いにしへを語る みやびの菓子は
誰が名付けしはなびら餅
透き通る薄紅は
めでたくも訪れる新しい朝の
あけぼのに染まる茜の空の色
それは初々しい少女の頬に
湯気立つ如き温いいのちの色
年の初めを祝おうと
朱塗りの皿に置かれた菓子は
大地の力の種を宿し
射し込む朝日の光に包まれる
刻まれた時を無言で語り
羽二重の柔和さで存在する
美しい日本の新年のことほぎ
はなびらの餅よ
誰が名付けしはなびら餅
透き通る薄紅は
めでたくも訪れる新しい朝の
あけぼのに染まる茜の空の色
それは初々しい少女の頬に
湯気立つ如き温いいのちの色
年の初めを祝おうと
朱塗りの皿に置かれた菓子は
大地の力の種を宿し
射し込む朝日の光に包まれる
刻まれた時を無言で語り
羽二重の柔和さで存在する
美しい日本の新年のことほぎ
はなびらの餅よ