祓いから始まった神事だそうです。

池の入り口に沢山のベンチがあり、そこで靴を脱いで袋に靴を入れて持ち池に裸足で向かいます。池に入り蝋燭を灯して無病息災を祈ります。池を上がると足を拭いて靴を履くためのベンチがあり、そこで靴を履いて帰ります。
池は場所によっては膝まで浸かるので、長年通いなれている方は予め半ズボンで来たり、ちょーちんブルマーのお婆さんがいたり。着物で来られた方はちょっと大変そうでした。私が行った日は雨が降っていたので傘を差しながらだったので大変でしたが、ともて水が冷たくて気持ちが良いし気分爽快でした。穢れが祓えたのかな?

   

画像は左から楼門、神様のお使いの八咫烏(良く見ると三本足)、御手洗池

境内にはみたらし団子が売っていたり出店が出ていたので冷やかして行くのも楽しいです。また行きたいな。なんでも今年から夏の期間は御手洗池が冷涼スポットとして開放されるそうです。土用の丑の日ほどの効果は無いかもしれませんが、涼んで無病息災を祈りに行くのも良いですね。

下鴨神社ホームページ


法金剛院2006

2006-08-06 00:43:58 | 京都・花

今年も行ってきました。法金剛院。
蓮が咲いている7月は朝7時から開門していて、朝から沢山の人たちが蓮を見に来ます。
私も8時ごろから蓮を見に行きました。
今年は開花が遅いのか池の白い蓮はあまり咲いていませんでしたが、鉢の蓮は見事な花ばかりでした。
蓮は神聖な雰囲気があって好きです。


花傘巡行

2006-08-06 00:02:17 | 京都・行事

7月24日に行われる花傘巡行です。
7月16日に行われる山鉾巡行が「先の祭」と呼ばれ、24日の花傘巡行は「後の祭」と呼ばれています。昔の祇園祭は16日と24日に分かれて山鉾巡行が行われていたそうです。数十年前に山鉾巡行は16日のみとなり、その名残として24日の花傘巡行が行われるようになったとか。

花傘巡行は八坂神社に奉納される様々な伝統芸能の参加者が巡行の行列に加わっています。飾り付けた車や、時代装束を着た人たち、舞妓さんも参加しています。
午前10時に八坂神社を出発し、お昼ごろに戻ってきます。お昼過ぎからは様々な伝統芸能が奉納されます。

   

  
画像は左から花車・傘鉾・お稚児さんが乗る馬
幌武者・児武者・花傘を被った女の子達

奉納されるのは祇園太鼓・六斎念仏・獅子舞・鷺舞・舞妓さんによる踊り・万灯踊りです。

それぞれ昔から受け継がれてきた伝統芸能で、どれも保存や後継者育成にとても力を入れているそうです。小学生の女の子から年配の男性まで、伝統を守っていこうとする気概がとても感じることが出来ました。特に若い女性の参加が多かったです。

 

   

     

   
画像は左から祇園太鼓・獅子舞・六斎念仏・鷺舞・万灯踊り


PLAYBOY 日本版 2006年 09月号 祇園特集

2006-08-02 21:26:24 | 京都・本
PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2006年 09月号 [雑誌]

集英社

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先日京都に行った折に祇園の本屋さんの店頭で売っていました。通常だったら女性はまず買わない本ですが。(^^)
早速買って近くの喫茶店で読んでいたら(一応表紙が舞妓さんなので女性が人前で読んでいても大丈夫かなと思って)、窓の外を特集に載っている舞妓さんが二人、タクシーに乗って目の前を通り過ぎていくのが見えました。
今見ている本に載っている人が目の前を通り過ぎていく。不思議なものですがここが祇園なのだと実感しつつ。

男性向けの雑誌で花街が取り上げられるのは時々あります。昔はフライデーのような写真雑誌でも舞妓さんの素顔や一日を見せる特集とかもありました。上品なご婦人向けの雑誌で芸舞妓さんが載る事もかなり多いのですが、男性向けの雑誌に載るのとはまた雰囲気が違っていて写真の撮り方もかなり違いますね。個人的意見ですが、男性向け雑誌で芸舞妓さんを撮った写真の方が好きですね。見せ方が上手いというか。なんというのでしょうか、ご婦人向けの雑誌は主役は読者のご婦人方であって、雑誌に載るモデルや著名人などが反感を持たれない様な撮り方をしているように思えるのですよ。被写体を中心に考えると少し物足りない写真なんですね。男性向けの雑誌の写真だと被写体を目立たせる撮り方で、後者の方が写真として見るには面白いです。あくまでも私の個人的意見なので他の人がどう思うのか分かりませんが。

記事に関してですが、記事で祇園を語っている渡辺淳一氏よりも他の方が良かったかなと思いました。渡辺氏だとどうも生々しくなってしまうようで。(^^)まぁ、男性向けの雑誌なのでこんなものなんでしょうか。
芸妓さんや舞妓さん、綺麗ですね~。衣装や簪が素晴らしい。本当に芸術品です。
芸舞妓さんのスケジュール表は興味深いですね。こういうのは滅多に公開されないものです。お化粧や着付けの写真、お座敷に出かけるお姉さん舞妓を玄関で見送る仕込みさん(舞妓になる為の修行をしている少女)の姿、芸舞妓の世界の内側を見るにもいい写真が載っていると思います。お勧めの雑誌です。表紙が舞妓さんなので女性でも購入しやすいと思いますよ。(^^)

花傘巡行・奉納舞

2006-08-01 23:05:14 | 京都・行事

祇園祭は宵山や山鉾巡行だけなのではないかと思われがちですが、祇園祭は7月1日から一ヶ月間です。
7月24日には花傘巡行が行われます。巡行の後には八坂神社で伝統芸能の奉納があります。京都に五つある花街のうち、八坂神社の氏子である祇園甲部、先斗町、宮川町、祇園東の四つの花街から舞妓さんが舞を奉納します。
今年は祇園甲部と宮川町の奉納舞がありました。花傘巡行を見るのは初めてでしたが、奉納舞を中心に見たかったので巡行は八坂神社の前で少しだけ見ました。小雨の中参加者の方々は大変そうでした。

巡行は朝10時ごろに八坂神社を出発し、12時ごろに戻ってきます。12時半ごろから祇園太鼓、六斎念仏、獅子舞などの伝統芸能の他に祇園甲部の「雀踊り」と宮川町の「コンチキ踊り」が奉納されました。
ちなみに、四つの花街のうち祇園甲部・宮川町、先斗町・祇園東が一年おきに舞を奉納します。来年は先斗町の「歌舞伎踊り」と祇園東の「小町踊り」が奉納されます。そちらも別の機会に見に行ってみようと思っています。

コンチキ踊りを踊る宮川町の舞妓さんたちは、波の柄の着物に小さな団扇の簪を挿した涼しげな装いで団扇を持って踊ります。

   

 

雀踊りを踊る祇園甲部の舞妓さんたちは鳥追い女?の衣装を着て可愛らしく踊ります。

  

 

どちらもテープ演奏だったのが残念でした。節分の奉納舞の時は地方さんによる三味線の演奏があるのですが、花傘巡行の奉納舞の時は出演する舞妓さんたちの人数が多くて舞台が狭いので仕方ないのかもしれませんけど。