京都の友人に郵便物を送った。
住所は聞いていたけど、郵便番号は聞いてなかったので自分で調べる事にしました。
郵便番号を検索して見ると、該当がない。
聞いていた住所は○○通○○上ル、という感じの京都独自の住所です。
京都の住所について注意書きから調べ直したら郵便番号が判明しました。
ふ~ん、なるほどね。
郵便局でも確認して貰ったけどちゃんとあっていました。
あの長い住所が単純な○○区○○町という表記になってしまうのは、なんだか素っ気ないね。
4月1日から4月30日まで一ヶ月間開催される都をどり。お茶席では芸妓さんのお点前があり、ご贔屓のお客様や運の良かったお客様が芸妓さんが点てたお茶を戴けます。
私は今年は友人が顔見知りだったお茶屋の女将さんに席を取っていただいたおかげで、芸妓さんの点てたお茶をいただく機会に恵まれました。
土日などは沢山のお客様が来られるので、席を取るのも一苦労で、お茶屋の女将さん方は忙しそうでした。
芸妓さんはすべてのお客様の分のお茶を点てることはできないので、ほとんどは裏で点てられたお茶をいただくことになります。
いつも思うのは、お茶が熱くて飲めないのですよ~。
そしてやけに苦い。
なのに大勢のお客様が後からどんどん来るので急いで飲まなくてはいけないし・・・・
熱いお湯じゃないと泡が立ちにくいから熱くしているらしいです。
でも、芸妓さんが点てたお茶はちょうど良い温度で飲みやすく、そしてどこか柔らかな味がします。
お茶碗も特別な物が使われるようです。
お茶席は一日四回あり、最後の回に間に合わなかった場合、お饅頭を乗せる祇園甲部の紋章の繋ぎ団子の絵が描かれたお皿と、とらやのお饅頭が入ったお持ち帰り用の紙袋に入れて渡されます。
今回都をどりを観に行ったうちの一回だけ、お茶席に間に合わずお持ち帰りの紙袋が渡されたのですが、すっかり開けるのを忘れておりました・・・・・開けるの嫌だな・・・・
今回の都をどりは三回観ましたが、一回目はお茶席でお点前をする芸妓さんと控えをする舞妓さんの花簪は桜でした。
二回目はお茶席には間に合わずにお茶を戴けませんでしたが、三回目の時には舞妓さんの花簪は藤になっていました。
4月も後半になると、桜から藤に替えるそうです。
そういえば数年前にも4月後半に都をどりを観た時にも、お茶席の芸妓さんは菖蒲の花簪、舞妓さんは藤でした。
写真を探してみたらありました。
自宅に戻ってきたら近所の藤の花が見頃になっていました。
藤の花を見ると初夏がやってくると感じます。
以前「都をどりのお衣装」という記事を書きましたが、今年も都をどりのお衣装の展示があったので覗いてみました。
都をどりの総をどりの衣装は毎年色合いや柄が違うとは知っていましたが、改めてみると本当に色も同じようで全然違う!
昨年2007年から過去に使用された衣装で作った小物が販売され、あっという間に完売になり、私は手に入れられませんでした。
でも今年は大量に販売されたので、私は匂い袋を買いました。ちょうど肩や袖の所の枝垂れ桜の柄です。
それらの小物を見ていて思いましたが、本当に色合いが全然違うのです。
ここ数年は藍色でしたが、今年は浅黄色のような色合いです。
ちなみに私が購入したのは平成9年の都をどりの時の物だそうです。
匂い袋の箱に入っていた説明書に書かれていました。
毎年大量に作られるお衣装は、これまでは一部だけしか保存されず、残りは焼却されていたとか。勿体無い!
下の画像は今年の総をどりのお衣装です。
今年は檜扇の柄のようです。
毎年色も柄も違う総をどりのお衣装について、記録用に写真におさめています。
来年はどんな色合いでどんな柄になるか楽しみです。
帯は色合いは変わらないようですが、柄はやはり毎年違います。
今年はそういえばだらりの部分が去年よりも長めになったような?
芸舞妓さんは通常は裾を引いて衣装を着用しますが、都をどりの総をどりの衣装は下の画像のように、おはしょりをして着用し帯も見習いの舞妓さんのように半だらりの帯を締めます。
手には白粉を塗っているのですね~。
総をどりの衣装だけでなく、花簪も毎年微妙に違うようです。
濃い目のピンクの八重桜が多いようです。
花簪の他に、中島田という島田髷の飾りも度々変わります。
ここ数年は菜の花が多いようですが、過去には藤、菖蒲、紅葉などが使われていました。
少人数の芸舞妓さんが舞う「中挟み」の衣装や簪も毎年見逃せません。
今年は源氏物語をテーマにした演目なので平安風の装束が多いのですが、「第四景五条辺夕顔棚」では日本髪にお引きずりの着物の芸舞妓さんが舞います。
舞妓さん達が挿している花簪は夕顔の花で、舞妓さんの花簪としては朝顔はあるのですが、白い夕顔の花簪も素敵。
中挟みで舞妓さん達が挿す花簪は、通常は使用しない特注の物が多いので、これも見るのが楽しみです。
来年の都をどりはどんな演目、お衣装なのか今から楽しみです。
関連記事:「都をどりのお衣装」
染井吉野が散って八重桜の綺麗な時期に京都へ行きました。
また懲りもせず、老体に鞭打って舞妓さん体験をしてしまいました。
毎年都をどりを見るたびに、祇園の芸妓さん、舞妓さん達の髪型が素敵でいつか自分も結うことができたら!と思っていました。憧れの中島田をやっと結っていただける機会に恵まれました。
髷には桜の摘み細工の飾りをつけるととても華やかに。
白い枝垂れ桜の花簪に、裾に綿の入ったお着物と、塩瀬の染め帯はこの季節の装いです。
相変わらずコロコロ丸くて年寄りですが(^^;)季節限定の装いや髪型には心惹かれます。
襟足は中島田を結う芸舞妓さんと同じく三本足にしていただきました。
暑がりの私、簪のアップ写真には玉の汗が写っています・・・(^^;)
※画像はすべて私が舞妓変身した時のものです。
なお、奴島田に関してはhttp://blog.goo.ne.jp/haginon/e/11fe9a990389ffcd066aa3552f39d597の記事をご参照ください。