母はふるさとの風

今は忘れられた美しい日本の言葉の響き、リズミカルな抒情詩は味わえば結構楽しい。 
ここはささやかな、ポエムの部屋です。

青くて高い秋の空には

2017年09月29日 | Weblog
空は高い

すじ雲引く 秋の空はもっと高い

青が彩度を増し 遠くにこころを誘う九月のおわりの

涼しい風渡る空の果ては

いのちを集め愛する方がいる

いのちは魂となりさまよいながら

その方の手のひらに乗り

安らぎは永遠に護られてゆく


地上に居る人間の生身のいのちは日々うごめき

愛し 裏切り 悩み 喜び 畏れと闘い 傷を受ける 

それでも最後に何かに気づき 辛さを堪えて優しい心に戻る

それはきっと天上から 見つめて見護る方たちの

愛や慈しみの中にあ(存)るから
コメント (6)
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