しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

しょぼい映画日記 クローバーフィールド/HAKAISHAの巻

2008-05-10 23:16:23 | 映画

5月4日(日) みどりの日

長い事映画を見ていません。忙しかったのか、はたまたみたい映画が無かったのか?

せっかくのGW!出歩いてばかりではいけない(映画を見る事も出歩く事でしょうが・・・)

今回は、「クローバーフィールド/HAKAISHA」

ほなけん評価 ★★★☆

予備知識はほとんど無いまま映画館に出かけました。

映画館は6割ぐらいのお客の入り。隣の席ではカップルが、楽しそうにフライドポテトをパクついています。

上映開始20分ぐらいは、日常生活(パーティー)の描写が延々・・・。退屈でもありますが、これから始まる物語の登場人物紹介も兼ねていますので、ここは我慢・・・。と行きたいところですが、私はこの時点で頭がくらくら。全編手持ちカメラで撮影されたと言う設定のため、観客には容赦なく画面は揺れ続けます。

やがて大きな爆発音とともに、悪夢が始まります。ビルの谷間を飛んで来て道路にころがっている自由の女神の首を、野次馬達が携帯で写真を撮りまくっている様子は、妙に現実感を保ちつつ、観客を異常な世界に連れて行ってくれます。やがてHAKAISHAが巨大な生物であることが明らかになり怪獣映画モードに・・・・。とは言えこの映画には助けに来てくれるウルトラマンも善良怪獣も出てきません。軍隊は出てきますが、予想通り歯が立ちません。市民は一方的に、あるモノは建物の下敷きに、あるモノは踏みつぶされ、あるモノは食べられ(目撃者が語る)これでもかと言うほど大量に、あっけなく死んでいきます。そして主人公グループも1人を除き、「こんな死に方はイヤだなー」という最期を順番に遂げていきます。観客である私も、HAKAISHAに追いかけられ、やがては主人公と一緒に、軍隊の最終攻撃に捲き込まれて最期を遂げたような気になります。

人々が、事態が分からないまま、ばたばた死んでいく様はスピルバーグの「宇宙戦争」を思い出します。この映画も9.11テロ以降の作品なのだと強烈に感じます・・・・。

そういう意味で、映画の出来は、悪くは無いと思います。ジェットコースターやお化け屋敷のようなアトラクションみたいで・・・。でも、もう一回見ろといわれてもイヤです!揺れる画面のおかげで頭がくらくらになりました。

つっこみ所満載で、強引な部分は強烈に見られます。賛否両論なのは分かりますし、「あの終わり方は何や?」と思われる方は多いと思います。HAKAISHAについては謎で終わってしまいました。でも、これでしょぼい正体を明かされても困るしと、思ってしまいます。

映画が終わり、エンドロールが流れはじめる頃、隣のカップルを見てみると、女性の方は、頭をヒザに埋めています。映画を見続け気分が悪くなった様です。上映直前に油っぽいモノを食べ、揺れる画面を見続ければどうなるかは分かるだろうに・・・。私は、予想される被害から身を守るため、クレジット途中で退場せざるおえませんでした・・・・。

HAKAISHAは隣にいました・・・・。


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