はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

沖縄出身の舞妓さん

2009-01-28 12:40:51 | 京都・花街
先ほどYahoo!ニュースの地域ニュースを読んでいたら、祇園甲部の舞妓さんで沖縄出身の方が取り上げられていました。
沖縄出身で初の舞妓さんとして、只今那覇で開催中の京都物産展で京舞を披露している写真と、舞妓になった経緯、本人のインタビューが載っていました。
琉球新報のサイトには祇園小唄を舞っている動画も載っています。
この舞妓さん、おたべちゃんみたいに舞妓さんらしい雰囲気の子で私は結構好き。

今頃の時期の沖縄はもう桜が咲いているんでしょうか。
画像を見ると青空の下の舞台で舞妓さんが舞っていて暖かそうです。
沖縄も行きたいな。

お正月の花簪について

2009-01-23 12:35:53 | 

ここ数年年末に日本髪を結ってお正月を過ごしています。
お正月には新しいデザインの花簪を挿したいので、毎年デザインが変わるお正月の花簪のミニチュア、豆かんを購入しています。
お正月の花簪については過去に他の記事でも触れていますが、花簪を並べて写真を撮ってみたので改めてアップしました。

お正月の花簪は一体毎年誰がデザインを考えているのだろうかと気になっています。
京都の舞妓さんは基本的にはお正月にはその年のデザインの花簪を挿すらしいです。(一部の花街では置屋ごとにバラバラの簪を挿していたり、みなとは違う簪を挿したいなど過去のデザインの花簪を挿す舞妓さんもいるそうです)

画像の左から、平成19年、20年、21年のデザインとなります。
平成19年度のお正月の花簪は梅と寒菊と羽子板、平成20年度は松竹と寒菊、平成21年度は寒菊と竹と松葉となるようです。
この簪は舞妓さんがお座敷で挿す大かんより小さめに作られている関係で、お花とかの飾りが一種類少なくなっているなど若干雰囲気は変わりますが基本的なデザインは一緒です。
平成20年の簪だと、私が持っている豆かんは松と寒菊のみの飾りしかついていませんが、松ではなく竹と寒菊のもあって、どちらを買うか悩みました(^_^;)

さて、お正月の花簪ですが、舞妓さんの写真集や花街関連の書籍等では「お正月」と表記されている場合と「松竹梅」と表記されている場合とがあります。
お正月の花簪が必ずしも松竹梅ではないのですよね。
毎年デザインが変わっていますし、昔の本などを見ても松竹梅以外のデザインの写真を良く見掛けます。
「松竹梅」という表記はおめでたいものの代名詞的に使われているのかもしれません。
もちろん松竹梅もあるのでしょうが、松、竹、梅、寒菊、羽子板、鶴、松葉、折り鶴、糸車など、おめでたいモチーフを組み合わされていて、また、同じモチーフでも色合いや若干デザインを変えたり…
松も青々としリアルな感じの松葉だったり、摘み細工で柔らかな感じだったり、鶴も白の摘み細工だったり銀の細工だったり…
ここ最近は寒菊のモチーフは良く使われていますが、同じ寒菊でも花びらの形からして変えています。奥深いです!

 祇園祭の簪も、八坂神社の氏子である祇園甲部、先斗町、宮川町、祇園東の舞妓さん達は毎年デザインの変わる簪を一律で挿しています。(やはり好みで過去のデザインの簪を挿す舞妓さんもいます)
簪を作る職人さんも大変ですね。

余談ですが、上七軒は北野天満宮の氏子であるため、舞妓さん達は他の四花街の舞妓さんのように勝山髷を結うなどの祇園祭仕様の拵えは基本的にはしないと聞きましたが、近頃は所属する置屋さんによっては四花街の舞妓さんと同じように勝山髷を結ったり祇園祭仕様の拵えをするとかしないとか…

祇園祭の花簪は、銀色の飾りの土台に団扇や扇、桔梗の花や蝶々、渦巻きや露芝など、涼しげで可愛らしいモチーフが使われています。
これも毎年一体誰が決めるんでしょうねぇ。
簪屋さんや職人さんが相談しあって決めるのでしょうか。
お正月の花簪も、祇園祭の花簪も、どんなデザインになるのか毎年楽しみです。
毎年新しいデザインの簪を購入するのは良いのですが、簪のコレクションも増えて来たのでそろそろ収納する場所が心配になって来ました(^_^;) なんとなく色褪せしてきている気もしています…
また新しいお正月の花簪を購入したら画像を追加していこうと思います。

  


えべっさん

2009-01-11 23:10:40 | 京都・行事
京都で福娘をしたのは何年前だったか。
巫女さんの格好をして福笹配って。
面白かった。

女の子三人でえべっさんに。
えべっさんがいらっしゃるお堂をぐるっと一回りしてお堂の壁を叩く。
叩くのはえべっさんを起こして自分が来ましたよ~、と知らせる為なんだそうな。
そう教えてくれた彼女と、久しぶりえべっさんに行きたかったなぁ…
一緒に屋台でベビーカステラ食べたかったなぁ…


三人で将来の事とか沢山お喋りしたっけ。

ちょこちょこ思い出に浸る今日この頃。

稲穂の簪

2009-01-10 14:11:53 | 舞妓の衣装・装飾品

京都の芸舞妓さんは、年が明けて1月15日までは髪に稲穂の簪を挿します。
簪は本物の稲穂でお米が入っていて、作り物の鳩や梅の花などの飾りがついてい
ます。

その簪を挿している期間は、芸舞妓さん達はこの稲穂の粒を紙に包んだ物をお客
様に縁起物としてプレゼントするそうです。
お財布に入れておくと金運に恵まれるらしいです。
以前お会いした舞妓さんが、稲穂の粒を取って和紙で包み、さらに千社札で包ん
だ物をくれました。
これなぁに?と聞きましたら、金運に恵まれると教えてくれました。
以来ずっと財布に入れたままですっかり汚れてぼろぼろですが、これを見ては、もう舞妓さんではない彼女との思い出に浸ったりしています。

 


お俊

2009-01-10 13:46:31 | 京都・舞妓さん変身体験(髪型いろいろ)

舞妓さん変身ではないですが年末に日本髪を結いました。

お俊という髪型で、昔の町娘さんが結っていました。
現在は節分などで京都の舞妓さんが結うそうです。
同じく、節分などで舞妓さんが結うおしどりと良く似ていますが、髷を割って鹿の子などの飾りの布を見せているのが特徴だそうです。
今回はがき髱(つと)というものを使用し、後頭部の形がいつもと違います。
普段はもっと丸みのある髱です。
襟足を櫛で梳く時はいつもと髱の形が違うのでやりにくかったです。

  

今回は今まで日本髪を結っていただいていたのと違う美容室で結いました。
髪結いさんごとに結い方や癖も若干違いますので、いつもとは違う気分です。
私は橋(しっぽのような付け毛)の付いた髷が好きなのですが、橋の取り付け方も付け毛の長さなどで変わるとか。
髪結いさんから伺うお話はとても参考になるので面白いです。

 

 

日本髪を結う時の楽しみは簪。
大晦日はまだ12月なのでまねきの簪。
年が明けてからはお正月の簪。
お正月の簪は毎年デザインが変わり、ここ何年かは毎年購入しています。
大晦日に京都より届きました。今年のデザインは寒菊に松葉と竹でしょうか?