はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

「京都―洛中洛外図と障壁画の美」 展

2013-11-28 01:35:56 | 東京

行ってきました〜。
久しぶりのトーハクこと東京国立博物館。 


昼間に東銀座でオムライスを食べてから上野へ。
秋の爽やかなお天気。
上野公園をぶらぶらして、西郷さんを見てアンデスの音楽を演奏するグループがいてお馴染みの「コンドルは飛んでいく」を聴いたりとか、銀杏の臭いをかいだり、公園内の五條天神と花園稲荷にお参りしてから、いよいよトーハクへ。
  

  

まず入るとすぐに、大きなスクリーンで洛中洛外図を紹介する映像が映し出されています。
清水寺や御所など四つにエリアに分け、それぞれのエリアを拡大した映像が見られます。
洛中洛外図というのは一つだけではなく、室町時代から江戸時代まで度々描かれていて、上空から見たような感じになっています。
都に住む様々な身分の人々の生活を描いています。
本物はガラスの向こうに展示されていますが、本物を写したパネルがありそちらはかぶりつく様に見ることが出来ます。
展示されていた殆どの洛中洛外図には祇園祭りの様子も描かていて、長刀鉾や船鉾、蟷螂山、霰天神山、鯉山などがありました。

どの時代の洛中洛外図だか解らないのですが、男女がいちゃついているところも描かれていると聞きましたが、それは発見できず(笑)
でも、東寺?のお坊さんがニヤけた顔で稚児に「良いではないか、良いではないか♪」といわんばかりに密着している姿はありました(笑)

二条城の障壁画は部屋の壁を全部外して持ってきたという感じです。
桜などを描いたものは雅な印象ですが、鷹が描かれているのははやり武家という感じ。
御所紫宸殿の、古代中国の賢人聖人32人を描いた障子絵は、帝がおわす荘厳な場所に相応しいと思いました。

超高精細映像4Kで撮影した、竜安寺の石庭の四季。
桜が満開のと雪景色のが良かったなぁ。

今回は平成館での展示だったけど、時間があったら本館も覗きたかったな。
以前、以前お正月に行きましたが。
ここの大階段って、よく映画やドラマに使われてますね。 


最近ちょっと塞いでいましたが、お天気の良い日だったし美味しいものも食べたしかなりリフレッシュ出来ました。

あと数日で師走。
今年もあっという間だ・・・・


余談ですが、一昨日は皇太子殿下も「京都―洛中洛外図と障壁画の美」 展をご鑑賞されたとか。
私は閉館時間間際に帰りましたが、入口で取材陣とすれ違いました。
どうやら、一般客が帰ったあとに来館されたようで。
知っていたら、門の外で入り待ちしたのに(笑)

来春にトーハクで開催される「栄西と建仁寺」展も見たいな。
俵屋宗達が描いた国宝・風神雷神図屏風がやってくる。
期間中、本館ではトーハク所蔵の尾形光琳の風神雷神図屏風も公開されるし、是非両方を見たい。

あと、サントリー美術館で開催されている「平等院鳳凰堂平成修理完成記念 天上の舞 飛天の美」も見たいなぁ。

せっせと節約してチケット代を貯めなくちゃ。

今回お昼に食べたオムライス。

歌舞伎座の側にある喫茶店「YOU」。
ぷるぷるなオムレツがケチャップライスの上に乗っています。
前々から一度食べたくて、やっと行けました。
美味しかったです♪


そうだ 京都、行こう。

2013-11-21 00:46:25 | 京都・観光

早朝のテレビ番組にて、「そうだ 京都、行こう。」のキャンペーンCM制作について特集をしていました。
もう20年続いているのですね、あのシリーズ。

CMを流したりキャンペーンポスターを出す一年ほど前に、京都の神社仏閣等で撮影しているとか。
来年の紅葉のCMを、きっと今頃撮っているのでしょうね。

早朝のまだ観光客が来ない時間帯に撮影を開始、照明が見えないように本物の木の枝を使って巧くカバーしたり、朝もやを演出する為にスモークを焚いたり、ベストな位置で枯れ葉が舞うように送風機で風を送ったり・・・・
100人近いスタッフが一丸となって撮影していました。

あのお馴染みの曲「My Favorite Things」は、CM毎にバージョンが違うようで、最新のCMではエレキギターの演奏で、高名なミュージシャンが演奏して収録する様子なども流れていました。

もちろん、あのお馴染みのナレーションの収録の様子も。

 

「そうだ 京都、行こう。」で思い出しましたが、その昔JR東海さんでは「KYOTOCLUB」という、無料の会員制サービスを提供しておりました。
会員証を提示すると、京都の様々な施設や飲食店等での割引や記念品プレゼント、イベント参加などの特典がありました。
残念ながら10年ほど前に終了してしまったのですが、当時は数万人の会員がいたらしく、私も私の友人たちも会員になっていました。

「KYOTOCLUB」では、平成9年頃の企画に「御朱印ラリー」というものがありました。
これは、世界遺産に指定された神社とお寺を中心とする15箇所から御朱印を集めると、「そうだ 京都、行こう。」のCM集のビデオテープまたは京都の様々な観光名所を紹介したCD-ROMが貰えるというものでした。
当時東京駅内にあった、京都の観光案内所に併設された「KYOTOCLUB」のツアーデスクにて専用の御朱印帳が売っており、これを購入して参加費代わりになっていたと思います。

専用の御朱印帳。
「そうだ 京都、行こう。」のロゴ入り。

 

15箇所分集めた御朱印の一部。
2箇所程は、御朱印を書いてくださるお坊様が不在などで残念ながらスタンプなのですけど、殆どは素晴らしい字です。
左側の画像は、金閣寺・竜安寺・仁和寺の御朱印になりますが、竜安寺の御朱印には「知足の蹲踞」の文字のスタンプが押されています。
この竜安寺の御朱印はお気に入り。

御朱印ラリーは期間が一年弱くらいだったと思いますが、全部を廻るのは大変でしたね~。
洛中には対象の神社もお寺もあまりなく、一番遠かったのは延暦寺。
私と友人二人が参加していて、全員完全制覇出来ました。
私はCM集を希望して入手しましたが、モノを貸すと無くすことでは定評がある友人に貸したら戻ってきませんでした(苦笑)

先程、「そうだ 京都、行こう。」のホームページを見に行きましたら、歴代のキャンペーンのCM動画やポスターが見られるページがありました。
1993年秋から始まっていて、一番最初は清水寺。
覚えています、これ。
懐かしいなぁ。
CM集のビデオテープは友人に無くされましたけど、今度時間がある時にホームページで全部を見たいと思います。


週刊文春 2013年 10/31号

2013-11-16 09:01:05 | 京都・本

週刊文春2013年10/31号をAmazonで購入しました。

先日ネットで篠山紀信氏が撮った京都の芸舞妓のグラビアが載っていると知り、既に店頭にはないのでAmazonで探しました。

週刊文春では、篠山紀信氏の「原色美女図鑑」という企画のグラビアを昔から載せていますが、今回は京都の芸舞妓さんがモデルで「原色京都美女図鑑」というタイトルで、祇園甲部から芸妓さんが二人、舞妓さんが一人。
宮川町からは芸妓さんと舞妓さんがそれぞれ一人ずつ登場。
皆さん人気のある方々ばかりで、少々ご縁のある方も載っていたので購入いたしました。

グラビアは数ページありますが、最後のページには五人全員で祇園小唄の「だらりの帯よ〜♪」のポーズ。
祇園甲部は井上流の京舞、宮川町は若柳流の踊りで振り付けが違います。
通常は違う花街の芸舞妓が一緒に舞うことはないので珍しい図です。

芸舞妓さんのグラビアの他、「秋の京都 美食案内」という企画では、京都の有名な料理屋さんを紹介しています。
秋の味覚、良いですね~。
前々から行ってみたいお店が紹介されていました。
京都の美味しいものが食べたいです~。


十一月・紅葉の花簪

2013-11-04 02:25:46 | 舞妓の衣装・装飾品

今まで撮らせていただいた、京都の舞妓さんの花簪の写真です。

こちらはおふく髷の舞妓さんの花簪。
三輪の紅葉に松葉と松ぼっくりがついていてちょっと遊び心がある感じで、こういうのは好きです。
黄色と黄緑色の花櫛が花簪にぴったり。

こちらは割れしのぶ髷の舞妓さん、出たての舞妓さんはこの小さい紅葉に花簪にぶらをつけますが、二年目以降は外しています。
この舞妓さんが着ている着物は銀杏柄で季節にぴったり。
舞妓さんの花簪も衣装も、季節を感じることが出来るのがいいですね~。