はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

晴明神社

2006-09-24 20:42:45 | 京都・神社仏閣

晴明神社は堀川通沿いにある小さな神社です。
ここ数年の陰陽師ブームですっかり有名になりました。私が初めて訪れたころは一部のオカルトファンやオタク系の人には知られていましたけど、名前も場所もタクシーの運転手さえ知らず、晴明神社へタクシーで行く場合は、一条戻り橋の近くまで、とか西陣織会館の手前まで、と言って乗っていました。今やお土産屋まで出来て凄い事になっています。(^^)

 毎年9月23日にはお祭りがあり、お神輿が出ます。時代祭りのような少年鼓笛隊、鉾、お稚児さんに八乙女など、きらびやかな行列もあります。
22日の宵宮では御湯立神楽の奉納があり、露店も並びます。
晴明神社といえばこのお星様の神紋でしょう。晴明桔梗印と呼ばれています。東洋でも西洋でも魔除けの印とされています。

 

その昔、オカルト好きのオタク少女であった私は(^^)、十代の頃から何度も一人で京都に旅行に行き、このお祭りを数年連続で見に行きました。この頃、このお祭りを見に行って知り合った人とは今でも友人付合いをしています。大勢の友人たちと合宿のように京都へ行き、このお祭りを見て、一緒に露店を冷やかしたり、京都の様々な神社仏閣を巡ったりしました。私にとっては青春の思い出の一つです。
ここ数年は全く行かなくなってしました。あまりにも趣が変わってしまいましたしねぇ・・・


祗園 今に生きる伝統美

2006-09-05 21:33:42 | 京都・本
祇園の舞妓さんの写真集を買いました。
タイトルは「祗園 今に生きる伝統美」。20年ほど前に出版されたもので、当時の祇園の舞妓さん全員の顔写真と、祇園の四季と行事、舞妓さん達の素顔、有名お茶屋などが紹介されています。写真だけでなく昔の祇園の様子や著名人が祇園を語っているページなどもあり、とても読み応えがあります。大型で布張りの装丁も良いです。

舞妓さん達がとても可愛いの!今の舞妓さん達のお化粧よりはさっぱりしていますね。
今時の舞妓さんのお化粧の傾向も、現代のお化粧の流行と連動しているのかもしれません。昔風のお化粧の方がより可愛く見えると思うんだけどなぁ。


ある舞妓さんの一日を紹介しているのですが、舞妓さんがショッピングをしているお店が洋服地のお店なんですよ。当時は自分で服を作る事もあったのでしょうか。結構時代を感じる写真もあります。
舞妓さん達のお着物のデザインも今よりもモダンで斬新な感じの物もあります。

京都の花街の研究をする上でも必見の本だと思います。

友人がこの本を持っていて私もずっと欲しくて探していました。もう絶版なのでネットショップやオークション等でかろうじて入手出来ると思います。約20年前の、当時の祇園の舞妓さんの名鑑のページもあるのですが、元祇園の舞妓さんで現在嶋原で活躍されているある太夫さんの舞妓時代の写真が載っています。同じ日本髪を結っていても雰囲気が違いますね~。現在の太夫さんの姿の方が華やかな感じがします。