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史上最高難度の激闘!2017年4大陸選手権・真の「ホープ&レガシー」となった羽生選手の挑戦的な演技

2017-02-24 | 羽生結弦選手のおススメ演技動画集

 

2017年の4大陸選手権が終了しました。

日本の駐韓大使が一時帰国したまま韓国に戻らない状況という、異例の日韓の緊迫した政治状況の中、そんなことには関係なく、羽生選手がアスリートとして果たした役割や、試合やインタビューで見せてくれた精神、演技でやってくださったことは、本当に素晴らしかったと私は思います!

羽生選手、本当にお疲れさまでした!

 

韓国の江陵に、韓国・中国・日本の羽生ファンが大勢押し寄せたという今回、羽生選手の人気が国境を超えてアジア各国にまで不変・普遍なものであることが証明されたかのようでした。

 

羽生選手が深い思いや意味を込めて全身全霊で演じる、毎回の演技の一つ一つから伝わるものは、言葉や国籍の違いをも超えて、きちんと観る人たちに届いているのですよね…!

沢山の取材や、尋常でない大注目の中で日々を過ごし、どこにいっても誰かに常に見られているような状態で試合をこなすのは、本当に本当に大変なことだろうと思いますが、五輪に向けて免疫をつけて、適度に上手く賢くかわしつつ、楽しく乗り越えてもらえたら…と思います。 

 

 

さて、試合のほうは、「4大陸選手権」としては異例の、歴史に残る超・ハイレベルな闘い、

これは世界選手権か?と間違えるほどの激しい試合展開となり、それもこれも、来年の平昌五輪と同じ会場でのプレ大会だったからなわけですが、

羽生選手は見事に、自身初の「フリーで4回転を4本成功させる」という成果を出し、今シーズンでは最高点となる206点台をたたき出し、フリーでは1位となる素晴らしい演技でした。

 

それでも、アメリカのネイサン・チェン選手が、フリーで4回転を5本決めるという史上初の偉業を成し遂げ、ショートと合わせて7本の4回転を着氷したため、羽生選手は総合で惜しくも2位の銀メダルになりました。

でも、本来の予定していた演技とは違っただろうけど、とても素晴らしい試合内容、試合展開で、

見ている人たちに強い希望が伝わる、とても「懸命」で「賢明」な、カッコイイ、思わず惚れ直すような演技だったな、と私は思いました!

後々まで多くの人に記憶され、記録に残るような、まさにタイトル通り、「ホープ&レガシー」な演技となったところが、素晴らしかったですね!!(笑)

 

こちらは、試合全部、全選手の演技を収録した、フジテレビ公式無料動画。解説なしです。

動画の、3時間8分過ぎから、羽生選手のいる直前6分間練習が始まり、

3時間48分30秒過ぎから、羽生選手の演技が始まります。

得点も表示されて羽生選手がホッとしたのち、オーサーコーチが、「面白かったよ。ありがとう。」と羽生選手に言っていますね。(笑)

 

 

こちらは、試合直前の6分間練習の、現地の動画主様の動画。

動画5分35秒過ぎで、羽生選手が、本番では失敗してしまった4回転サルコウ+3回転トウの連続ジャンプをキレイに跳んでいるのが映っています。

 

こちらは、試合本番の演技。 

 

 

 

こちらは、アメリカのNBC解説 (ニコニコ動画 動画主様拝借いたします!)

 

(画面上のコメントを消すには、右下のセリフ吹き出しマークをクリックしてください。) 

アメリカ解説者たちは、羽生選手が五輪会場となる今回の会場のことを細かくチェックしたことまで、話しています。この段階では、アメリカ解説者たちはネイサン選手の素晴らしさを認めつつも、この演技をした羽生選手に、この後で勝てるとは思っていなかったようです。

 

こちらのスポニチアネックスの記事によれば、羽生選手は「同じ会場、同じ時間でイメージしながら臨むことが出来ました。五輪へ自信になりました。」と語ったそうで、少しでも自信になったのなら、良かったですね! 

この会場で、色々な不測の事態や体調不良をも味わいながらでも、このような成果を出せたことは、確実に未来につながることで、とても幸いだったと私も思います。

(でも、どうかお身体はお大事に…!)

 

こちらは、現地の動画主様の撮影された演技動画です。

その1(かなり近い距離、良い位置から撮って下さった韓国の方の撮影動画)

 

その2 (やや後方の客席、上の角度から見た状態を撮影されている動画)

 

前半はジャンプミスも全くない見事な演技でした。

途中のステップでは、今までと比べて表現に変化がありましたね。一部振付を変更したようです。

後半、特に心配されていた4回転サルコウがやはり2回転となってしまった後から、逆に気合が入ったかのように力強くなり、観る者の期待を良い意味で裏切っていく、ジャンプの即興変更が続き、

気が付けば、4回転を初めてフリーだけで4回成功させ、しかもそのうち2回は後半に成功、さらにトリプル・アクセルも後半に二つ成功させるという、前代未聞の非常に高難度なプログラムを、演技の流れの中で、その場の判断で平然とやってのけた羽生選手。

冷静さと同時に思わず惹き込まれるような熱さもある演技で、最後まで諦めない、挑戦的な攻めの姿勢の中に、強い希望を見せてくれました。

唯一惜しかったのはやはり、後半の最初のジャンプ、2回転サルコウになった後に1回転ループがついてしまったことでしょうか。これが得点で痛かったですね。

(本当はこの後に4回転サルコウをさらにくっつけた驚異的難易度の3連続ジャンプにするつもりで、1回転ループを加えたのだそうですが、身体の状態がちょっと厳しいと判断してとっさにやめたそうです。)

でも、その場その場のとっさの冷静な状況判断に垣間見える頭の良さと賢さ、いきなり変更してもその場で出来ちゃう4回転や3回転アクセルの技術力の高さと確かさ、(さすが、鼻をほじってでも跳べるなどと言われているだけのことはあります(爆笑))、窮地で見せた土壇場の底力と対応力…

いや~、正直、超カッコよかったですね! 

今回はもう、その一言に尽きると思いますね!(笑)

 

羽生選手が本来予定していた「ホープ&レガシー」ではなかっただろうとは思いますけど、

これはこれで、まさに本来の予定とは別の形での「ホープ」と「レガシー」に満ちた、後々まで語り継がれるような凄い演技となったと思いますので、素晴らしかったと思います!!

 

「ノーミス」「パーフェクト」にはならなくても、「リカバリー王者」としてのパーフェクトさを見た、とでも呼びましょうか… 

今回見せたこの賢さと冷静さ、疲れるはずの後半に「4回転に3つ挑戦してそのうち2つを成功」という、優勝したネイサン・チェン選手でさえやってはいない、「史上最高難易度」をやったことで、韓国メディアが当初報じたように、今回の羽生選手には「皇帝」感が確かにありました。(笑)

(ネイサン選手のすごいところは、4種の4回転が跳べ、しかもルッツをコンビネーションにできるところです。でも、4回転を4つとも最初に固めてあって、後半で跳ぶ4回転は一つだけなのです。でもそれはそれで己をわかっているからこそで、とても賢いと思うのですが。)

 

 

冷静に穏やかに美しく、しかし同時に力強く挑戦的にこなして最後まで集中力も切れなかった、という意味で、見事な演技だったと思います!

 

今回の試合展開で、フィギュアスケートに興味をもった一般男性や、感動した人たち、男性ファンは増えたのでは、と思いました。

 

後半4回転サルコウの失敗は、GPFの時から私はちょっと、何かあそこであれをやるタイミングに相性が悪そうな嫌な予感がずっとしていたのですが、羽生選手は練習では成功出来ていたそうです。

結局今回も、本番では残念な結果となったのですが、でもそのおかげで今回は、冷静さとリカバリー力が見られたので、それもまた良かったかな、と思いました。(笑) 

 

羽生選手は、インタビューで、最近は大学の授業で「人間の生命倫理問題」にハマっている、と答えていて、このフリーの演技の時にも「生命」について考えているのだと語っていたのですが、

今回の「ホープ&レガシー」でも、すごく力強く美しく尊い「生命力」を見せられたような気持ちになりました。

 

それにしても、最終滑走だったネイサン・チェン選手の、羽生選手のこの演技の後でも全く動じず、逆に会場の盛り上がりを大いに喜んで、「ますます意欲的に嬉しそうに堂々と」登場してきちゃうような精神、表情や態度は、「いつかのどこかの誰かさん」を連想させられてしまい(笑)、私は思わず吹き出しそうになりました。 

なんというか… すごい役者が揃った感じでしたね…!

 

私は、最終滑走になったネイサン選手は本番で4回転を5本跳んでくる可能性が極めて高いと思っていたので、予想通りでしたが、ネイサン選手のコーチが、「彼は戦士」だと断言するのも、良くわかる演技でした。

本当にすごい試合でしたね。

ネイサン・チェン選手の4種類の4回転を5度入れたフリー演技はこちら

 

もちろん、私は羽生選手に僅差でもいいから勝ってほしかったですが、メディアの注目も、ファンも、そして絶対にいらない魑魅魍魎なんかまでもが羽生選手に一極集中していくよりもは、こういう負担を共に担ってくれる選手が他にも現れるのは、羽生選手にとっては良いことだし、先のことを考えると、むしろ有り難いことだろうと、私も思います。

羽生選手は、切磋琢磨できる環境を喜んでいるようですね!

 

羽生選手の前に演技をした宇野選手だって、普段の4大陸選手権なら優勝しても当たり前ぐらいの演技内容でしたが、最後の二人が、フリーで4回転を5本に挑戦して共に総合300点超えで争うという、技術的にはフィギュアスケート史上で、間違いなく最高難易度の試合となりました… !

 

優勝したネイサン・チェン選手は、アメリカのソルトレイクシティに住む17歳で、アメリカ期待の天才です。

幼き日の羽生選手が胸躍らせた、ヤグディン対プルシェンコ対決で有名な、ソルトレイクシティ五輪の時に2歳だったネイサン選手は、あの五輪の影響で地元のスケートの環境が整ったという地から出てきた、羽生選手と同じ「ヤグ・プル時代の申し子」だと言えるでしょう。 

とても羽生選手の5歳年下とは思えない顔ですが(笑)、彼の動じない精神力と相手に敬意を払う態度、遠慮のない挑戦心は、 フィギュアスケート界では珍しい、典型的なスポ根少年だった羽生選手にとっては、本当に良い好敵手なのではないかと思います。

でも、コーチによれば、まだこのほかに隠し玉を用意しているとのこと。

油断はできないですが、煽られずに、長期的視野に立って、羽生選手は今の自分のやるべきこと、ベストを尽くすことに専念してほしいと思います!

未来を見据えて、怪我にはとにかく気を付けて、楽しく頑張ってほしいと、心から願っています。

 

こちらが、羽生選手が今回の試合を受けて、「一番楽しい銀メダルだった」と語ったニュース映像です。

「ネイサン選手が1位のところに座っていて、正直言ってうらやましいなーって、正直言って勝ちたいなって思いました。」

「今回が一番楽しかった銀メダルじゃないかなって思っています。」

「4回転もう一つっていうことはすぐ考えました。かなりとっさにやりました。」

 

(注:既に五輪で金メダルを持っていることほど、うらやましがられることはないだろうと私は思いますが…)

ネイサン選手は会見でこう言っています。

「ユヅが間違いなくこの競技のレベルを引き上げました。この競技の全ての要素、ジャンプ、スピン、表現、全てを共にフルパッケージとしてレベルを引き上げたのです。」

ネイサン本人も、ネイサンのコーチのラファエル・アルトゥ二アンコーチも共に、

「この数年間を牽引し、ジャンプもスピンも表現も、フィギュアスケートの全てのレベルを押し上げた」羽生選手を尊敬していて、かなりのファンだそうで、羽生選手はなんと、試合後にコーチにサインをねだられています。(上の動画内でも、最後に出てきます。) …良かったですね!(笑)

(サインを書いた本は、アイスジュエルズのVo.5ですよね?)

また、先ほどの映像の最後に、羽生選手はこんなこともコメントしています。

「今すぐ練習したいという気持ちが、メラメラと自分の中で盛り上がっているので」

「いや、本当に楽しいなって。

スケートやっていて、この時代に生まれて良かったなって、今思っています。」

 

この時代に生まれて良かったと思える羽生選手なら、全然大丈夫でしょう…♪ 

私も、羽生選手がこの時代に生まれてきてくれて良かったと、本当に思っています。

 

私としては、羽生選手が、ロシアのタラソワコーチにも、そしてアメリカのアルトゥニアンコーチにも… 

つまり、フィギュア界の名コーチと呼ばれる方々に、非常に高く評価されるようになっている今の姿を見るのは、本当に嬉しい限りです!

そして、韓国でも、注目の凄いアスリートとして歓迎されている様子は、ファンとしてもとても嬉しかったですね!

 

こちらは、予想以上の「羽生効果」に大喜びしているという、現地韓国の状況を紹介したデイリーの記事

 

 

 

 

私の個人的な感覚で言わせて頂くと、今回は、銀メダルだろうが何だろうが、

滅多に見られないような、ものすごく「カッコイイ演技内容」、「カッコイイ試合展開」を見せてくれたことがとても良かったし、さらなる可能性や希望を見せられた感じで、とても感動しました!!

「ヤグ・プル対決」を見て心燃やしていた羽生選手なら、いざとなったら、こういうことを絶対にやれるだろうし、絶対にやるだろうと常々思っていたのですが、

今回驚いたのは、リカバリー戦略として予め考えてあったことをやったのかと思っていたのですが、特にシミュレーションしていたわけではない形でのリカバリーを、その場で「ここでサルコウは跳べるか無理か」などを考えながら、ジャンプ1回1回、その場で判断して計算してとっさにやったと答えていた点でした。

その割には、後半の演技も、ジャンプしか頭にないような演技になってしまった印象はなくて、気迫に満ちていましたし、もちろん本来の表現面が全部は出せなかったであろうことは判りましたが、プログラムとしては、むしろ迫力を感じました。そこがとても良かったですね! 

ビールマンがなかったり、イナバウアーがいつもよりややぎこちなく見えたのは、多分腰が不調なせいだろうと思ったので… そこはとても心配でしたが、

そんな状況にしては、本当によく出来た演技だったと思います!

 

こちらが、スポーツ番組でインタビューに答え、演技中にどのように判断していたかを語ってくれた羽生選手の映像です。

 

 

 この羽生選手は、ご本人の言葉通り、「メラメラです」(笑)だそうですし、表情も顔色も良く、本当に意欲に燃えていて楽しそうなので、見ていて安心できますね。

以下、羽生選手のコメントの抜粋です。

「悔しい気持ちでいっぱいです。ただ、フリーの方では、まあまあ頑張ることが出来たと思っているので収穫はあります。」

「本当にジャンプの高難易度化と質が求められる、難しい時代になっているなーと思っています。」

(本当に大変な時代ですよね…と言われて) 「そうですね、でも楽しいです、はい。(笑)」

「悔しいですけれども、やはり、初めて4回転トウループを後半に2本入れてみて、跳べたという収穫はありましたし、あとはその自分の中で、冷静さというものを持ちながら、曲にのりながら、演技することが出来たので、そこについては非常に大きな収穫だと思っています。」 

4回転サルコウが2回転サルコウに抜けた後、1回転ループ(かつてのハーフ・ループ)を入れたのは、その後に実は4回転サルコウをさらにつけて3連続ジャンプにしようと思っていたからで、だけど、これは無理だと思ってとっさにやめたことを、ここで語って下さっています。 

私は見ていた時、なんであそこに1回転ループなんかつけてしまって、それだけで終えてしまったのかと思って一瞬心配したのですけど、(もったいなかったと思ったのと、また痛みでも出たのかと思って心配したので…)これを聞いて、理由が良くわかって納得しましたし、あの状態でも最後に4回転サルコウをつけようと思っていたなどという羽生選手のド根性というか、意欲が凄くって、逆に大いに笑えてしまいました。

羽生選手は本当に面白いですね。聞けて良かったです!(笑)

(※ 羽生選手は練習で時々、4回転サルコウが2回転に抜けた後に、1回転ループをつけて、さらに後ろに4回転サルコウをつけるという、非常に高難度の3連続ジャンプを跳んでいるそうです。)

そして、本来の3連続ジャンプのところでは、3回転アクセルをやめて逆に4回転トウループに変えたのは、「体力が余っていたので出来ると思ってやった」、というとっさの判断だったそうです。 最後のルッツをアクセルに変更したのは、(アクセルを2回跳んではいなかったので)「あ、アクセルが出来るんだって気が付いたので」やった、と。

これでもう今後は間違っても、「羽生選手は体力がない」などと愚かなことを言う人はいなくなることでしょう。(笑)


「ただ、一つ一つ考えながら、曲も感じながら滑っていたので、それほど苦しみもなく、呼吸の方も安定しながら滑れたな…という風に思いました。」

「あとはショート、フリーの一つずつのミスをものにしていかなくてはな…と思っています。」

(失敗した4回転サルコウについて) 「状態は悪くはないんですよね。試合では二つとも決まらずに正直言って自信をなくしかけていて、迷いがあったなという感じがするんですけれども、練習ではしっかり跳べていますし、実力的には到達しているところだと思うので、しっかりと一つ一つ確認しながら、また世界選手権に向けて頑張っていかないとなと思います。」

(演技構成点について) 「いや、もっと出せたなという感じはしますね。4回転サルコウの失敗で演技自体が途切れてしまっているので、そこは改善しないといけない点だし、ジャンプとしても技術点としても伸びていくところだと思っています。」

(ライバル勢について) 「特にやはり、ネイサン選手のクワド、そしてトリプル・アクセル、というのは、ものすごく大きなもので、僕自身もトリプル・アクセルを後半に2回入れていますけれども、やはり彼はアクセルが苦手な選手なので、そう言った意味では、すごい精神力だなと思って尊敬しています。」

「完成形は練習では出来ているので、その完成形の確率を上げていって、世界選手権で完璧にやりたいなと思っています。」

 「年々成長していると思いますし、年々やることも大変になっていって、また自分の限界に挑戦している感覚が非常に好きで、今回が多分一番楽しかった銀メダルじゃないかなと思っています。」

「これから誰がルッツやフリップを跳んでくるかわからないですし、もしかしたらアクセルを跳んでくるかもしれないですし、本当にこれからのスケートがまた楽しみで、練習がまた楽しみになりました。」

 

(会場について)「ジャンプが跳びやすく、快適な温度で、音響も非常に良くて、僕にとって非常に良いリンクだなという風に感じています。」

「とにかく、またここで滑りたいっていう気持ちが強くあります。」

(1年後の目標)「もっと強くなりたいですね。ただただ、ジャンプをこなすだけでもなく、トリプルアクセルの質や4回転の質もあげていき、その中でもっともっと演技できる、表現できる、そして一つ一つのエレメンツの質をあげていくということが、またなんか、いい意味で成長意欲を掻き立てられた試合でした。 もう、メラメラです。」

(ライバルの存在のおかげかと問われ)「もちろんライバルも含め、自分の演技に対して、悔しいな、不甲斐ないなという気持ちが沢山あるので、まずはそこを一つ一つクリアしていきたいと思っています。」

(最後に、ファンの皆様へのメッセージ)

「今回も沢山の応援をありがとうございました! 現地に来てくださった方々も、テレビの前で応援してくださっている方々も、ネットで見ている方々も、本当に沢山沢山の力を頂きました。

えー、順位としては2位と一歩届かずでしたけれども、フリーで1位をとれたのは、間違いなく皆さんの力のおかげだなと思って痛感しています。これからもさらにレベルアップして頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします!(笑)」

 

 

 

こちらのニュース動画では、次のようなコメントも出ていました。

「自分の中でも落ち着いていられて、あのー、非常にバランスのいい状態ではあったなーという風には思っています。」

「フリーでは僅差で1位をとることができましたけれども、まあこれから、もっともっと対策を練っていって、まあ自分の実力っていうものも、しっかり上げていかなければいけないなーという風に痛感させられました。」

「本当にこれからのスケートが楽しみで、また練習が楽しみになりました。」

 

こちらのニュース動画では、次のように語っています。

「フリーは、言ってみれば… すごく…うん、挑戦的にやりました。」

「正直言うと、勝ちたかったな…っていうことを言っていたんですけれども、」

「自分の限界に挑戦している感覚が非常に好きで、今回が一番楽しかった銀メダルじゃないかなと思っています。」

 

羽生選手は、これで4大陸選手権に過去3度出て、なんと3回とも銀メダルという結果なのですが、

(それはそれで凄いのです!) 

羽生選手はもちろん、「なんで4大陸選手権だけ勝てないのか」と思っているでしょうけれども、

私から見ると実は、この過去2度(2011年と2013年)の、4大陸選手権の銀メダルはどちらも、「非常に良い思い出」しかなくて、「記憶に残る演技」「記憶に残る大会」になっているんです。(笑)

 

演技は、いずれもパーフェクトではなかったけど、どちらも、演技中の羽生選手を見ていて、

すごく希望のもてる「何か」を発見したり確信できたり、同時に、思わず感動して唸るような「惚れ込み要素」があって、なぜだかやたらと未来への希望に燃えて終わるのが、私から見た「羽生選手と4大陸選手権」でして(笑)、毎回、良い意味で非常に強く記憶に残る試合になるのです。

だから、この4大陸選手権の銀メダルに限っては、「少なくとも私にとっては」ですけど、毎回、とても特別な感情の残る、思い出深いものとなっていたりします!

3度目の銀となった今回も、優勝を逃したのは確かに残念でしたけど、「やはり今回もまたそうだったな~♪」と思えた銀メダルで、羽生選手を見ていて、希望を強く感じさせられた終わり方でした。

もちろん、3回の中では今回が内容は一番良かったですし、試合レベルも比較にならないほど高かったのですから、単純にメダルの色だけでは、結果というのは語れませんね!

 

今シーズンはショートのテーマが、明るいノリの、「悪魔の引き下げ専門エレベーターなんかに負けないで、無我夢中になって打破していこうぜ!」なのですから、(笑)何が起きても、その姿勢を自らが率先して示して、どんどん貫いてほしいと思います♪

 

Asian Dream Songを使って、Asiaの地で、「Hope&Legacy」な演技も出来たのだし、

その意味では、とても良かった試合だと思いました…!

「A world of never ending happiness」を目指して、これからも頑張って下さいね!

気が付けば絶対に、「You can always see the sun, day or night」となっていることでしょう!(笑)

 

どうか健康が守られていきますように…!!

羽生選手には、気合が入りすぎるあまり、身体に無理が生じないように、どうかそこだけは本当に気を付けて頑張ってほしいと思います。

世界選手権では、一体どんな「Hope&Legacy」な世界が見られるのか、心から楽しみにしています…♪

 

羽生選手、頑張れ~~!! 

 


「知恵を得ることは金にまさり、

分別を得ることは銀よりも望ましい。

正しい人の道は悪を避けて通っている。

魂を守る者はその道を守る。

 

何事にも目覚めている人は恵みを得る。

主により頼むことが彼の幸い。

心に知恵ある人は聡明な人と呼ばれる。

優しく語る唇は説得力を増す。」  

(箴言 16章16,17, 20,21節  旧約聖書:新共同訳より)


「神に従う人は七度倒れても起き上がる。」  

(箴言 24章16節  旧約聖書:新共同訳より)