はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

初変身体験

2006-10-27 19:32:01 | 京都・舞妓さん変身体験

今から7,8年前、初めて舞妓変身の体験をした時の写真です。
お店は宮川町のお茶屋さんで舞妓変身をさせてくれる所です。お着物などはさすがに本物の素晴らしいお着物でした。
この時は初めてで、着物に関しては多少の知識はあるものの「舞妓」に関しては知識がなかったのであまり気にしていませんでしたが、今考えると気になるところがあちこちと・・・・・(^^;)
10代の頃は舞妓さんに憧れていたけど、まさかこんなにはまるとは思わなかったな。

顔が今と考えると細い。現在とは体重が物凄く違います。ちなみに写真を撮ったのは同じ4月の上旬でした。デザインは違うけどどちらも桜の花簪。
左が初めて変身した時のもの、右が最近のもの。老けたし太いっす・・・・・まるでアンパンマンだよ~。痩せなきゃね・・・

 


舞妓変身体験の写真

2006-10-18 21:50:22 | 京都・舞妓さん変身体験

私は京都に行くと時々舞妓さん変身体験をしますが、舞妓変身のクオリティにもこだわりますが、実は写真にも自分なりのこだわりを持っています。
舞妓変身のお店ではプロカメラマンの撮影がオプションがあったりしますが、カメラマンに撮ってもらうかについてはこだわりません。技術的にはプロなので勿論素人の技術と機材は敵いません。構図も上手いと思います。でも、実際にプロに撮って貰った写真を見ると、構図が定番的なので誰が被写体でも同じような写真になりがち。そして「本物の舞妓」をどの程度知っているかという所でもかなり違ってきます。
私の知人にはアマチュアですが、女性モデルを使った撮影を趣味でしている人がいて、彼には私も痩せている頃(^^)に何度か撮って貰ったことがあります。私自身も写真を撮るので師匠とも言える人なんですが、彼の和服を着たモデルを撮影した写真については、和服向きの撮り方ではないかな~?と思う事はあります。和服についての理解度と、和服を着たモデルへのイメージやセンスの問題もあるのかもしれませんが。
私にとっては舞妓変身体験をした時の写真は、いかに綺麗に撮るというよりは舞妓というモノを知っているかという所と、いかに「舞妓らしく撮るか」にこだわってしまいます。
私が変身体験をする時は、舞妓さんに詳しい友人に同行してもらうことが多いです。彼女は勿論素人さんなのですが、普段から舞妓さんを見慣れている人なので彼女自身の中にある舞妓像に基づいて撮ってくれます。素人でも(一応元写真部)舞妓を知っている人が撮るとやはり違います。しかも、仲良しの友人に撮って貰うので、カメラマンやお店の人に撮って貰うよりは表情も自然になります。彼女が同行しない時はお店の人に撮って貰いますが、満足できない写真になる事は多いです。いつもいつも、友人には感謝です!

ポーズについては、お店の人の指導通りの時もありますが、舞妓さんの写真集などで研究したポーズを自分なりにしてみることもあります。舞のポーズについては、実際に舞妓さんの舞を見せて戴いた時の写真を見たり、舞を習っている友人から教えて貰ったりします。舞のポーズは結構無理のある姿勢が多く、撮影の為にその姿勢を維持するのは大変だったりします。足がプルプル状態で。(^^;)

今回、白黒フィルムを使って撮ってみましたが、普通にカラーで撮った画像を加工で白黒にしたり、セピアにしたり、レトロな感じにする事が出来ます。色々遊んでみるのも面白いです。 

  
 

上の画像はデジカメで撮影したのを彩度を70%ほど落として加工してみました。カラー写真が色褪せたレトロな感じに見えませんか?この色合いが気に入っています。


井上愛子(四世八千代)三回忌追善・京舞を見に行く

2006-10-17 22:38:12 | 京都・花街

京舞井上流の先代のお家元の追善公演を見に行ってきました。
10月1日から6日まで、春に都をどりが開催される祇園の歌舞練場で行われました。
普段この時期は温習会という、祇園甲部の芸妓さん舞妓さん達の芸の上達ぶりを発表する舞台が開催されています。
今回はいつもの温習会で戴くパンフレットよりも豪華で分厚く、内容も非常に読み応えがあります。
都をどりや温習会は今まで何度か見てきましたが、お家元やお師匠さん方の舞を拝見する機会は滅多にありません。演目もいつもには無い物ばかりで、もう二度と拝見する事が出来ないかもしれませんね~。
お家元とお家元のお嬢さんと約30人の名取の芸妓さんが一度に立つ舞台は壮観でした。
大人数なので誰を見たらいいの?と忙しいこと。(^^)素晴らしい舞台でした。
歌舞練場の入口では、出番の日ではない舞妓さん達が大集合してのお出迎えがありました。半分以上知らない顔ばかり。皆さん初々しい。
私が見た日に出演された舞妓さんは年長の舞妓さんばかりでしたが、柄の多い華やかな黒紋付に割れしのぶを結っていました。一緒に出る芸妓さんも黒紋付なので、華やかにより可愛いらしく見せる為のようでした。
歌舞練場内では先代さんの写真展もありまして、休憩時間にこちらも拝見させて戴きました。
帰りは舞台に出ておられた名取の芸妓さん総出でお見送りでした。
この日は芸妓さんだけでなくお茶屋の女将さん、井上流の一般のお弟子さんも、名取の人は全て井菱の紋が入ったお揃いの黒紋付と帯を身につけていて、芸妓さんはそのお揃いの黒紋付でお座敷に出られていたようです。
今回は大変に良いお席で、チケットは取って貰ったのですがかなり頑張ってもらったようです。都をどりよりはチケット取りにくいんですよね。こういう舞台は。お隣の席も前の席もお客様にお呼ばれの舞妓さんが座っていました。可愛かった♪

翌朝、芸妓さん舞妓さん達がお師匠さん方やお茶屋さんなどへ挨拶周りをされているのを見掛けました。
この日は朝から雨が降ったり止んだり、舞妓さん達も傘をさしながら大変そうでした。

 


温習会の時期になると祇園町じゅうに赤い提灯が飾られるのですが、今年は追善という事で紫の提灯でした。夜になると紫色の灯りが町中に灯り、いつもの華やかさとは違った雰囲気でした。


菊の花簪

2006-10-12 22:56:17 | 京都・舞妓さん変身体験

数ある舞妓さんの花簪の中で菊の花簪は特に可愛らしいと思います。
ピンク色に染めた羽二重で一つ一つ花びらを作って出来た花簪。同色系の房を付けるとさらに可愛らしくなります。

10月初旬、久しぶりに京都で舞妓さん体験をしてきました。ピンク色の菊の花簪に小豆色の秋らしい柄の振袖に、白地に紫の暈しと扇の絵が描かれた雅な帯。
とても可愛い装いにして頂きました。着ている人間は年寄りで可愛らしくないですけどね。太りすぎでまん丸でおたべちゃんみたい。(^^;)
細身で華奢な、竹久夢二の描くような舞妓さんには程遠いなぁ。
今回は簪に房を付けて貰いました。房付きで用意はされていなかったのですが、一輪や三輪の花簪には房を引っ掛ける為のフックが付いていて、同色系の房があれば付けて頂けると以前お邪魔した時に伺っていました。知っている舞妓さんが、数年前にやはりピンクの菊の一輪の花簪に房を付けているのを見て、凄く可愛いからいつか舞妓さん体験をする時に私も同じような簪を挿してみたいなぁと思っていました。

   

今回は実験的に白黒フィルムも使ってみました。一部は特殊フィルターを使用して撮っているので本当に昔の写真みたいに見えます。画像をただ白黒に加工しただけの物とは、やはり陰影や質感が違いますね~。中々面白い写真が撮れたと思います。でも白黒フィルムは現像をどこでも行っていないので、現像の時間も費用も普通のネガフィルムよりもかかりました・・・・
年寄りですみません。m(_ _)m

 

※舞の振り付けについては素人が見よう見まねで真似をしているだけです。
※画像はすべて私が舞妓変身した時のものです。