晩夏の朝と夕べの
肌をかすめる涼風は遠来の旅人
芒の穂が伸びて風に揺れ
空を写す季節の画
備前の高坏には辛口の冷酒
語り合う火と土
津軽の香りは透き通る海の漬物
群青の器の上
黒ビロードのような高原の
大粒の豆は白い皿に
酒が季節をはこび
夕暮れは静かにいくつもの思い出を重ね
蜩の合唱が夕闇を呼ぶ
ことし訪れるのは あなたの
何十回目の秋ですか
肌をかすめる涼風は遠来の旅人
芒の穂が伸びて風に揺れ
空を写す季節の画
備前の高坏には辛口の冷酒
語り合う火と土
津軽の香りは透き通る海の漬物
群青の器の上
黒ビロードのような高原の
大粒の豆は白い皿に
酒が季節をはこび
夕暮れは静かにいくつもの思い出を重ね
蜩の合唱が夕闇を呼ぶ
ことし訪れるのは あなたの
何十回目の秋ですか