羽生選手! 21歳のお誕生日、おめでとうございます!!
何よりおめでたいのは、20歳の最後に、素晴らしい演技で歴代記録を打ち立て、世界中を感動させたことですね!
この1年は、手術等、大変なこともありましたけど、歴代最高得点の大幅更新&ショートとフリーのどちらもノーミスで終えるという、輝かしい形で20歳を終えて、きっとここからがまた、羽生選手にとっての素晴らしい20代の始まりになるだろうと、私はそう信じています。
あこがれのプルシェンコ選手も、羽生選手と同じこの頃から彼の「絶対王者」時代がはじまり、「絶対王者」という言葉が生まれました。
最初に、絶対王者と呼ばれた人は、プルシェンコ選手です。
試合前からいつも優勝がわかってしまうほど圧倒的だった彼は、誰かと闘っているのではなく、技術面でも芸術面でも、自分が見せられる最高のものをどのように今回は提示できるのか、という真剣勝負を常にしていたように見えました。
だから、プルシェンコ選手の演技は、いつも私にはとても楽しみでした。
必ず、観る価値があると思えるものを見せてくれたからです。
(一部ぶっ飛んだエキシビションについては、まあ、まあ…(笑)極度のサービス精神の表れが、宇宙の果てまで行き過ぎるとああなるのかな、と。(笑))
昨年は、羽生選手の誕生日に、荒川静香さんの、非常に美しい、記憶に残る、トリノ五輪のエキシビション動画を載せました。
あの頃は、いつか男子選手の中から、負けないくらい印象的なレイバック・イナバウアーを見せてくれる人が現れるなんて、本当に想像もできませんでしたけど… (笑)
今年は、そんな羽生選手の憧れであり、大きな原動力であり続けた、プルシェンコ選手の演技の中でも、今の羽生選手と同じ年齢の頃の演技動画を、贈ってみたいと思います!
羽生選手がとてもあこがれたという、プルシェンコ選手特有の「凄みのある存在感」、「崇高さ」、「芸術性の高さ」、「ほとばしる挑戦心の凄さ」、「訴えかけてくる迫力」等を、感じて楽しんでみて下さい。
まず、プルシェンコ選手20歳の時の演技。
ソルトレイクシティ五輪の翌年、2003年の世界選手権の予選で見せた、「カルメン」。
(以前ご紹介したものとは違う時の演技です。)
画像が悪いですが、ここでは、「4回転トーループ+3回転トーループ+3回転ループ」、という、非常に高難度の、3連続のコンビネーションジャンプが見られます。
同じく20歳の時の、このブログでは初紹介となる、2003年の世界選手権のショート「アダージョ」。
プルシェンコ選手は、迫力のある曲はもちろん、こういうしっとりとしたクラシックも沢山見せてくれました。
その多彩さと守備範囲の広さ、変わらぬ芸術性の高さは、当時も他の選手を圧倒していたと思います。
次も同じく2003年の世界選手権の、フリー。こちらも、当時の日本語解説版を拝借します。
タイトル「サンクトペテルブルク」は、プルシェンコ選手のスケートの原点となった故郷の名前。
彼のために作られた曲です。 旧採点法・6.0点満点時代の、最後です。
プルシェンコ選手は、技術はもちろんのことですが、それ以上に非常に高い芸術性・表現力で評価されていたのが、得点からもよくわかるかと思います。
こちらも、初めてご紹介する、プルシェンコ選手が21歳の時の演技。
2004年世界選手権のショート「タンゴ&フラメンコ」。
いつか、羽生選手にもこういうのをやってほしいですね! 楽しみにしています。(笑)
2004年世界選手権フリーでは、「ニジンスキーに捧ぐ」で、表現もさることながら、ジャンプ技術でも
「3回転アクセル+1回転ループ+3回転フリップ」という、非常に高難度の3連続をやってみせたプルシェンコ選手は堂々の優勝、
その後のエキシビションが、これです。
コミカルにやっています。 終盤で見られる片足のステップが凄いです。
プルシェンコ選手の演技は、いつもそうなのですが、どれをベストとして紹介したら良いのか、本当に迷ってしまうのです。
今回も、どれにしようか探しているうちに、またもや楽しくなっちゃって、迷いに迷って、本当に困りました。(笑)
ですので、技の成否や結果、芸術性におけるベストかどうかに構わず、彼が最も高評価を狙って勝負に出たはずの、世界選手権の演技だけを今回は選んでみました。
未来においていつの日か、羽生選手の演技も、「どれがベスト?」と聞かれて、
「ありすぎて困る!」「決められない!」「あれもこれもベスト!」と答える日が、きっと来るだろうな、と確信しつつ… (笑)
(私は今でもすでにこの状態ですが。)
羽生選手にとって充実した、楽しく、幸せな1年が待っていますように…!
あらゆることが、守られますように。
プレッシャーも楽しめちゃう 1年となりますように…!
心よりお祈りしております!