NHK杯2015のショートプログラムで、過去最高難易度でノーミス、歴代最高得点を更新した羽生選手でしたが、
翌日のフリーでも見事な演技をしてくれました。
練習の様子を観た時から、その素晴らしさに目を見張りました。
ものすごい演技をするであろうことを確信してしまいましたので、肝心の演技の時までには、かなり落ち着いてみることが出来ましたことは、感謝でした。
ショート、フリー合わせて、どちらも男子シングル史上、総合で最難関の構成をノーミス達成、本当におめでとう!!
ほとんどパーフェクトに近かったですね!
本当に美しかったです! カッコよかった!!
ニコニコ動画 ドイツ語解説 翻訳付き (動画主様、拝借します!)
(注)ニコニコ動画で、画面上の文字を消すには、右下のセリフ吹き出しマークをクリックすると消えます。
演技中は、解説は無言で何も語っていませんので、文字を消してご覧ください。 演技終了後に、解説が話し始めますので、もう一度クリックして、翻訳字幕をご覧ください。)
こちらは、アメリカ英語解説(NBC版)
前回のスケートカナダから、NHK杯までの1か月の間に、パリの同時多発テロが発生。
世界は一気に緊張感に包まれ、多くのスポーツ界が影響を受けていました。
そんな中で開催されたNHK杯。
「わ!」と驚く、「和」の美しい世界の広がるプログラムで、羽生選手の本来の才能と生命(SEIMEI)の輝くようなカッコイイものを… そして同時に他者の生命をも尊ぶような、清明(SEIMEI)(=清くて明るい)なプログラムを… と、限りなく贅沢な期待をしていた私でしたが、まさにいきなり、NHK杯で その通りをノーミスで実行して見せてくださった羽生選手。
違ったのは、「わ!」じゃなくて、「わーーー!!」だったことぐらいでしょうか。(笑)
ついでに、「盛名」(SEIMEI)(=立派な評判)まで世界にとどろかせた羽生選手。
羽生選手は、複数の同音の日本語の意味を込めたと最初から語っていましたけど、これはもう、ネーミング勝ちですね!(笑)
以下、特に素晴らしかったポイントをいくつか、挙げてみます。
まず、冒頭。
「コーチと何も話せないくらい、すごく緊張していた」と羽生選手は語ったものの、リンク上ではよく集中して見え、素晴らしいスタートを切ったように見えました。
冒頭の4回転サルコウ、4回転トーループは、とても流れがあって美しくてなおかつ安定感があり、いかにも軽々とポンと跳んでいた前回までとは違い、以前の羽生選手のジャンプの良い特徴がよみがえった感じで、目を見張りました。
特に私の心が奪われたのは、やはり後半に入れてきた、4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーション。
ショートで見事に決めた翌日に、フリーでは、体力の落ちる後半でも見事に決めてしまいました!
もう一つ、今回このプログラムでは初めて見せてくれた、3回転アクセル+2回転トーループの「両手上げ」。これがもう素晴らしかった! (前回まではこのプログラムでは両手上げをやっていませんでした。)
羽生選手の両手上げや片手上げ(タノ・ジャンプ)が前々から大好きだった私としては、思わず喜ぶと同時に、そのふわりとした、過去最高の美しさと出来にため息が出るかと!
いや、あれは間違いなく羽生選手史上でも、過去最高でしたね!! あれ一つ見ただけでも、感動するレベル。
ジャッジがGOEをオール3つけたというのは、納得です!! それ以外に何があるのか!という感じ。
あとは、ラストのコレオシークエンスで見せてくれたハイドロの最後で、両手を前にかざして、上にあげていくしぐさ。
これも今回初となり、おお!と驚きましたし、もう、めちゃくちゃ素晴らしかったです!! ハイドロの状態で、あんなこと出来るんですね。初めて見ました。凄かったです。本当に印象的でした。
カッコイイだけじゃなく、すごく伝わってくるものがあり、心震えるというべきか・・・ そんな感動がありました。
そのあとの、レイバック・イナバウアーも本当に素晴らしくて、もう目が丸くなるほど。
音楽と合っているのが、また本当に良かったです…!!
一体どれだけ見せ場があるのか、そして、この一つ一つだけでも、本当はその選手の見せ場となり、十分に拍手喝采になるほどの要素なのに、それがいくつも合わさって、まさに羽生選手の真骨頂というべき得意技の数々と特徴とが、これでもかと詰め込まれて出来上がっているこのプログラムを、ノーミスで滑ったことの意味は大きく、本当に感無量でしたね。
そして、私が何よりも嬉しかったのは、最後のポーズの時に羽生選手の顔に浮かんだ、本当に嬉しそうで幸せそうな、輝いた笑顔でした!!
あんな笑顔で最後を終えたのって、羽生選手はさすがにこれが初めてじゃないかと思うのですが、このプログラムの終わりとしては、本当に最高の形だと思いました。
勝利の中の勝利。
それが世界中に伝わるであろう、最高の形でした。
そりゃ~演技構成点の各項目で、今までで最高点をつけ、10点満点まで乱発したくなるジャッジの気持ちもわかるわ!! これ以上の終わりがあるか!っていう…(笑)
こちらまで本当に本当に幸せな気持ちになりました!!
本当に素晴らしかったです!!
今後も羽生選手の演技終了後のこんな顔が、これからも何度も見られますように…!!
絶対に見られると思っていますけど!!(笑)
これ以上はもう当分ないだろう、なんて言っている人たちもかなりいるようですけれども、いやいや、羽生選手にはまだまだこの上の洗練の世界があると私は思っているし、技術レベルも次の五輪までにはさらに上げてくることでしょう。
ショートとフリーの総合点を見て、あの数字は一体何? みたいな気分に。(笑)
音楽の解釈が10点満点続出だったとのことですが、羽生選手自身が編曲して大きく関わったことが、とても良かったのだろうと思います。
ショートの記事で、羽生選手は「指揮者」と「アスリート」が合わさったようなタイプ…と書きましたけど、まさに、こちらの音楽は羽生選手が「指揮」して編曲してテンポまで変えて作り、演技も、まるで「羽生選手の指揮下で行われた演奏を視覚化してみせた、高難度技のつめこみ芸術」のような感じでしたので、演技と音楽の素晴らしい調和を生み、何よりも凄かったのだろうと思います。 羽生選手の長所が最大限に活かされましたね。
羽生選手も相当驚いた様子で、なぜか乙女になったり子供になったり、なぜか、名古屋へ一人で瞬間移動してしまったり…。(笑)
長野と名古屋を間違える人を、私は生まれて初めて見たのですが。(笑)
私が「こうだったら良いのにな~」と思っていた理想像を、限りなく実現してくださった演技でしたので、演技構成点が、過去最高になるもの納得ですし、技術点は、過去最高難易度でノーミスだったのだから、記録大幅更新は当たり前。
特に、4回転3つ(しかも一つは後半でコンビネーション)と、3回転アクセルからの高難度コンビネーションが2つ、その最高難度の5つが、一つ一つ、恐ろしくキレイで流れもあった、というのが、本当に凄い。 スピンがきれいなのはもう今年に入ってからずっとだったのですが、さらにきれいになったように見えましたね。
ただのノーミスじゃなくて、そのほかの細かい点まで、限りなくパーフェクトに近かったという、トンデモナイ演技でした。
でも、大会ごとにジャッジも全然違いますので、あまりスコアという「数字」にはとらわれないで、今後も着実に頑張ってほしいですね。
素晴らしい出来だったことは、間違いないです! ここで終わりじゃない、というところが、本当に羽生選手の最も素晴らしいところです!!
あえて細かく言うなら、羽生選手も自身で語っていたように、第2パートのステップシークエンスが、さらに一つ一つのポーズのキメ方や動きを良くすることが出来るだろうとは思いましたし、羽生選手なら、もっと心を込めることもできるように思えました。
第4パートの太鼓のところも、同じことが言えるかと思いました。
でも、他はもうすべて、最初から最後まで惚れ込むレベルでした。
以前は休憩箇所に見えて気になっていた中間パートも、すごく美しかったです。最高でした。
最後のトリプル・ルッツは、前回、羽生選手は体力がなくなり、「疲労のせいで」転んだとその原因を語っていましたので、私は今回は全然心配していませんでした。
このルッツ後に出た自然なガッツポーズも、実は「練習の時からそこまで(ガッツポーズまで)練習していた」とのことで、もう何も言えないですね。(笑)
究極の勝利イメージが必要な、そんなプログラムだと思いますので、あれはとても良かったんじゃないでしょうか。
私は、このプログラムに関してだけは、非常に効果的だったと思いました。
その直後にデス・ドロップに入ってシットスピンへつなげる連続感が、カッコ良かったですね。
何より、全てが、とても羽生選手らしかった。
これぞ羽生結弦、これが羽生結弦、と言ってもいいようなイメージの演技でした。 総合力の凄さを見せつけたというか…。
これは、フリーに限らず、ショートでも、エキシビションでも、すべてに良い形で表れてきたと私は今回、思いました。
ショートとフリー合わせて、「自分なりの色をやっと見つけられた」と語っていた羽生選手。 私はそれがとても嬉しいですね!
羽生選手自身は、以前からそうなのですが、いつも的確な自己分析をしていて、今回もそうなので、演技としては、今後もさらに期待が持てます。
http://news.livedoor.com/article/detail/10893320/
↑ こちらの記事より、羽生選手の言葉を引用。
「ステップでの手の動き、体の使い方はもっと洗練させられる。後半の4回転は『跳ぶぞ』って、入ってる感覚がある。見ている方がハッとならない入り方をしたい」
…仰る通りだと、私も思います。 全く同じことを、見ていて感じました。(笑)でも、他が素晴らしすぎましたから… しかもこの高難度。 見ている側はそこまで欲張ったことを言えませんけれども(笑)、羽生選手は堂々と自分から言ってくれちゃいましたので、もうさすがです。
他にも、後半の4回転はもっとキレイに跳べるとか、インタビューでも色々言っていて、よくわかっていらっしゃるので、そういう点こそが羽生選手の最大の強みだよね、といつも思います。
さらに、この記事では、グランプリファイナルへ向けて、テロ対策がとても大変であることが書かれています。
何よりも安全第一でお願いしたいですね。
こちらは、表彰式です。
今後、この世界最高のスコアが羽生選手自身への誇りではあっても、決して呪縛にはならないように…
そして何よりも、毎回、心に残るような素晴らしい演技が見られれば、私としてはさらにとても嬉しいです。
本当にキツイ、血のにじむような努力をしてきたと語った羽生選手。
羽生選手が、自らここまでハッキリというのは、珍しいかと思いますので、それほど頑張ってきたのだと思います。
「相変わらず凄いな…」と思うと同時に、嬉しいような… ちょっと申し訳ないような気持ちにもなりました。
羽生選手のもつ、これほどの「闘志」と「意欲」「意志の強さ」が、今日のような世界情勢のなかにあって、戦争のような人殺しの力として使われるのではなく、人を「生かし」「活かす」方向へと大いに用いられていることを、心から嬉しく思います。そのような環境を感謝します。
その陰には、歴史上の多くの犠牲があったこと、多くの人の命がけの闘いがあったこと、多くの人の祈りがあったこと、多くの人の努力があったこと、そしてその上での今日だということを、私は忘れないでいたいです。
こちらは、松岡さんとの対談。
私は、羽生選手は、構成を途中で上げるつもりでいたからこその2期目の「バラード第一番」だろうと思っていましたので、後半に4回転、だけで終わるわけはないと私は思っていました。
構成を上げるとしたら、ボーヤン・ジン選手と闘う直前に決まっているじゃないか、と思っていましたけど。(笑)
「僕、昔っからそうなんですけど、誰かが悪い演技をしたときに勝つのって、すごい嫌なんですよ、僕。
みんなが全部、全部出したうえで、それでも俺が1位なんだよっていう… たぶん、そこまで追い詰めたいんだと思うんです、自分。」
羽生選手は、正々堂々とした勝負で、堂々と勝ちたいわけですね。
松岡さんはこれに驚いていましたけど、これは羽生選手は以前からずっとこれを言っていましたからね。 ずっとファンだった人の多くは、よく解っていたと思います。
高校2年の時に出版された、「蒼い炎」の中でも明確にそれを語っています。全然変わっていませんね。
それから、パトリック・チャン選手との関係について、彼の過去の発言について、以前から羽生選手に向けられて流されてきた「嘘」があるので、これを機に明確に訂正しておきたいと思います。
パトリック選手が、ソチ五輪前に、羽生選手のことを「羽生は悪魔のようだ」と言った、などという「嘘」が、ソチ五輪シーズンからずっと繰り返し流されてきて、今でもしつこくネット上で書いている人たちがいます。
これは、完全な「間違った情報」ですし、あえて言うなら、意図的だった悪意ある「ねつ造」だったと断言してもいいです。
もともとその時に、パトリック・チャン選手が本当は英語でなんと言っていたかというと、
羽生選手にグランプリ・ファイナルで負けたことによって、自分の中に不安が生じたことを説明しただけの話だったのです。
チャン選手は当時、『 自分の右肩に悪魔が乗って「お前はユヅルに負けるよ」と囁いてきて、左肩には天使が乗って、「いや、そんなことはない」と囁いてくる』、という趣旨の発言をしたのです。つまりは、自分の心の中の葛藤を表現して話してくれた言葉だったのですが、それを、(簡単な英語だったのに!)、あえて「ねつ造」して、「羽生は悪魔(のよう)だとパトリックが言った」、などという「デマ」を何度も流した人々がいるのです。
これは、羽生選手にはもちろん、パトリック・チャン選手に対しても「大変失礼」なことだと、私は思います。
欧米社会において、誰か「人間」を「悪魔呼ばわり」するということは、大変な、究極の侮辱です。(日本だと、誰かを魑魅魍魎とか怨霊、閻魔大王扱いするようなものです。)
ですから、本当は違うのに、「チャン選手がライバルの羽生選手に向けて、そのように言ったことにしてしまう」ことは、両選手に対する大変な侮辱ですし、特に発言したことにされてしまったチャン選手に対する侮辱にもなります。
このような「嘘」「偽り」「ねつ造」攻撃は、羽生選手に対して、何年もずっと繰り返し流されてきました。
聖書に、「悪魔は偽りの父」(ヨハネによる福音書8章44節)とあるように、キリスト教圏では、あらゆる「嘘」「偽り」「ねつ造」は、悪魔から出てくるものという理解がありますので、時に「悪魔」と同じ意味になる、重い言葉です。まして、「悪魔」というそのものズバリの言葉が人に向けられた時、人格否定に等しいほどの激しい意味を持ちます。
日本語の「うそでしょう?」という軽い言葉は、「You must be joking!」などの言葉になり、「冗談言っているんでしょ!」という感じで、「嘘」という表現は普通は使いません。
羽生選手だけではありません。 浅田真央選手に対しても、形は少し違えど、同様の酷い記事や報道が、日本でも過去には沢山ありました。
人格否定や侮辱、暴言の繰り返し、といった、「精神的な殺人」とでも言うべき「言葉の暴力」が、どのような悲劇を最後には引き起こすのか、今日の日本の社会では被害者が絶えず、大きな社会問題へとつながっているのが現状だと思います。→http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASHCW51V7HCWOIPE018.html
今回も、両選手に対して、意図的とみられる意地の悪い記事が、試合直前という時期にわざわざ流されたのを見て、不快になったファンは多いと思います。
また特に、羽生ファンの皆様は、今日の様な緊迫した世界情勢の中で、「獣」という言葉を誰か「人」に向けて使うことが、国際社会でどのような重い意味をもっていくのか、知識として知っておいた方が良いでしょう。
「獣」は、有名な聖書の「ヨハネの黙示録」で、世界が滅びるほどの戦争を引き起こす「終末の世」に登場する、悪魔サイドの勢力のトップにつく人間のことを指す言葉として有名な言葉で、いわば悪魔側の代名詞です。「反キリスト」とも「独裁者」とも呼ばれ、その人物は最後には、「我こそは神」などと名乗って、その座に収まるとされています。
また、聖書では「嘘」はストレートに「悪魔」の代名詞の言葉なので、この二つの言葉「獣」「嘘」を使って選手を「一見ほめているように見せている」不自然な文章は、この知識を踏まえたうえで、意図的に使っているものと私には判断出来ます。
世界で活躍する人、特に経済界で活躍する人なら、その程度の知識は持っているのが、普通でしょうから、わざと使っているようにしか見えません。
今日のような、緊迫した世界情勢の中では、より慎重に扱うべき言葉だと、私は考えます。
どうぞ覚えておいてください。
さて… 一方で、すごいタイミングでこんな事件がありましたね。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151128-00000722-fnn-soci
「わたしは龍神だ! 死神退散!」などという呪文を唱えていた自称・祈祷師が、7歳の少年に、インスリンを投与させず死亡させた殺人の疑いで逮捕された事件。
こういうのに騙される人は、欧米ではかなり少ないでしょう。 自ら神を名乗っている時点で、最初から相手にしないからです。 残念で胸の痛い事件です。
さて、スペインで行われるグランプリ・ファイナルもさることながら、最も重要になるのは、アメリカのボストンで行われる来年の世界選手権だと思いますが、
そのアメリカの放送局NBCは今のところ、羽生選手のプログラムについて、「悪霊との闘い」という言葉も、「陰陽師」という言葉も、人物名さえも、一切使わずに解説してくれています。
他の英語圏の解説も、今のところ同様のようです。
特に、アメリカで解説を務めているジョニー・ウィアーさんは、前回のスケートカナダでも、今回のNHK杯でもどちらでも、「夏のアイスショーで一緒になった時、「ユヅルは僕に、『日本の文化の中にある、繊細さと力強さを表現したいと思っている』と語ってくれた」と、繰り返しこの点だけを強調して語ってくれていて、余計な言葉には触れないようにしているのがよくわかります。
今回のNHK杯では、別の解説者が、「これは日本の10世紀に実在した人物を表現した映画の音楽を使っている」との説明をしました(人物名は語っていません)が、その途端にジョニーさんが直ちに、「ユヅルはこの夏、僕に、日本にある『繊細さ』と『力強さ』という素晴らしさを伝えられるようにこのプログラムを作りたかった、と語ってくれました。」と語っています。
それ以上触れると、視聴者からの人気が落ちることをわかっているからこそ、このような対応になっていると、私は見ています。
また、前回のスケートカナダの時、ジョニーさんはさらに、羽生選手の「才能の凄さ」を徹底して強調した解説をしてくれていました。
こちらが、前回の、スケートカナダでの羽生選手の演技の、アメリカ(NBC)解説です。↓ 英語がわかる方は、聴いてみて下さい。(ちょっとおしゃべりでうるさめな解説ですが…)
https://www.youtube.com/watch?v=Rjorowp_8VE
この動画の中でも解説者たちは、ひたすら技術的な内容を語っていて、陰陽師という言葉も、悪霊との戦いがどうとも、一切語っていません。
…そのほうが、アメリカの現状を考えると、羽生選手にとっては有り難いと思いますので、本当に有り難い解説です。(笑)
また、「ユヅルは、今世界で最も技術的な面での天才スケーター(the most technically gifted skater in the world)であり、この夏の(一緒になった)アイスショーでは、4回転ループと4回転ルッツをやっていた 」と説明しています。(笑)
ここで使われている、gifted とは、神様から才能が「(特別に)与えられている人」=gifted という意味の言葉です。
日本語でも、「ギフテッド」という言葉が、突出した才能をもつ子どもを中心に使われてるようになってきているようですが、日本で「天才」というと、「努力しないでもすぐにできる人」の意味だと思ってしまわれたりしますけど、そういう側面ももちろんありますが、「突出した才能があって、それに向けて一心不乱に努力を継続できる情熱があること」が「天才」の定義になっていると思います。
羽生選手や浅田選手は、まさにこの基準に該当する人たちです。
浅田真央選手への、ロシアのタラソワコーチからの、愛情と励ましの詰まった記事。 → http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151205-00000545-san-spo
でも、選手はどんなに「天才」でも、神様じゃない。 人間だから、色々あるでしょう。
プルシェンコ選手は、その辺をよくわきまえていて、「天才」であることは決して否定せず、(むしろ認めて感謝していたでしょう)、しかし、「神だ」と騒がれることを自ら拒否してきましたし(騒がれていたこともあります)、時と状況に応じて、何を優先すべきか、そういった「判断」「戦略」がとても上手だったと思います。
余計なことには触れず、今のアメリカがこのような解説をしてくださっていることは、羽生選手にとっては、大変、有り難いことですね。
(ライバル関係にある二人のうち、一方のミスは徹底的に隠して、ライバルになる側の欠点だけを強調した、決して公平ではなかった解説を北米で繰り返された女子選手も、過去にはいました。本当に気の毒でした。しかし、それゆえに、北米での「フィギュアスケートの」人気はさらに落ちた印象です。視聴者も愚かじゃありませんから、気づくことには気づくのです。)
アメリカには、本物の悪魔礼拝者たちが、身体に五芒星(=英語で、ペンタグラム)を、悪魔への忠誠のしるしとして入れているという事実を知っている人が沢山います。パリの同時多発テロとアメリカへ向けたテロ予告の影響もあって、ますます敏感になっている人も多いだろうと思います。
そういう「しるし」は、自分から見るか、相手の側から見るかで向きや上下は当然簡単に変わってしまうということは、考えてみればわかるかと思います。自分の身は、自分で守ってください。
また、スペインは基本、カトリックの国ですが、既に10年以上前から、当時のローマ法王はオカルトブーム、魔術ブームのもつ重大な危険について、警告していました。そういうことに疎い「日本の大新聞」にさえ載ったことがあるほどです。
現在外務省から出されている、スペインの安全情報(テロ脅威度の引き上げに伴う注意喚起)のページ (12月現在有効)
→ http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C187
グランプリ・ファイナルへ行かれる方は、ご覧ください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151130-00000002-sanspo-sports
羽生選手の言葉を、上の記事から一部引用させて頂きます。(太字にしたのが、羽生選手の言葉)
『 羽生自身、「今季、ループを跳びたいとやってきたけど、まだできていない」と打ち明ける。が、この日もエキシビションに向けた練習で4回転ループに挑んだ。
近い将来、さらに進化した4回転時代の到来が予想される。羽生は「 僕は4つで十分かと言われればそうではないと思う 」と負けん気をのぞかせる。不可能を可能にしてしまう男には、3年後の平昌五輪までに新たな4回転投入の期待が高まる。
「戦う相手が誰でも関係ない。自分の記録だけじゃなく、自分の演技を超えられるように頑張りたい」』
素晴らしいですね。(笑) ぜひ、そのように頑張ってください!
羽生選手なら、絶対にできるよ!
どうか身体をお大事に、羽生選手が今後も幸せであれますように…
また、羽生選手が、多方面を配慮してかばうあまり、必要以上に傷つく羽目にならずに済みますように…
羽生選手に限らず、他の選手たちにも執拗に向けられた、「一見褒めているようで実は巧妙に貶めたり侮辱していたり、真実ではなかったりするような」、意地の悪い酷い記事や、人権侵害に該当するような報道が、今後、少しでも日本から減っていきますように…
心からお祈りしております!
大丈夫。
闇は光には勝てない。
羽生選手もあこがれてきたプルシェンコ選手は、そういう役割の人だったと思いますし、それこそが彼の強さなのだと私は思います! 今も昔も。(笑)
とにかく、今回は、おめでとうーーー!!
今後も素晴らしい演技を、とても楽しみにしています! もうただそれだけ!!(笑)