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ジャパン・オープン2017と他の試合・日本選手たちの健闘ぶりを楽しむ!

2017-10-10 | フィギュアスケート全般について

 

 

羽生選手は出ていないのですが、 さいたまスーパーアリーナで行われた、「ジャパン・オープン」が終わりました。

(このページ最後に、羽生選手のこの間のオータムクラシックのショート「バラード第一番」の動画を載せてあります。)

 

三原舞依選手が、ノーミスで大活躍の大健闘をして、技術点ではロシアのメドベデワ選手を上回り、

総合点では、技術力では実質、今の女子のトップなのではないかという、ロシアの昨シーズン・ジュニア女王だったアリーナ・ザギトワ選手を上回るという、快挙!

やはり3回転ルッツからのコンビネーションを2種類も跳べるというのは、強いですね!(ロシアのトップ二人には、これは出来ませんからね。)

 

前回のオータムクラシックの時より、衣装も演技も良くなって、なおかつ名プログラムになる印象を与えて、大会を終えました。

前回は、スポ―ティ過ぎた衣装が、演技の雰囲気と合っていなくて、それだけでもかなり損していた印象でしたが、それも改良され、

(まだもう少し改良できそうですが)

今回は振付師のデビッド・ウィルソンさんに手の表現まで直されたそうで、なおかつジャンプもノーミス、総合的にかなり良くなって、ハイスコアを出しました。

やはりこの選曲は三原選手に合っていますね。 

伸びやかなスケーティングと曲調とで、あっという間に演技が終わった感じでした。 幸せなプログラムですね。

私、本当は「いつか」で良いから、羽生選手に滑ってもらいたいと思っていた曲なのですが…(笑)

(ボーカル版じゃなくてフルート版でもチェロ版でも何でも良いのですが、どれであっても、歌手や演奏者さえ良ければ、本当に名曲です。) 

映画「ミッション」は宣教師の殉教の話ですが、その中でも、この曲「ガブリエルのオーボエ」は、まだ見ぬ「天国」に思いを馳せて、一途に思って奏でられる曲なので、後からつけられた「ボーカル版」での歌詞も、天国世界を描いている、そういう歌詞になっています。

羽生選手の昨シーズンの「Let's go crazy!」と、曲調は全く違うし印象も全然違うけど、実は同じところを目指して歌っている曲なんですよね。

ヘイリーさんの歌はとても清らさかと澄んだ印象があるから、ピュアなハートをお持ちの印象の三原選手にはとても合っていましたね。

今後、さらに良くなっていくのではないかと思います! 

 

 

宇野選手はジャンプの複数ミスやコンビネーション抜けが響いて得点はあまり伸びませんでしたが、表現面は、特に前半は、前回よりさらに良くなった印象でしたし、そういう面では、決して悪くはなかったと私は思いました。

 

ネイサン選手も、4回転4本(5本跳ぶ予定だったっぽいですが)、ということでしたが、やはりミスが入ると得点が伸びず、

4回転2種類を入れただけのハビエル選手が、男子ではトップのスコアとなりました。 

オータムクラシックといい、今回のジャパンオープンといい、決してハビエル選手も好調なようには見えなかったのですが… 無理していない分、あるいはミスが少ない分、複数4回転が跳べる選手たちに、今のところは、結果的に得点で勝っていますね。

やはり4回転複数を沢山跳ぶと、ハイリスク・ハイリターンになるので、そこが勝負としては難しいところなんでしょうね。

 

ハビエル選手のフリープログラムは、途中で「ラ・マンチャ!」と叫んで曲調がガラリと変わる場所で、どうしても私は笑ってしまいます!(笑)

楽しいプログラムと思いますけど、ハビエル選手はこういうの本当に好きなんでしょうね。

 

羽生選手がコミカル系を滑るとどうなるんだろう…? 出来なくはないと思うのですが。 ちょっと見てみたくなりましたね。(笑) 

きっとハビエル選手の演技を見ながら、たまには真似したりしているだろうから、いつかそのうち!(笑)

 

 

織田信成さんは、30歳にして、なんと4回転トウループを2本入れて成功させ、とても引退して何年も経ったとは思えない、素晴らしい健闘ぶりでした!

 

特に、最初の4回転トウループ+3回転トウループのコンビネーションは、本当に着氷まで美しくて、あの着氷時の「ふわっと感」というか「しなやかさ」は、

織田さんにしか出せない個性だと思いますし、とても素晴らしかったですね!

試合にはプロとして出てきましたけど、今後はもう出ないとのこと…  

もったいない気もしますが、今回も直前まで4回転ルッツまで挑戦していたとのことで、すごい努力をされていたんですね。いや、楽しくなっちゃったのかな?(笑)

織田さんは本当に信じられないほど五輪には縁がありませんでしたけど、その稀有な才能や得意分野を活かして、まだまだ別の形での活躍を期待したいと思います!

 

こちらは、本田真凛選手の、新SP「The giving」と、アンコール演技。

 

「一聞き惚れ」だったという曲への変更。 

惚れ込んだ曲で、なおかつ良い曲なら、精神面でも良い影響が出ると思いますけど、

やはり変更して 良かったんじゃないでしょうか… 

今回は エキシビションとしての演技でしたけど、これでSPとしてジャンプが決まったら凄いですね。

 

どんな曲でもEXでも、やたらとせわしなく動くばかりだったり、なぜか手の表現がかなり手抜きな最近のロシア女子を見ていると、

以前の、技術面だけでなく、どこをとっても美しさで際立っていたようなロシアのフィギュアスケートはどうしたのか・・・?と思えますし、

タノ・ジャンプの、ご本家ボイタノさんは、不服なんじゃないかと思えてきます…。

 

 

 

フィンランディア杯に出ていたヴィンセント選手の新フリー(ロミオとジュリエットをやめて、新しく作ったやつ)は、

まだ滑り込めていないし最後がバテ気味でしたが、振付師のジェフリー・バトルさんがかなり力を入れて作ったな、という印象のプログラムでした。 

全編ボーカル入りだったのにビックリしましたけど、滑り込むと後半は感動的な感じなプログラムになるかと思えましたね。

彼も今回はちょっと体調不良な印象でしたね…。 

 

 

同じくフィンランデイア杯に出ていた白岩優奈選手は、SPは回転不足のせいでスコアは全然伸びていませんが、演技自体は、特に前半はのびのびしていて美しいですし、

何より白岩選手は、その笑顔も素晴らしく愛らしく、喜びが感じられてよかったです。

「亜麻色の髪の乙女」の音楽に合わせて、イメージがわくような、とても美しい演技を披露してくれました!

後半がジャンプミスで気落ちしてしまったように見えましたけど、滑り込んでいけば、とても素敵なプログラムになるのではないかと思いました。

 

 

 

演技は見られなかったのですが、坂本花織選手が、新SP「月光」で後半ジャンプを全て決め、かなりハイスコアを出したようで、良かったですね!

三原選手と二人、技術力の高い「神戸組」は切磋琢磨して頑張ってほしいと思います!

 

 

こちらはジュニア男子の、島田高志郎選手。 

早くからその才能を見込まれていてファンも多い選手ですが、2001年の9月11日生まれという、一度聞いたら忘れられない、なんとも運命的な日に生まれた彼。

怪我していた状態から、良くなってきたところでしょうか。

曲がすごく素敵でカッコイイです!

 

島田選手は、とても雰囲気のある選手なので、こういうのが得意ですね。 

羽生選手以外で 違和感なくロミオの出来る、貴重な日本人男子選手です。

 

 

こちらは、ジュニアでグランプリ・ファイナル進出を決めた唯一の男子、須本光希選手のフリー「レ・ミゼラブル」。

なかなか素晴らしかったですね! 

ご自分で振付もされたりするらしく、なかなか豊かな才能をお持ちのようなので、ファイナルでも頑張ってほしいと思います!

 

 

そして、前回のオータムクラシックで載せられなかった、ミーシャ・ジー選手のフリー演技。 

 

マスネの「タイスより」。

ミーシャ選手は、五輪にも出るみたいですね。 引退しなくて良かったですね!

今シ―ズンは、SPもFSも、どちらのプログラムも、とても素敵です!

 

 

最後に、羽生選手の演技を。

この間の、オータムクラシックのショート「バラード第一番」です。 歴代最高点を、さらに更新しました。

この演技でやはり目を引くのは、後半に入れてきた4回転トウ+3回転トウの、後続ジャンプに、両手上げをつけたところですね! 

なんか簡単そうにあっさりとやっちゃったけど…(笑)

ステップは私にはちょっと辛そうに見えたけど、実際、羽生選手も「倒れなくて良かった」と思ったほどだそうですが、

何も知らずに見ていればそれはそれで、最初からこういう表現だと思うこともできるような演技にはなっていましたね!

 

体の調子がよくなったら、羽生選手本人がさらに納得できるような演技が観られるだろうと思いますけど、

まずは日々、一つ一つのことが守られていき、体調を整えて、ベストを目指していけますように…!

 

 

「試練を耐え忍ぶ人は幸いです。

その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。」

(ヤコブの手紙第一 1章12節    新約聖書 新共同訳より)