10月25日:インタビュー記事、演技動画、インタビュー動画を複数追加しました
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羽生選手、4回転ルッツ初成功、おめでとう!!
今回はもう、これさえ決まったら、それだけでも良いのでは、と思っていた私としては、報道での、公式練習時の成功率を考えれば、試合本番でこれが決まったのは本当に幸せなことだったかと思います!
オータム後に、右ひざがすぐに治ったとは思わないので、特にループは、あまり練習できていなかったのではないかと想像されますので、3回転にまとめられただけでもまずは良かったですし、十分…と言いたいところですが、
でもやはり、せっかく昨シーズン、自分のものになったはずの「4回転ループ」が決まらないと、ルッツを新しく跳んだ効果も下がってしまうし、得点ではあまり報われないですね。
あと、3連続ジャンプが抜けてしまったのは痛かったですね。
衣装も明らかに金が増えていて、そこは良かったと思いますし、演技自体は清らかな感じがしたけれども、ステップやアクセルであまり以前ほどの安定感が感じられないのは、やはり右ひざを痛めていた影響なのかな…?と思えたり。
ネイサン選手は、前半に固めているとはいえ、4回転4種類決めてきたから、これはもう仕方がないですかね。
こちらが、羽生選手のフリー演技
冒頭の4回転ルッツが、派手に華やかにバーンと跳びましたよね!(笑)
着氷も上手く堪えたし。
確かにここ一つとっただけでも、以前のSEIMEIとは全然印象が違っているかと思います。
後半は、4回転トウループ+1回転ループ+3回転サルコウ、の3連続ジャンプを跳ぶ予定だっただろうと思うのですが、それが単発2回転トウループになってしまったのが、得点では最も痛かった点ですね。
上手く決まったら、20点近くは入るであろうところが、ほとんど点にならなかったので。
転倒はないので、見た目の印象は悪くなかったですが。
ラストのコレオシークエンスは、過去のものより印象が良くなったと思いました。一応、見ていて伝わるものはありました! でも、色々と…さらにうんとよくなるだろうとも思いますし、そうしていくべきでしょうね。(笑)
昨日のショート後、インタビューで、毎年、グランプリシリーズの初戦で2位になるのを、「洗礼」と答えたそうですけど、確かに羽生選手にとってはそうですね!
「洗礼」の真の意味は、「それまでの自分に死に、自分の自我に死に、キリストと共に蘇る(生まれ変わる)」ことであり、キリストに従う意思表明であり、その象徴なのだから、是非、「今年も」そうなりますように…!(笑)
これは全てを知り尽くしていらっしゃる神様からの、羽生選手への、本気の深い愛だと私は思いますよ!(笑)
ただ、プログラムについては、史上最高得点、最高得点、とあおっているけど、2年前の「SEIMEI」も、一番肝心な、全員が本気で勝負する世界選手権(ボストン)では2位だった、それが結果としては最も深い意味をもっていると私は思います。
そして、五輪の会場となる韓国と日本の歴史の「真実」をきちんと知り、何が相応しいのか、何をどうすればよいのか、良くなるのか、「羽生陣営は」もっと真剣に考えてほしいですね。(追記:何を言いたいのかは、下のコメント欄に書きました。)
韓国の羽生ファンは、ショートの時からあった今回の試合会場のバナーを見てどう思ったでしょう。アメリカ人なら、あれを見て今回は羽生選手に勝てると思ったでしょうね。
何が伝わってしまうのか、何を伝えていくのか。
どんな影響が出てしまうのか。
霊的な世界の重い意味だけでなく、日韓の歴史上、あれがどういう深刻な意味をもち、どういう感情を想起する人が出るのか、全然わかっていないファンが多すぎるので。
羽生選手は、4回転ループまでの3種類4本で、「Hope&Legacy」で、223点という史上最高得点を、今年の4月に出していたことを思えば、今回は4回転ルッツを決めても30点も下なのだから、プログラムのあり方も含めて、未来に生かしてほしいと思います…!
まあ、私は、2連覇だの優勝だのにあまりこだわりすぎずに、リスクを承知で、ただ挑戦していく羽生選手の姿もとても好きですけどね!
だから今回は、私はこれで良かったと思っています…♪
とにかく、初めて、4回転ルッツが決まって、本当におめでとう!!
今は、明日のエキシビションを、とても楽しみにしています!
2011年に初優勝できた、思い出の地で、楽しく滑って下さい…♪
よく休んで、お疲れがよくとれますように…!
お身体に無理がかかっていませんように…。
会場でお子さんと見ていたという、プルシェンコさんと、良いお話が出来ますように…♪
こちらは、フリー後のインタビュー映像です。テレビ朝日インスタグラム動画
こちらはインタビュー全体の動画
サンスポから一問一答
――ルッツを跳んだときの気持ちは
「緊張した。回転しきれたことは良かった。もっと完成度を上げ、これを一つのステップとしてやっていけたら」
――冒頭にルッツを跳んで、後のループなどに影響が出た
「僕の場合、(ジャンプの)難易度順に、徐々にステップアップしていくタイプ。ルッツが跳べるようになって、ループもだいぶはまりやすくなった。かといって難しいジャンプにばかり手をつけていると、他のジャンプに影響がでてしまうこともある。僕の中の(ジャンプの)作り方としては、(段階を追うのが)正常なのかな。一つ一つクリアしてここまできた」
――終盤はスピードが落ちた
「やっぱりルッツを入れてやるのは大変だと思う。今回の試合は、まだこの構成で滑り込みができていないという感覚がすごくあった。SP全体のミスの多さが最終的に結果に響いた。でも、これだけ大きなミスを続けているにもかかわらずフリーでは1位をとれた。ルッツがあったからかな、と思う」
――4回転ルッツで他のジャンプに影響が出るとは
「跳び方が全然違う。特に僕の場合は全部使い分けて跳んでいる。あっちこっちに手をつけていると本当に訳が分からない形になって、コントロールの仕方があまちゃんだなという感じ」
――SP、フリーともに最高難度に挑んだ手応えは
「まだまだ。10%も満たしていない。ルッツに関しては今現在の状況ではよくやった」
――4種類目の4回転ジャンプを決められた意味は
「とにかく試合で決められたのは大きい。試合で決めて、イメージがつくし、そのおかげでいろんな所に着手して練習していける」
――SP、フリーともに挑戦できたという充実感はない
「失敗したものは駄目だなと思う。成長すべきところがまだ残っている。悔しいなと思う。」
こちらの日刊スポーツ記事から、羽生選手のインタビュー内容です。
「(シーズンに向けて)挑戦しに行ったが、結果としてミスになってしまっているので、自分の弱さだなと思います。(4回転ルッツに加点も)完璧なジャンプではないが、まだまだいいジャンプが出来たと思う。昨シーズンから積み重ねているループジャンプがショート、フリーともに入っていないのが残念。ルッツに今回は集中していたのはあるが、練習が足りないなと思った。(五輪には)1つ1つステップアップしていかないといけない。過去の事とかは比較する気はないが、とにかくいつもより前進しているなという感覚はあるので、シーズン後半に向けて1つ1つクリアしていきたい」
「(プログラム曲の「SEIMEI」には)まだまだ、いっぱいいっぱいです。自分の本来の演技内容ではないので、悔しい思いがありますし、まだまだだと思う。これから努力を重ねていかないといけない。(五輪シーズンに)悔しいですし、悔しい思いと収穫あった思いの両方あったので、これからもっと成長していけると思いますし、どんどんつなげていきたい。楽しみながらスケートをやっていきたい」
…「楽しみながらスケートをやっていきたい」と羽生選手が思えているのなら、それが一番良かったですね!(笑)
この記事の最後に、こう締められています。
『ソチ冬季五輪金メダリストが時折みせた笑顔の中には、平昌五輪へのプレッシャーやライバルとの戦いよりも、フィギュアスケートの持つ本来の技や競技の奥深さへの追求、進化する自分への期待感に満ちあふれているようにみえた。』
…なら、良かったですね!(笑)
こちらは、羽生選手が試合後に松岡修造さんに語ってくれた、4回転ジャンプについてのインタビュー動画です。
「新しい武器を一個手に入れたというか、やっと使える段階になった感じですね」
面白い言葉が飛び出しました。
「(4回転ジャンプは、)みんな友達なんですけど、多分、言ってみたら…」(羽生選手)
…スポ根好きな人が言いそうな…(爆笑)でも、本当にそういう感覚なのでしょうね! 4回転ルッツはまだ仲良しさんではないようですが、親友目指して下さい。(笑)
(この映像、1分18秒ぐらいで出てくる「ソチ五輪の時には2種類だった4回転ジャンプを~」と説明されている時の映像は、ソチ五輪の映像ではなくて、今回の4回転ルッツの映像です。)
こちらのニュース動画では、4分ごろから、羽生選手のジャンプへの思いが語られます。
4回転ルッツを入れることを、当初はオーサーコーチに反対されたという説明の後、
「それじゃ試合じゃないだろう、っていうのが僕の気持ちで、自分がスケートをやっている意味がなくなっちゃう気がして…」
「スケートをやっている意味がなくなっちゃう気が…」まで言っていますよ。(笑)
羽生選手は、挑戦している時がとても楽しいのでしょうね! ただ勝つことだけに意味を感じているわけではない、ということですね。
やはり、ネイサン選手やボーヤン選手や宇野選手が、次々とジャンプ跳んできますから、燃えてくるのでしょうね。
翌日のインタビューでは、羽生選手はこのように答えています。
「脚がくたくたになるまで滑ることができる幸せを感じながら試合をしていた。(手応えは)10%にも満たない。ルッツは今の状況ではよくやった」
「試合で(4回転ルッツを)決められたことは大きい」