はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

2月の京の旅

2005-12-23 13:21:01 | 京都・観光
2月に京都に行きます。節分の頃です。
今回は八坂さんでの舞妓さんの奉納舞・豆まきを久しぶりに見て、壬生寺の狂言を見て、平安神宮か廬山寺か六波羅蜜寺あたりで節分の行事を見ようと思っています。時間があれば吉田神社の追儺式も見たいです。数年前にも節分の時期には行きましたが、あちこちの神社仏閣に行って凄く忙しかった記憶が。夜も夜で行事があるので、晩御飯を食べ損なったり。(^^;)京都の花街で行われる、節分の夜の「お化け」も見られるといいなぁ。

気分は既に京都へ飛んでいますが、この冬は全国的に寒くて雪が多いらしいです。今朝京都の友人からメールが来たのですが、高速バスが運休になっているから、2月は無事に京都に来られるかどうか心配を戴きました。
最初は夜に新幹線で京都入りする予定でしたが、仕事の関係で新幹線の最終には間に合わない事になりました。なので夜行バスか寝台列車か、朝一の新幹線と考えました。夜行バスは不安になってきたので、寝台列車にしようかと悩んでいます。東海道新幹線も今日は遅れが出ていると言うから、到着が遅れると予定が狂うし・・・・

寝台列車だと寝台特急出雲か寝台急行銀河になります。出雲は発車時間に間に合わないと思うので銀河になるかな。寝心地はイマイチだと友人が言っていたけど、足を伸ばせるだけいいかな。京都到着は朝の7時前だから、何時間も遅れなければなんとか後の予定にも間に合いそうかな?
夜行バスよりは倍の料金になるけど、予定をこなして安心出来る方法が良いですものね。

本当に旅行が楽しみです。今回は舞妓さん変身をします。節分の時の特別な髪型を結って貰います♪
友人がお仕事の都合があるので、日程の殆どは一人で動く事になるのでちょっと寂しいです。平日だからお誘いも出来ないですし。

京都ゑびす神社

2005-12-21 21:02:50 | 京都・神社仏閣
京都の「京都ゑびす神社」は日本三大戎の一つです。祇園の近く、四条通から大和大路を少し南に下がった所にあります。
えべっさんといえば商売繁盛。1月には「十日ゑびす」という神事があります。この時期は福笹を持った人が沢山歩いています。神社で福笹を戴いて、その笹に宝船などの縁起物を飾り付けます。縁起物は神社でも戴けますが、神社の近くに出店している出店でも買えます。縁起物の種類によってそれぞれご利益が違うみたいです。
「十日ゑびす」では様々な行事があります。東映の女優さんや舞妓さんの奉仕で福笹の授与があります。

この時期のえべっさんは物凄い混雑です。行列に並んで本殿でお参りをした後、本殿の壁に回って壁を叩きます。祇園町の舞妓さんから教えて貰ったのですが、えべっさんはお年寄りで耳が遠いので、大きな音を出してえべっさんにお願いを聞いてもらうのだそうです。この壁を叩くのにも行列が出来ます。

お参りをした後は出店!色々な食べ物の出店が出ています。この時期の大和大路は参拝客と出店で埋め尽くされます。ついついあれこれと買って食べてしまうのですよね。(^^)

画像は肝心のゑびす神社ではなくて、人と出店で賑わっている大和大路です。

祇園のえべっさん

2005-12-18 17:01:23 | 京都・行事
京都のえべっさんといえば大和大路の京都ゑびす神社が有名ですが、八坂神社にも蛭子社があります。
1月9日には蛭子社祭が行われ、七福神を乗せた蛭子船が巡行するのですが、その巡行では「福娘」が四条通沿いにある商店などに福笹を配って回ります。その福娘を数年前にしました。某神社のようにオーディション(^^)がある訳ではなく、ネットで応募して神前で籤引きをして選ばれるらしいです。

金の烏帽子に千早と緋袴を身に着けて、一軒一軒お店に行って福笹を配ります。八坂神社の石段下から四条烏丸を往復します。これが結構忙しくて大変でした。商店だけではなくファーストフードや会社にもお邪魔しまして、ハンバーガーを食べていたお客さんにギョッとされました。(^^)いきなり巫女さんのような格好をした人がお店に入ってくるのですものね。

寒いし疲れますが、滅多に無い経験ですし楽しかったです。画像はその時の物です。私は昔神社で巫女さんのバイトをしていたことがあるので、装束は全て自分一人で着ました。凄く変な顔で写っているので顔は隠してます・・・・

祇園のえべっさんの福娘の応募は四条繁栄会商店街振興組合のホームページで行っています。来年度の募集は終了しましたが、来年の11月頃にはまたあると思うので、15~30歳までの女性は応募されてみては如何でしょう?ボランティアですから遠方でも交通費は自腹です。(^^)福娘にはお土産に福笹とお守り、直会におこわを頂きました。おこわ、美味しかったです。
テレビや新聞の取材が随分ありましたので、ひょっとしたらどこかに写っていたかも。

お見世出し

2005-12-18 15:48:13 | 京都・本
お見世出し

角川書店

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京都の花街の一つ、宮川町を舞台にしたホラー小説です。舞妓さんが主人公のお話が一つ、芸妓さんが主人公のお話が一つあります。
舞妓さんが主人公のお話は、舞妓の見世出し(デビュー)を前にして自殺した少女とそっくりな舞妓さんが、深夜のお茶屋のバーでお客さんに、その自殺した少女と自分が遭遇した恐ろしい話について語っていきます。怖くて悲しいお話です。
芸妓さんが主人公のお話は、OLを辞めて芸妓になった女性が、節分の「お化け」という行事に遭遇した怖くて不思議なお話について描かれています。
年下だけど先輩の意地悪な舞妓さんや、霊感が強く変わり者の舞妓さんとの花街の生活が詳しく描かれています。私的にはこちらのお話の方が面白かったかな。
芸妓さんのお話は、舞台になった置屋と登場人物の設定についてモデルがあるようですね。主人公の芸妓さんのプロフィールや源氏名がとても似た方が宮川町にいらっしゃいます。(^^)

著者は京都出身の方だそうで、五条の生まれだとか。京都の言葉がとても自然に書かれていると思います。京都や花街を舞台にしたミステリー小説は多いですが、ホラーは割りと少ないのではないでしょうか。怖いお話は苦手な方もいると思いますがお勧めの一冊です。


京都花街―祇園甲部・宮川町・上七軒・先斗町・祇園東

2005-12-07 21:11:59 | 京都・本
京都花街―祇園甲部・宮川町・上七軒・先斗町・祇園東

光村推古書院

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京都の花街のしきたりと歳時記、京の四季が織り込まれた写真集。
五花街の舞妓さん全員の顔写真(現在既に芸妓になっている方や引退された方もいます)が載っているページがあります。
各花街のをどりや舞妓さんのお店出し、舞妓から芸妓への襟替えの写真など興味深いです。
花街になじみの無い方でも分かり易い内容だと思います。

ちなみに、この本は今年改定されました。五花街の舞妓さんの顔写真のページですが、改定前(2002年4月現在)と改定後(2005年1月現在)とは舞妓さんの顔ぶれも大分違っております。改定前の物では新人さんだった舞妓さんも改定後の物では年長さんになっています。私は改定前と改定後と両方を持っているので、比較してみるのも面白いです。皆さん美しく成長されています。